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各英語4技能試験の出題・回答形式、皆さんは正確に把握していますか? どれも同様に、実用的な英語力を測る試験とはいえ、試験形式によって求められる技能や評価が大きく変わってくることがあります。

例えば筆者は、人と対面で話すのは得意なほうだけれど、いざマイクに向かって録音するとなると、つい慌ててうまく話すことができません。そのため英検やIELTSの面接では高いスコアを取れても、TOEFLのスピーキングではなかなか高得点を取ることができません。

自分の強みや適性にあわせて試験を上手に選ぶことで初めて、実力を発揮できるもの。そこで今回は、メジャーな英語4技能試験6つの出題形式・回答形式を比較してみました。どんな人に向いているかも併せて記載しています。

英語4技能試験で高得点を取って、大学入試で活用したい人は必見ですよ。

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1. 英検

採用大学が最も多い英検は、出題形式も一番なじみがあって、挑戦しやすい試験だと言えます。問題用紙はセンター試験や模擬試験のような薄い紙の冊子になっています。

Reading:紙×選択式(マークシート)
Listening:紙×選択式(マークシート)
Writing:紙×記述式
Speaking:個人面接(通常は面接委員1人、1級のみ面接委員2人)

(参考:試験内容・過去問|英検|公益財団法人 日本英語検定協会

ReadingやListeningでは、選択式でマークシートの解答用紙を塗りつぶすだけ。英検では試験中、問題用紙への書き込みが許されています。

長文を読む際にチャンク(意味の句切れ目)にスラッシュを入れたり、However・Thereforeなどのディスコースマーカーを△や〇で囲ったりすることができるので、複雑な長文でも理解しやすくなりますね。

問題用紙を持ち帰ることが許されているので、自己採点をするのにも便利です。

2. TEAP/TEAP CBT

TEAPは、4技能ともに英検と同じ形式です。

【TEAP】
Reading:紙×選択式(マークシート)
Listening:紙×選択式(マークシート)
Writing:紙×記述式
Speaking:個人面接(面接委員1人)

(参考:TEAPの特徴とメリット|TEAP|公益財団法人 日本英語検定協会

TEAP CBTは、4技能ともにTOEFLと同じコンピュータ形式です。

【TEAP CBT】
Reading:コンピュータ×選択式
Listening:コンピュータ×選択式
Writing:コンピュータ×タイピング
Speaking:コンピュータ×録音式

(参考:問題構成|TEAP CBT|公益財団法人 日本英語検定協会

3. GTEC CBT

学校単位で受験するGTEC for studentsでは、スピーキングはタブレットに録音するスタイル。一方、ライティングは英検と同じ手書きです。

【GTEC】
Reading:紙×選択式(マークシート)
Listening:紙×選択式(マークシート)
Writing:紙×記述式
Speaking:タブレットに音声を録音

(参考:問題構成|GTEC

GTEC CBTは、4技能ともにTOEFL・TEAP CBTと同じコンピュータ形式です。

【GTEC CBT】
Reading:コンピュータ×選択式
Listening:コンピュータ×選択式
Writing:コンピュータ×タイピング
Speaking:コンピュータ×録音式

(参考:テスト概要|GTEC CBT

4. TOEIC

TOEIC Listening & Reading Testは、英検同様、紙の問題用紙による出題で、回答もマークシート方式によるもの。試験会場はまるで教室や模試会場です。問題用紙は試験後に回収されます。

英検と違い、問題用紙への書き込みは許されていません。ただTOEICでは文法・語彙の一問一答問題やEメール、チラシや看板などから情報を読み取る問題が中心で、文字数が多い長文は出題されません。

複雑で難解な英文を読み解く必要はないので、スラッシュ読みをする必要はあまりありません。書き込みができなくて不自由することはそこまでないでしょう。

【TOEIC Listening & Reading Test】
Reading:紙×選択式(マークシート)
Listening:紙×選択式(マークシート)

(参考:テストの形式と構成|TOEIC Listening & Reading Test|TOEIC Program|IIBC

TOEIC Speaking & Writing Testは、TEAP CBT・GTEC CBT・TOEFL iBTと同様のコンピュータ形式です。TOEICのスピーキングやライティングテストは、出題・解答形式だけでなく、試験時の指示の画面まで、TOEFL iBTの受験時とそっくり!

【TOEIC Speaking & Writing Test】
Speaking:コンピュータ×録音式
Writing:コンピュータ×タイピング

(参考:TOEIC Speaking & Writing Testsとは|TOEIC Speaking & Writing Tests|TOEIC Program|IIBC

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5. TOEFL iBT

TOEFL iBTは、TEAP CBT・GTEC CBTと同様のコンピュータ形式です。

Reading:コンピュータ×選択式
Listening:コンピュータ×選択式
Writing:コンピュータ×タイピング
Speaking:コンピュータ×録音式

(参考:テストの構成内容|TOEFL iBT

6. IELTS

IELTSは英語4技能試験では珍しく、記述式の試験。

ライティングで手書きによる記述式なのは英検やGTEC・TEAPと同じですが、リーディングとリスニングでも選択式に加え、記述式の解答欄があります。これはIELTSだけでしか見られない特徴です。

スペルのミスや3単現・複数のs、過去形などの細かい点に注意して解答していく必要があります。

Reading:紙 × 選択式 + 記述式
Listening:紙 × 選択式 + 記述式
Writing:紙 × 記述式
Speaking:面接

(参考:アイエルツ 日本版受験者向け情報

7. まとめ

英語4技能試験にも、さまざまな出題・解答形式があることがおわかりいただけたのではないでしょうか。全く異なるタイプの試験の中から、自分が取り組みやすく、実力を発揮しやすい試験を選ぶことが成功の秘訣です。

自分の強みに合わせて英語4技能試験を「正しく」選ぶことで、スコアアップを実現し、大学受験を成功させましょう!