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「できるだけ計画通りに勉強を進めるようにしているけれど、目の前にあるものを優先してしまった結果、思い通りに進まないことが多い」「またイチから計画を立てるのも面倒なので、途中で破綻しない計画の立て方が知りたい」「そもそもスケジュール管理が得意な方ではない……」

そのような方は必見。スケジュール管理のプロになるコツをお伝えいたします。

計画が破綻してしまう原因

せっかく立てた計画が破綻してしまう原因はいったいどこにあるのでしょうか? 大きく分けてふたつの要因が考えられます。

1.厳しいスケジュールを自分に課している
自分の能力や置かれた環境に見合わない計画を立ててしまうことはありませんか? 私も時折そのようなことがあります。

目標が定まっていて、それを達成させたいという気持ちはもちろん素晴らしいですが、理想と現実がかけ離れ過ぎると、再び計画を立て直すことになってしまう可能性は高いです。

あるいは、計画通りに進まなかったことで悲観的になり、悪循環が始まる恐れもあります。しっかりと現状を見据えたうえで計画を立てることが何よりも大事です。

2.スケジュールが漠然とし過ぎている
ゴールの定まっていない、期限のない目標に対する計画は、あまり効果的ではありません。また、ほかにもやるべきことがあるのに、それを半ば無視して計画を立ててしまうと、結局すべてが中途半端に終わってしまうでしょう。

例えば、期末試験に向けた勉強計画を立てるとします。数学の問題集の該当箇所をテストまでに2周するという目標を掲げたにもかかわらず、結局は1周も終わらなかった……このような学生は非常に多く、私がこれまで家庭教師をしてきた中で何人も見てきました。

なぜこのような結果を招いてしまうのでしょう?

それは、他の教科との兼ね合いを考慮していなかったために、結果的に数学の勉強に充てる時間が確保できなかったこと、また、自分が解けるスピードを考慮せずに、なんとなく2周と決めてしまったことが原因だと考えられます。

人間はロボットではないので、予定通りに物事が進まないことがあって当然です。だからこそ、そのことを念頭において計画を立てる必要があるのです。

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その1:3つのスパンで期限付きの目標を立てる
ここでいう3つのスパンとは、“長期・中期・短期”を指します。

例えば、長期目標のゴールは大学受験や高校受験の日、中期目標のゴールは学年末、短期目標のゴールは直近で受ける学内の試験や模擬試験、と3つのスパンでゴールを設定して計画を立てると無理なく進められるはずです。

その際に決して忘れてはいけないのが「予備日を設定しておくこと」。すべての日にちにみっちりと予定を入れてしまうと、計画通りに終わらなかった場合に替えがききません。そのため、何の予定もないブランクの日を設定する必要があるのです。

また、具体的な数字で目標を表してみるのも良いでしょう。例えば、学年末までに定期試験で学年10番以内に入るという目標を設定するとします。そのためには次回の中間テストで50番以内、その次の期末試験で30番以内、と段階的な目標を立てるのです。そうすることで、それを達成するまでにやるべきことが明確になり、目標がより現実味を帯びてくるはずです。

その2:優先順位を設定する
受験では様々な科目を勉強する必要があるため、何から手をつけていいのかわからないといった方も多いでしょう。そこで、緊急性の高いものから優先的にこなしていくのです。

例えば、国語系の科目で成績が伸び悩んで入るものの、理数系の科目はあまり時間をかけなくても平均以上の成績をおさめているのなら、国語系の科目により多くの時間を割くべきでしょう。あるいは、今回の試験では日本史の成績をどうしても上げたいといった場合、得意な理数系の科目の勉強時間を減らすなどの調整すると良いです。

その3:能力に見合った計画を
そして何より、自分の能力を過信せずに計画を立てて管理することが望ましいです。時に自分に負荷をかけることも大事ですが、そればかりでは疲弊してしまい、計画通りに進まないと悪循環に陥ってしまいかねません。

知識のインプットや理解に要する時間、アウトプット際の解くスピードなどは人それぞれです。周りの人に合わせるのではなく、焦らず、自分に合ったスケジュールを立て、自分のペースで学習を進めてみましょう。

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スケジュールを立てることが性に合わないという方も一定数いらっしゃるでしょう。しかし、効率良く成果をあげたい時、どうしても達成したい目標がある時、計画を立てゴールまでの道のりを可視化することで現実感が増し、ゴールを引き寄せやすくなることでしょう。ぜひ試してみて下さい。

(参考)
和田秀樹(2015),『受験勉強計画の立て方 (超明解!合格NAVIシリーズ)』,ブックマン社.
柏村真至・武田康・村田明彦(2015),『ゴールから発想する合格手帳 桜』,学研マーケティング.
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