医学部生物に対応できる力がつく

医学部を受験する受験生に特化して書かれた問題集。最難関レベルの問題を扱っています。生物の知識を押さえて一通り問題演習を積み、医学部受験生向けですが生物が得意で力をつけたい受験生にもおすすめ。ただし、医学部受験に特化するため、植物関連分野の問題は収録されていない点に注意しておきましょう。余裕がある人は早めに取り組み、過去問と合わせて2周目に取りかかっていくのがベストです。最低2周することを目標にしましょう。

問題集の前書きが充実

問題集の前書きをしっかりと読んでいますか? 前書きには、取り組みの方法であったり、目標とするレベルであったり、問題集をよりよく使うための情報が詰まっています。もし、読んでいないという人がいれば、よく読むことを心がけましょう。本書はこの前書きが特に秀逸。医学部入試で問われる問題の特徴やどうしてそのような問題が出るのか納得できる形で示されています。そして本書の特長と構成ページでしっかりと本書の特徴を紹介。最後に問題を解いてみよう! で問題の取り組み方まで解説。解き終わったら問題を味わう、講義編に進みテーマと格闘するなど、前書きを読んでいなければやらずに終わってしまうかもしれない情報がてんこ盛りです。

苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
人気記事

講義という名の豊富な解説

本書では解答・解説を講義編として別冊(正しくは問題編が別冊)で扱われている。講義という言葉からイメージできる通り、解説だけにとどまらずその問題の背景や理解の助けとなる発展的事項なども解説しています。重要事項もコンパクトにまとまっており、ASAKAのポイント研究では分野を横断する頻出重要事項も整理。問題編だけでなく講義編も力をつけるための重要な要素となっています。講義編ももれなく確認しましょう。そして忘れてはいけないのが問題文。問題で問われていないところもわからない箇所は解説や参考書に戻っておさらいしておきましょう。

問題の意図を読み解く力がつく

本書の問題を解いてみよう!でも取り組み方として紹介されているように、解き終わったら問題を味わうように指示されています。講義を読む前に出題者の言いたいことは何か考えさせるのです。問題の背景となったテーマはどのようなことか、この実験を通じて明らかにされた生命現象はどのようなものか、考える癖がつきます。講義編で各問題の主題を1文で簡単に示されてあるので、予想通りであったかどうか必ず確認しましょう。問題の意図を汲み解く力がつけば、論述式であっても要点を押さえた答え方ができるようになります。

最初から答案を完成させることにこだわらない

1周目では解けない問題がほとんどだと思います。最初はどちらかというと講義をしっかり読むことに重点を置いて学習しましょう。2周目からはしっかり答案を作成できるように。医学部ではありませんが、国立二次で生物を受験した私も受験生時代に本書を使用していたのですが、その時の使用方法を少し紹介します。1周目は講義を読み物として読み、センター試験後からしっかり問題に取り組みました。解説・解答をよく読んでいたので、センター後でも間に合いました。生物があまり得意でない人は最初から問題を解くのではなく、問題を読んだらすぐに答えや解説から見ていくのもありだと思います。