皆さんは期末試験の対策勉強、どのようにやっていますか? 中間試験に比べると出題範囲も広く、主要科目以外にも受験に必要ない科目まで問われることになります。何から手をつけて良いのかわからない、できることなら効率よくこなして結果を出したい……。

仕事も勉強も内容は違えど本質は同じ。今のうちに身に付けておくことで、大学に入ってからの勉強や社会人になってからの仕事の姿勢の基礎を養うことができます。
そこで今回のコラムでは、今からでも遅くない、周りに差をつける期末試験対策法をお伝えします。社会人の方はご自身の定期テスト対策をどうやっていたか思い出しながら読んでみてください。

対策法その1:優先順位をつける

すべての科目を満遍なくこなすことは容易ではありませんし、得策とは思えません。そこでまず重要なのが、勉強する科目に優先順位をつけるということです。

ただしこれは、決して“捨てる科目を作る”ということではありません。科目ごとに勉強にかける時間に差をつけるのです。「不得意科目を伸ばしたい」「得意科目を伸ばしてもっと自分に自信をつけたい」など目標が異なると思いますので、それに合わせた計画が必要になります。

高校1年生・2年生の学生さんは、できることなら苦手科目を伸ばす方に力を入れましょう。なぜなら、今のうちから進路を制限してしまうのは非常にもったいないことだからです。

これはある一例ですが、数学が苦手だからという理由で早いうちから進路を文系に絞っていた学生さんがいました。しかし経済学部を志望したとき、志望校で数学が受験科目として課されてしまうことに気づき、あまり数学を勉強しなかったことをとても後悔してしまったそうです。後になって後悔することのないように、重い腰を上げて苦手科目にも時間を割くようにしましょう(経済学部は入学後にも数学を使うことが多くあります)。

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対策法その2:2週間以上前から目標を掲げ、スケジュールを立てる

優先順位を決めたら、次に期末試験の2週間前から本番までのスケジュールを立てます。そこで大事なのが、どの日にどの科目をどれだけやるのかを具体的に決めることです。

試験範囲が発表されるまでは予定が立てにくいかもしれません。しかし、問題集を何ページ解かなければいけないのか、教科書は何ページ分暗記しないといけないのか、といったことはおおよそ把握できるはずです。それらを何日かけて解くのか、何周するのかをあらかじめ決めておく良いでしょう。すると、試験当日までに出題範囲の問題が解き終わらなかった……といった失敗も回避できます。

もちろん、必ずしも計画通りに進むとは限りません。予想以上に早く終わったり、あるいは時間がかかってしまったりした場合には、臨機応変にプランを変更していきましょう。さらに試験の日程が発表されたら、最終日の科目はちょっと後回しにするなど微調整の必要があります。

スケジュールを立てるにあたっては、時間軸のついた「勉強日記」を活用したり、学習が終わった後には「ぬり絵勉強法」を活用したりして、勉強内容を記録するといいでしょう。

対策法その3:時間を制限しながら勉強する

Study Hackerでも度々紹介されている“ポモドーロ・テクニック”も有効に活用できるでしょう。

タイマーを使って勉強時間を制限し、自分に負荷をかけながら勉強することによって集中力が高められ、それが勉強の効率を上げることにつながるというのがこのテクニックのベースにあります。

たとえば、数学の問題集を解く時間を3時間設定しているとします。ただし、休憩なしで3時間勉強し続けても効率が落ちてしまうので、勉強時間を25分なり30分なり自分で小さな区切りとして設定し、タイマーをセットした上で勉強を開始するのです。1クールが終わるごとに3分もしくは5分の休憩を必ず挟みましょう。休憩時間にはおやつを食べたり、スマートフォンを見たりするなど、勉強時間には制限していて、できなかったことをしてもOKです。頑張った先に褒美があれば、あらかじめ決められた制限時間内でより集中することができるというわけです。

振り返り:期末試験が終わったらするべきこと

期末試験が終われば、お待ちかねの長期休み。試験で良い結果が出た人もそうでない人も、ここで挽回および飛躍のチャンスが待っています。

まずやらなければいけないのは、返却された期末試験の間違い直しをすることです。試験の結果に一喜一憂するのではなく、現段階で理解できている箇所とそうでない箇所を把握し、次につながる勉強をしましょう。ちなみに私は、試験で間違えた箇所のみをまとめた「間違いノート」なるものを科目別で作っていました。もちろん次回の定期テストに今回の試験範囲は含まれません。

次にやるべきことは勉強の仕方の振り返りです。漫画を読んでしまった、スマートフォンをいじる時間を取りすぎてしまった。思わず友達と遊んでしまった。音楽を聴きながらやってみたら集中力が増した。ポモドーロテクニックを使用してみたら、思ったよりも早く一科目分の勉強を終わらせることができた。教科書を眺めるだけじゃなくて蛍光ペンを入れながら読んでみたら、理解できないポイントが大幅に減った。午後よりも午前中に問題を解くようにしたら効率よく勉強できた。

このように、「今回はなぜ失敗してしまったのか」あるいは「どうして成功できたのか」の要因を探ってみましょう。改善できるポイントは改善し、良かったポイントは継続することで、次回の定期テストではより効率的に勉強を進められます。1年単位の長丁場になる受験勉強では、時間の使い方の有効性をより実感できることでしょう。

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塾に行っているから、部活動が忙しいからといった理由で学校の勉強をおろそかにしてしまう学生さんも多く見受けられますが、私はおろそかにするべきではないと思います。なぜなら、勉強においてもっとも大切なことは、学校で学ぶ基礎・基本事項の理解と定着に他ならないからです。次の定期試験に向けた対策をする際にぜひ試してみてくださいね。

(参考)
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