「つい先延ばしにしてしまう」「気づけばスマホに手が伸びている」。しかも、スマホ特にSNSやショート動画の類いは、中毒性が………。
最近ではこんな、ドーパミンに支配されてしまったような行動を「ドーパミン中毒」、そんな傾向を強く持つ人を「ドパガキ」と揶揄することもあるそうです。怖いですね……。
こんな悩みを抱えているなら、「ラーニングタイマー」が効くかもしれません。
筆者もついダラダラしてしまうタイプなのですが、ラーニングタイマーを手元に置くようになってから、作業効率が大きく変わったのです。
本記事では、ラーニングタイマーで変わったことを、筆者の実体験をもとにお伝えします。
ラーニングタイマーとは?
ラーニングタイマーとは、勉強や仕事専用のデジタルタイマーのことです。カウントダウン・カウントアップなど、自分の作業スタイルに合わせて時間を計れます。

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ラーニングタイマーで変わった3つのこと
1. 先延ばしが格段に減った
一番大きいのは、先延ばしがぐっと減ったこと。
ラーニングタイマーの多くはSTART/STOPボタンが大きくつくられていますが、この仕様が思いのほか先延ばしを防ぐのに効果的でした。
「作業を始めようかな、でも面倒だな……」と感じた瞬間、とにかくタイマーのボタンを手のひらでバシッと叩いてみます。この力強いワンアクション自体が軽い気分転換になり、スッキリ感を味わえるのです。そして、ボタンを押した瞬間にカウントダウンが始まると、その数字を見て「よし、やらなきゃ!」と自動的に行動スイッチが入る。こんな流れでスルスルと行動できてしまうのです。

脳科学の分野では、くり返される一連の行動が習慣や儀式として定着し、なかば自動的に実行されるようになることが指摘されています。*1
つまり、ボタンを押すという行動そのものが、脳にとって「作業をはじめる合図」になっていると考えられるのです。
筆者は、メールの返信ひとつにもラーニングタイマーをかけるようになり、ずいぶん先延ばしの回数が減りました。
2. 一度はじめると集中できるようになった
作業を一度スタートすると、最後まで途切れずに集中できるようになったことも大きな変化です。ここで一役買っているのが、タイマーをカスタマイズできる機能です。
筆者が愛用しているラーニングタイマーは、タイマーの時間と間隔を自由に設定できます。たとえば「30分作業してアラーム→5分の休憩後にアラーム」を3セット繰り返す、といった少し複雑なサイクルも手軽に組めます。
自分にもっとも合ったペースで作業と休憩を交互に回せるため、結果として高い集中力を維持できるようになりました。
実際、作業の合間に短い休憩を定期的にはさむと、時間の経過によるパフォーマンスの低下が抑えられ、集中が安定しやすいという報告もあります。*2
一度この設定さえ済ませてしまえば、あとはボタンを1回押すだけでタイマーのサイクルが自動でスタートします。余計な思考や手間をはさまずに作業ルーティンへ入っていけるため、無理なく習慣化しやすい点も魅力です。
3. 「ついスマホを触ってしまう」がなくなった
作業中にスマホを使う必要が出てきて、つい触ってしまい、そのままネットを見てしまう……これが筆者のお決まりの脱線パターンでした。
しかし振り返ってみると、その「スマホを使う必要」の正体は、筆者の場合、仕事や勉強に必要なちょっとした調べものがほとんどでした。

そこで、調べものの時間をあえて独立させ、ラーニングタイマーで管理する運用に変えてみました。
具体的には「30分作業 → アラーム(15分調べもの) → アラーム(5分休憩) → アラーム(作業再開)」というサイクルです。作業中に気になった内容は、ノートに「★」マークをつけたりPCの付箋にメモしたりしておき、調べものの時間にまとめて確認するようにしました。
スマホをタイマー代わりにしていないので、作業中にうっかりスマホを手に取ることもありません。ラーニングタイマーを使うことで「この時間はスマホを触らないで作業をする」という線引きがはっきりし、脱線を防げるようになりました。
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「仕事や勉強に集中したい」と思ったら、専用のラーニングタイマーを取り入れると作業効率がアップするかもしれません。まずは環境を整えるところから始めてみませんか。
よくある質問(FAQ)
Q. タイマーの分数や間隔は、どう決めればよいですか?
Q. 作業中に調べものをしたくなったときは、どうすればよいですか?
*1: Annual Review of Neuroscience|Graybiel, A. M. (2008), "Habits, Rituals, and the Evaluative Brain," 31, 359-387.
*2: Advances in Computational Intelligence|Dianita, O., Kitayama, K., Ueda, K., Ishii, H., Shimoda, H., & Obayashi, F. (2024), "Systematic micro-breaks affect concentration during cognitive comparison tasks: quantitative and qualitative measurements," 4, 7.
柴田香織
大学では心理学を専攻。常に独学で新しいことの学習にチャレンジしており、現在はIllustratorや中国語を勉強中。効率的な勉強法やノート術を日々実践しており、実際に高校3年分の日本史・世界史・地理の学び直しを1年間で完了した。自分で試して検証する実践報告記事が得意。