出社してパソコンを開いても、なかなかエンジンがかからない。頭がぼんやりしたまま、気づけば午前中が過ぎていく。そんな朝を経験したことがある方は多いのではないでしょうか。
じつは、仕事の出来を左右しているのは、能力の差だけではありません。始業前の過ごし方が、その日の仕事ぶりを大きく変えるのです。
仕事ができるようになりたいなら、出勤前にカフェでモーニングを頼んでみてください。たったそれだけで「仕事ができる人」に近づけます。この記事では、その理由と、効果をさらに高めるプラスワン習慣を紹介します。
モーニングで「仕事ができる人」になれる理由
モーニングを食べることで「仕事ができる人」になる。その理由を順に見ていきましょう。
1. まわりの人につられてやる気が出るから
モーニングの時間帯にカフェへ行ってみると、仕事や勉強に取り組んでいる人が意外と多いことに気づきます。そうした人たちに囲まれていると、自然とやる気が湧いてくるのです。
実際、コワーキングスペースの利用者を対象にした調査でも、たとえ知り合いでなくても「同じ空間で誰かが働いている」こと自体に価値を感じている人が多いと報告されています。*1
仕事の前に、モチベーションの高い人がいる空間に身を置くだけで、無理なく「仕事モード」に切り替えられるのです。
2. 早起きできたという事実が、自己効力感を高めるから
「自己効力感」という言葉があります。ざっくりいうなら「自分は出来そうだ」という感覚のこと。
この「自己効力感」が高いと、実際にその日の行動がうまくいきやすい、というデータがあります。
勉強や仕事は少し話は違いますが、こんなデータです。
膝の痛みを抱える高齢者が、朝の時点で「今日は体を動かせそうだ」と感じた。つまり「自己効力感」が高かった。そんな日は、実際に活動量が多かったそうです。*2
1日のスタート時点の「できそうだ」という感覚が、その日の行動を左右するわけですね。

そして自己効力感は、「小さな成功体験を積み重ねることで高まる」とされています。
「早起きしてモーニングに行けた」という小さな達成は、「今日はできそうだ」という感覚を支え、仕事への向き合い方も前向きにしてくれるのです。
3. モーニングを食べると、脳がしっかり目覚めるから
目が覚めてすぐは、「睡眠慣性」と呼ばれる、頭がまだ本調子でない状態が続いています。
睡眠研究のレビューによれば、このぼんやりした感覚が抜けるまでには数十分、長いときには1時間以上かかることもあります。*3
早起きしてモーニングを食べに行けば、仕事が始まるまでに、脳を目覚めさせる時間を十分に確保できます。さらに、よく噛んで食べることも、覚醒を後押ししてくれると考えられています。
結果として、脳がしっかり目覚めた状態で仕事を始められるのです。
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仕事ができる人になる、モーニングでのプラスワン習慣
モーニングを食べに行くだけでも十分ですが、さらに効果を高めるアクションを探しているなら、こんなことに取り組むのがおすすめ。
1. その日のタスクを書き出して、段取りを済ませておく
出社後、どの順番でタスクを片づけるかを整理しておくと、「何からやろう」と迷う時間がなくなり、スムーズに仕事に入れます。
2. 勉強や、やりたいことに先に手をつけておく
資格の勉強や趣味の時間など、「1日のうち、どこかでやりたいこと」に手をつけておくのもおすすめ。先に済ませておけば仕事中に気を取られず、目の前の仕事に集中しやすくなります。
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「仕事ができる人になりたい」。そう思ったら、まずは出勤前にモーニングを食べに行くことから始めてみませんか?

よくある質問(FAQ)
Q. 早起きが苦手でも始められますか?
Q. 毎日続けられなくても効果はありますか?
Q. プラスワン習慣は両方やらないといけませんか?
*1: Journal of Business and Technical Communication|Working Alone Together: Coworking as Emergent Collaborative Activity (Spinuzzi, 2012)
*2: Health Psychology|Morning self-efficacy predicts physical activity throughout the day in knee osteoarthritis (Zhaoyang, Martire, & Sliwinski, 2017)
*3: Nature and Science of Sleep|Sleep inertia: current insights (Hilditch & McHill, 2019)
柴田香織
大学では心理学を専攻。常に独学で新しいことの学習にチャレンジしており、現在はIllustratorや中国語を勉強中。効率的な勉強法やノート術を日々実践しており、実際に高校3年分の日本史・世界史・地理の学び直しを1年間で完了した。自分で試して検証する実践報告記事が得意。