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あなたは自分の集中力に自信はありますか?

集中力を維持するのはなかなか難しいものですよね。30分も経たないうちに疲れてしまったり、勉強した内容が全く頭に入っていなかったりするという方も多いのではないでしょうか。

今回は、勉強の集中力を保つ方法をご紹介します。

集中力が落ちてしまう原因

まずは質問です。人間の集中力はどの程度持続すると思いますか?

正解はなんと8秒。にわかに信じがたい数字ですが、このデータは米マイクロソフトのカナダの研究チームが、約2000人の参加者の脳波を測定したうえで実際に発表した数字です。ちなみに金魚の集中力は9秒。人間の集中持続時間は金魚より短いのです。

つまり、そもそも人間は集中力を持続させることが難しい生き物だと言えます。そのため、集中力の持続には相応の工夫が必要なのです。

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集中力を保つ方法1. 保ちやすい環境づくり

集中力を保つために、まずは学習環境を整えてみましょう。

みなさんは学習机をどこに置いていますか? 最も勉強に適しているのは、右利きの人の場合、窓を左側にした配置です。太陽光が左から入ってくるので手元が明るく、影に邪魔されることもありません。

また、可能であれば机の前にスペースを作ることもおすすめです。目の前が壁だと圧迫感を生み、それによって憂うつ感へと繋がることもあるので、できれば勉強机は壁から離しておきたいですね。

色使いも重要。多くの色であふれる環境は、無意識のうちに視覚を刺激し、集中力を妨げている可能性があります。机に向かった際、視界に入る情報量が少なくなるように、色の数は極力減らしましょう。あまりカラフルなものはしまっておいた方がいいかもしれません。カーテンやベッドなど、大きな面積を占める物の色だけ統一するのも効果的です。

同様に、視界に入る情報を減らすためにも、勉強に関係のないものは目につかない場所に片付けましょう。勉強机に漫画などが置いてあると、つい集中力が削がれてしまいます。勉強するときだけでもしまっておくことをお勧めします。

集中力を保つ方法2. 勉強への取り組み方

集中力が途切れにくい学習法をご紹介します。

・映画館効果を利用した勉強法
映画館は基本的にスクリーンのみが明るく、館内は真っ暗ですよね。注意を向けたいものを他のものより明るくすることによって、自然とそちらに集中することができるのです。これを映画館効果と言います。

この効果を利用して、部屋の電気を消し、スタンドライトの明かりだけで勉強してみましょう。こうすることによって、机の上以外は見えなくなるため余計な情報が視界に入りません。その結果、勉強しているものだけに集中することができますよ。

・インターリーブ学習法
昨今注目されているのが「インターリーブ」という学習法。勉強といえば反復学習が基本かもしれませんが、インターリーブは一度に複数の教科をランダムに勉強する学習法です。実は、一度に一つの教科だけを勉強するよりも効果的だということが実験でも証明されています。

嫌いな教科の勉強はつい集中が途切れてしまうもの。このインターリーブ学習法を利用して、好きな科目と嫌いな科目を交互に学習することで集中力を持続させましょう。

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集中力を保つ方法3. 休憩のとり方

どんなにがんばってもずっと集中し続けることはできませんよね。疲れを感じたらしっかりと休憩を取りましょう。その際に大切なのが、休憩中はなるべく頭を使わないことです。

つい、SNSを開いたりゲームをしたりしたくなってしまいますが、どれも少なからず頭を使います。楽しみは勉強が終わるまで我慢して、目を閉じて瞑想したり軽く体を動かしたりして過ごす方が良いでしょう。

休憩を取り入れた学習法としては、「ポモドーロテクニック」が有名です。これは、短い学習時間と短い休憩時間を繰り返すことで集中力を維持できる学習法。具体的には「25分(勉強)+5分(休憩)」を1ポモドーロとし、4ポモドーロごとに30分の休憩をとるサイクルを繰り返すというもの。

勉強中には一切邪魔が入らないようにスマートフォンの通知などを切り、休憩中もインターネットやテレビを控えた方が、集中力の持続に効果的ですよ。

集中力が落ちてきてしまったときの対処法

それでも、集中力が落ちてきてしまったときのために「アンカリング」を利用して自分だけの習慣を作っておきましょう。アンカリングとは、五感からの情報をきっかけにして特定の状況を引き出すプロセスのこと。

たとえば、五郎丸選手(ラグビー日本代表)のボールを蹴る前の動作はルーティン化されていますね。ここでは、アンカリングを利用して試合前の集中した精神状態を作っています。「コーヒーを飲んだら勉強する」など、どこでも実行できるような動作をルーティンとして記憶することで、集中が途切れた際にも脳を切り替えることができるのです。

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集中力を維持するのは難しいと感じる人も多いでしょう。でも、そもそも人間の集中力はとても短いものなのです。あまり気負わずに、色々と工夫をして勉強してみてくださいね。

(参考)
ダイヤモンド・オンライン|現代人の集中力持続は金魚以下!IT進化で激減
マナトピ|学びの成功には部屋が大事!勉強に集中できる部屋作り3つのポイント
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