朝活が続かない人へ。「ズボラ朝活」3つの方法と無理なく楽しむコツ

階段を上る女性

「朝活」というもの自体に、憧れを抱いている人は多いはずです。白湯を飲み、ストレッチをして、ジャーナリングをする。栄養たっぷりの朝ごはんを食べたら、カフェオレ片手に、いつか行ってみたい国の言葉を勉強する。そんな朝を過ごせたら、素敵ですよね。

ただ、これを毎日すべて実践するのは至難の業。時間が足りなかったり睡魔に負けたりして、長続きしないのが現実です。

それなら、そんな「理想のフルコース」を一度手放して、「ズボラ朝活」という選択肢をもってみませんか?その日の気分や体調に合わせて選べるようになれば、もっと気楽に朝活をたのしめるようになります。
今回は、理想の朝活が続かない理由と、「ズボラ朝活」のやり方をご紹介します。

憧れの「モーニングルーティン」は、特別な日のフィクション

朝活を特集した記事や、モーニングルーティン動画。見ているだけでワクワクしますよね。

それらのコンテンツでは、たくさんの朝活メニューがセットで紹介されていることがほとんどです。そのため、いつの間にか「これらを全部やってこそ、朝活だ!」と思い込んでしまいがち。

しかし、少し立ち止まって考えてみてください。情報を発信している人だって、あの日々を毎日そのまま送っているわけではないはずです。撮影日は、「とっておきのコンテンツ」をつくるため、気合を入れているでしょう。

つまり、私たちが目にする「完璧な朝活」は、ある種の「フィクション」のようなものなのです。

朝活を楽しみたいはずなのに挫折してしまうのは、私たちが「フィクションをそのまま日常に持ち込もうとしているから」にすぎません。

もちろん、たまの休みに憧れの朝活を目一杯楽しむのは大賛成です。問題なのは、毎日やるにはハードな朝活メニューだと気づかないまま、「なぜ続けられないんだろう」と自分を責めてしまうことにあります。

そこでおすすめしたいのが、朝活に「フルコース版」と「ズボラ版」のふたつのパターンをつくっておくこと。その日のコンディションに合わせて選べるようになれば、無理なく自分らしいペースで朝の時間を楽しめます。次からは、「ズボラ朝活」の具体的なやり方をご紹介します。

コーヒーとパソコン

無理なく続く! 「ズボラ朝活」の具体的なやり方3選

「今日は疲れているし、朝活を頑張れないな……」

こんな日こそ、「ズボラ朝活」の出番です。次の3つのうち、一番ラクにできるものを試してみてください。

1 お茶をいれて、のんびりする

気合を入れて、豆を挽いてコーヒーを淹れる、なんてしなくてOKです。いま飲みたいと思うお茶を、ティーバッグや粉末タイプでちゃちゃっと用意すれば充分です。ポイントは、お茶の味や香りを楽しむことです。

 

なぜ効くの?

香りや味をゆっくり味わう行為には、ポジティブな気持ちを強めたり、長続きさせたりする効果があるといわれています。*1

2 大きく伸びをする

布団のなかでも、立ち上がってからでもかまいません。両手を上に伸ばして、体全体を大きく伸ばしてみましょう。これだって、立派な朝活です。

 

なぜ効くの?

わずか10分の軽いストレッチでも、疲労感や落ち込みなどのネガティブな気分がやわらぎ、意欲が高まることが研究で報告されています。*2

3 音楽を聴く

動くのも億劫な日は、音楽を流してみましょう。もちろんスマホでOKです。目を覚ましたい人は「アップテンポの曲」、リラックスしたい人は「ゆったりしたテンポの曲」を聴くのがおすすめです。

 

なぜ効くの?

テンポの速い音楽(BPM150程度)を聴くと体と脳の覚醒度が高まり、反対にゆったりとした曲を聴くとリラックス効果が得られることが、研究でわかっています。*3

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私たちは機械ではないので、日によって体調も気分も違って当然です。だからこそ朝の過ごし方も、その日の自分に合うものを選んでいいはずです。

調子が良い日は「フルコース」を、あまり気乗りしない日は「ズボラ版」を選ぶ。こんなふうに選択肢を増やしてあげるだけで、無理なく朝活を楽しめるようになります。

よくある質問(FAQ)

Q. なまける日は、どれくらいの時間をとればいいですか?
3〜5分程度で充分です。ひとつの行動が自然に区切りを迎えるタイミングを目安にするとよいでしょう。
Q. 二度寝とは何がちがうのですか?
二度寝は意識のない状態で時間が過ぎるのに対し、なまける日にする行動は、目が覚めた状態で自分の感覚に意識を向ける点がちがいます。
Q. 「フルコースの日」と「なまける日」は、どう決めればいいですか?
厳密なルールは必要ありません。起きたときの気分や体の軽さ、その日の時間の余裕に合わせて、フルコースの日となまける日を自由に選んでみてください。

【ライタープロフィール】
朝井律

人はなぜそう考えるのか。ついそうしてしまうのか。ある条件下で、人がしてしまう行動は? 行動経済学・心理学・脳科学など、「人の意思決定」や「思考のクセ」に特に関心をもち、その知識を活かした記事に強みをもつ。