adobestock_56501194
自分の部屋で勉強をしようと思ってもどうしても集中できない。

そんな悩みはありませんか? 家でも勉強しなくてはいけないのは分かっていても、ついつい漫画に手を伸ばしてしまったり、ゲームで遊んでしまったり……。気付いたら部屋が散らかってしまっていた、ということもあるでしょう。だからといって、部屋を片付けようという気にはなかなかなれないもの。

でも、カフェや図書館で勉強しようと思ってもお金がかかったり、時間が限られてしまいます。だらだらとやっていた勉強を一旦止めて、受験勉強に適した部屋にしませんか?

受験勉強に適した部屋とは?

整頓された部屋で作業をしたときとそうでない場所で作業をしたときの違いは、心理学の実験で証明されています。被験者をAとBの2つのグループに分け、Aのグループには散らかった部屋で、Bのグループには整頓された部屋で作業をさせた結果、BのグループよりもAのグループの方が集中力が途切れやすく、気が散りやすくなっていたのです。

つまり、机の上や部屋の中が散らかった状態で勉強をしても効率が悪いだけということ。片付けのために時間を割いて、部屋をきれいにしようという気持ちになってきましたか?

看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
人気記事

こんな部屋になっていませんか? 受験生の部屋NG例

「私の部屋は片付いているから大丈夫」、そう思っていても油断は禁物。たとえ部屋が散らかっていなくても、机の上の棚に漫画が並んでいたり、勉強場所から見える範囲にゲームが置いてあったりしてはいませんか?

視界に入る情報量が多ければ、脳のストレスが増します。余分な情報、つまり勉強とは関係のないものが置いてあるだけで、脳の処理能力や集中力が落ちてしまうのです。反対に、余分な情報を見えないところに隠してしまえば脳の負担は軽減されます。

受験勉強用の部屋づくりは、やってみて損はないでしょう。

受験生の理想的な勉強部屋

では、受験生の勉強に適した理想的な部屋とはどのようなものでしょうか。

【机の位置】
机は壁際に寄せて設置している人が多いと思いますが、勉強に適しているのは机の前にスペースがある状態です。目の前に壁があると圧迫感を生み、圧迫感が憂うつ感を生んでしまいます。つまり、机は壁から極力離した方が良さそうですね。

右利きの人の場合は窓を左側に、左利きの人の場合は窓を右側にした配置がおすすめ。勉強する際に手元が明るく、影が邪魔になることもありません。

また、窓に向けて机を配置すると気が散ってしまう、という調査結果も出ているのだそう。限られたスペースの中で机の位置を大幅に変えるのは難しいかもしれませんが、できる範囲で動かしてみてください。

【色使い】
部屋の中があらゆる色で溢れていませんか? たくさんの色の溢れる空間にいると無意識のうちに視覚を刺激され、集中力を削がれてしまうのだそう。

モデルルームのように色を統一するのはなかなか難しいですが、カーテンやじゅうたんなど広範囲の面積を占める大きなものの色だけでも壁や天井、床と同系色にすることで視覚を刺激する情報量を減らすことができます。

また、小物として取り入れると効果のある色は「ブルー」。気持ちを落ち着けてくれ、集中力を高めてくれる効果があります。勉強中、自然に目に入る位置に青い小物を置いておくといいでしょう。

adobestock_142959978

今日からできる、自分の部屋を整える方法

そうはいっても、模様替えや色の統一をいきなり実行するのは難しいですよね。そこで、今日からできる、受験生用の部屋づくりもご紹介します。

・誘惑グッズの収納
脳にとっての余計な情報となる誘惑グッズは視界に入らないところにしまうことを勧めます。

スマートフォンやゲーム機は言わずもがな、漫画や趣味グッズなどの入っている棚にはすべてカーテンを付けるのも良いでしょう。また、目の前のボードなどにメモや付箋が大量に貼ってある場合も、集中を削いでしまう可能性があるため注意です。

部屋の整理はリフレッシュにもなります。30分程度で一気に済ませてしまいましょう。

・映画館効果
今日は部屋を片付ける時間はないという方におすすめなのが、STUDY HACKERでも紹介されている「映画館効果」。映画館で映画を見る際は暗い空間でスクリーンだけが明るい状態ですよね。その状態ですと、自然に明るいところだけに集中できるようになります。

この映画館効果を利用して、手元のスタンドだけを付けた状態で暗い部屋で勉強してみてください。片付けていない漫画などの余計な情報が入ってこないため、自然と集中できるはずです。

ちなみに、暗いところで勉強をすると目が悪くなるということに医学的根拠はないのだそう。

***
勉強場所として最も手軽で身近な「自分の部屋」。これを機に、自分にとって最適な受験勉強用の空間に変えてみてはどうでしょうか。

(参考)
ログミー|実験で証明された、集中力が落ちてしまう部屋とは?
日経ウーマンオンライン|机がきれいな人に仕事ができる人が多いワケ
NHK テストの花道|「徹底活用シリーズ第3弾 “場所”」
STUDY HACKER|勉強環境は暗めが良い? 「映画館効果」で集中力アップ