基礎から問題演習をつなぐ架け橋

中堅国公立大学や、上位~中堅私立大学志望の受験生向けの参考書です。物理の本格的な問題演習に入る前にしっかりと典型的なテーマについて解法の理解を深めておきましょう。特に難関大志望の方はその後の演習の期間を考慮して、高校3年生の夏までに終わらせておくのが理想と言えます。物理の基礎はわかっているはずなのに、思うように成績が伸びない、問題が解けないという人にぜひ取り組んでいただきたいです。もちろん姉妹編の『為近の物理基礎&物理 合格へ導く解法の発想とルール(波動・熱・原子)【パワーアップ版】』も読み進めましょうね。

「なぜ?」を理解する一冊

普段の学習と、入試問題をつなぐレベルの参考書です。「解法の発想とルール」というタイトル通り、問題をひたすら解くのではなく、「公式や法則の”なぜ”を理解すること」「与えられた問題が、どんな現象を解析しようとしているのかを確実につかむこと」を大切に、問題の解き方を教えてくれます。

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問題文をつかみ、問題を解く

物理の問題を解く力を養うため、「試験時間内に問題文が提示する現象を確実につかむ」ことを重要視しています。そのため本書では、問題文を読む力を育成するために、「解法の発想」という項目を設けているのが特徴です。問題文のポイントとなる部分に印をつけ、「こう記述してあったら、こう考えよ」という解答の指針がわかるようになっています。また、この後の解説・解答では説明に入る前に問題で出てきた文字(物理量)を拾い、問題の全体を見渡してどのような現象が起こるのか把握できるよう手助けをしてくれているのもポイントです。

実力試しまでステップアップ

テーマ解説、解法の発想、入試問題演習の3種類のページから成っています。そのため、これ1冊で基本→解き方→実力試しができるのも嬉しい点です。もちろん解法に力を入れていますが、それ以外の基本事項についても図をふんだんに使い、わかりやすい説明でしっかり基礎がためできるようになっています。また、入試問題演習でしっかり実践もできるため知識の定着もしやすいでしょう。

なるべく早めに進めたい一冊

力学と電磁気の二編からなっており、力学で9つ、電磁気で8つのテーマを扱っています。自分の進めたいほうからやるのでもよいですし、早く履修した方から始めていくというやり方でもよいでしょう。それぞれ2週間ずつ程度、合計で1ヶ月で読了できるのが理想ですね。なお、基本→解き方→実力試しはなるべく1回の学習でまとめて行いましょう。