【2025年度版】STUDY HACKER編集部がおすすめの ”生産性アップノート” 5選

さまざまなノートを背景に、紙のノートに何か書きながらアイデアを発想しているビジネスパーソン達

PCやタブレット、何かをまとめたり書いたりするのにもう紙のノートは使わない、という方も増えている一方、紙のノートは、思考の整理をスムーズにして、アイデア創出を助け、学びの定着率を上げる力をもっているとも言われています。

目的に応じて最適なノートを選ぶことで、あなたの強力なパートナーになるでしょう。

そこで今回は、編集部選りすぐりの「用途別におすすめのノート」をご紹介!

華やかでおしゃれなものばかりではありませんが、日々効率化の記事をご紹介している編集部が、「実用性と生産性向上」を最重視して選びました!

あなたの目的にぴったりのノートを見つけて、仕事や学習をよりスムーズにしてください。

1. コーネル式で学ぶ:コーネルメソッドノート

新しい知識を学んだり、仕事を理解したりするとき、単なるメモではなく、情報整理を行なうことが必要です。

その際に役立つのがコーネル式ノート。以下3つのエリアに区切られ、記憶と理解を強化する構造になっています。*1

  1. ノート欄(右側の広いスペース)
    事実:授業内容や会議のメモ
  2. キュー欄(左側の狭いスペース)
    ┗疑問:ノート欄の内容から引き出された質問。
  3. サマリー欄(下部の広い列)
    ┗要約:ひととおり振り返って総括。

多くの場合、ノートの分割は自ら線を引いて行ないますが、学研ステイフルの「コーネルメソッド B5綴じノート(B罫GY)」なら、すでに3のエリアに区切られているのでとても便利です。*2

コーネルメソッドノートの表紙画像と開いた画像

また、6mm間隔のB罫に、6mmごとのドットが打ってあるので表作成などもスムーズに行なえます。*2

コーネルメソッドノートの中身アップ画像

授業内容や会議のメモ以外にも、たとえば以下のように「目標設定と振り返り」として活用したり、

  1. ノート欄:行動記録と進捗メモ
  2. キュー欄:目標の設定(この場合はここから書き始める)
  3. サマリー欄:振り返りと次のアクション 

以下のように、「ストレス整理」としても使えます。

  1. ノート欄:悩みに関する感情や背景
  2. キュー欄:ノート欄の内容に合う見出し
  3. サマリー欄:実行可能な解決策をまとめる

下の画像は、「ストレス整理」としてのコーネル式ノートを実践したものです。よろしければこちらも参考にしてみてください。

コーネル式ノートをストレス整理に応用したもの

実践の詳細はこちら>>「コーネル式ノート」でストレス改善?情報整理の“王道ノート術” があなたのもやもやを解決!

2. デュアルコーディング:ソフトリング方眼ノート

情報を「文字」と「ビジュアル」の2形式でインプットすると、記憶を呼び出す方法もふたつ得られたことになるため、思い出しやすくなるといいます。*3

それに当てはまるのが、文字と図表、イラストなどを組み合わせて学ぶ、デュアルコーディング。たとえば下の画像は、「イギリスにおける社会福祉の歴史」をデュアルコーディングで勉強したものです。

デュアルコーディングの実践

実践の詳細はこちら>>絵と文字で覚えるノート術『デュアルコーディング』を試してみた

また、勉強だけでなく、会議や打ち合わせにもデュアルコーディングは最適です。文字に図表を加えることで、理解が進み、話の要点をつかみやすくなるでしょう。

その際には、ビジネスシーンにピッタリな黒の表紙と、コンパクトなA5サイズで持ち運びしやすい、コクヨの「ソフトリングビジネス方眼罫70枚A5黒」がおすすめです。図や表を整えやすい5mm方眼罫が施されています。*4

「ソフトリングビジネス方眼罫70枚A5黒」の表紙と中身

平らに折り返せるリングノートの利点を残しながら、同社開発の「やわらかリング」仕様なので、筆記の際にリングが手に当たっても痛くありません。*4

「ソフトリングビジネス方眼罫70枚A5黒」のリング部分のアップ

紙が厚く、裏写りがしづらいのも特徴。マイクロミシン目入りのカットオフタイプなので、きれいに切り離せるのも嬉しいところ。*4

これなら、いろんなシーンでデュアルコーディングを取り入れられそうです。

3. マインドマップで思考整理:キャンパスノート無地

私たちの頭のなかでは、常に情報が出入りし、蓄積されています。これらを活かすには、つながりを把握し、整理することが大切です。

たとえばマインドマップなら、人間の思考プロセスを見える化できるので、その作業にピッタリではないでしょうか。思考整理・記憶・アイデア発想に、高い効果を発揮するといいます。*5

ちなみに、罫線があると無意識のうちに脳がその影響を受けてしまうため、マインドマップに最適なのは無地の用紙です。*6

「マインドマップの学校」主催者で、株式会社ヒューマン・リスペクト 代表取締役の塚原美樹氏は、マインドマップに使い勝手のいいノートとして「コクヨ キャンパスノート 特殊罫1号 (A4) 無地」を紹介しています。*6

「コクヨ キャンパスノート 特殊罫1号 (A4) 無地」の表紙と中身

このノートを使って、マインドマップを作成したものがこちら。「マインドマップを簡単にするためのアイデア創出」という、ちょっとおもしろい実験をしています。

マインドマップの完成図

実践の詳細はこちら>>記憶も理解も課題解決も。あたまの中を”見える化”する、マインドマップをあらためてやってみた

また、フローチャートやスパイダーマップといったコンセプトマップを作成する際にも、線がないノートはピッタリではないでしょうか。下の写真は、スパイダーマップで発想力を鍛えようとしたものです。

スパイダーマップ

実践の詳細はこちら>>【AI時代の最強ノート術】スパイダーマップで “新しいアイデア” が湧き出す理由

脳に影響しない無地のノートを、頭のなかの見える化や、自由な発想に役立ててみてはいかがでしょう。

4. パソコン×手書き:プロジェクトペーパー B5ハーフ

欧米の若者205人を対象に行なわれた調査では、手書きが集中力を高め、それを持続させ、記憶力を向上させると明らかになりました。*7

ですから、パソコンやスマートフォンが欠かせない現代でも、紙のノートやメモ帳はなくなりません。「パソコン×手書き」の併用も多いはずです。

しかし、パソコン横で使うとなると、ノートは場所をとるので書きにくいですし、小さなメモ帳は場所をとらないけれど、書くスペースが足りません。

その問題を解決しているのが、オキナ株式会社の「プロジェクトペーパー B5ハーフ」です。

「プロジェクトペーパー B5ハーフ」の表紙と中身

細長いB5ハーフサイズ、しかも方眼罫仕様なので、パソコン前や――

「プロジェクトペーパー B5ハーフ」をパソコンの前に置いた様子

右や左に置いても問題なし。

どの向きで使っても違和感ないプロジェクトハーフ

どの向きで使っても違和感ありません。

左に置いても大丈夫なプロジェクトハーフ

加えて「自然と人に優しいエコパルプ(無塩素漂白紙)」を使用。*8

オンライン会議でも、便利に使えそうです。

5. KJ法や付箋学習に:w/U ノート付箋 スクエア

私たちは日々、多くの情報やアイデアに触れていますが、それらを整理し、活用するのは決して簡単ではありません。

そんなときに役立つのが、情報カードや付箋を使い、バラバラな情報を効率よく整理する「KJ法」です。本質的な問題の特定や、アイデアの創出にも効果を発揮するといいます。*9

このKJ法は、学習にも最適です。以下の画像は、「関連づけ」が記憶の定着に最適であることをふまえ、「デジタルマーケティング」の勉強をKJ法で実践したものです。

「デジタルマーケティング」の勉強をKJ法で実践

実践の詳細はこちら>>“情報をつなげる“ 勉強術「KJ法」を試してみた|「記憶力が落ちた」と感じる人に最適

そして、このKJ法を、5mmの方眼罫が施されたナカバヤシ株式会社の「w/U ノート付箋 スクエア」で行なえば、文字だけでなく、図や表も書き込みやすくなります。*10

「w/U ノート付箋 スクエア」の各色を重ねて撮影したもの。

「w/U ノート付箋 スクエア」画像は後出のSTUDY HACKERコラムより

この付箋は一般的なものと違い、糊がついた部分の範囲が広いので、ペロッとめくれあがってしまうストレスがありません。

「w/U ノート付箋 スクエア」は全体に糊がついているのでめくれ上がらない

左が一般的な付箋。右が「w/U ノート付箋 スクエア」
画像は後出のSTUDY HACKERコラムより

表紙つきで汚れにくく、持ち運びにも便利。普通の付箋よりちょっと大きめの98×98mmサイズなので、たっぷり書くことができます。*10

「楽しむ」をコンセプトにした、付箋学習にもピッタリではないでしょうか。こちらは実際に「w/U ノート付箋 スクエア」を使い、文字と絵図を描きながら勉強したものです。

「w/U ノート付箋 スクエア」を使って勉強したもの

実践の詳細はこちら>>効率よく学ぶための “2つの要素” を満たせる! 「方眼罫」の「付箋」で勉強してみた

ペタペタ貼りながら、楽しく学べそう。ぜひ一度お試しください。

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今回は、さまざまなノート術と、それに適したノートをご紹介しました。 目的に合ったノートを味方につけて、学びや仕事をより快適にしましょう!

【ライタープロフィール】
STUDY HACKER 編集部

「STUDY HACKER」は、これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディアです。「STUDY SMART」をコンセプトに、2014年のサイトオープン以後、効率的な勉強法 / 記憶に残るノート術 / 脳科学に基づく学習テクニック / 身になる読書術 / 文章術 / 思考法など、勉強・仕事に必要な知識やスキルをより合理的に身につけるためのヒントを、多数紹介しています。運営は、英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を手がける株式会社スタディーハッカー。

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