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【医学部受験】昨年度全滅からの大逆転。センター9割、医学部一次10校合格を叶えた「基礎」の力

【医学部受験】昨年度全滅からの大逆転。センター9割、医学部一次10校合格を叶えた「基礎」の力

StudyHackerを運営する恵学社(けいがくしゃ)は、医学部や難関大学をめざす個別指導の予備校「学び舎東京」を東京の四谷で、「烏丸学び舎」を京都で運営しています。2016年には「受験の世界にも『パーソナルトレーナー』の仕組みを取り入れ、密度の濃い学びを提供したい」との思いから東京・恵比寿に「学び舎東京plus」という小規模の予備校をスタート、2017年3月からは場所を市ヶ谷に移して運営をしています。

今回は、学び舎東京plusで1年間を過ごし見事医学部への合格を果たした山田開士朗さんと、担当の竹村トレーナーにインタビューをしてきました。山田さんは昨年度の医学部受験では一次試験で全滅、そこから一年後にはなんと10校の医学部の一次試験を突破するまでになったそうです(二次試験は日程重複などありすべては受験せず)この1年間、どのように勉強方法を変え、実力を大幅に伸ばしたのでしょうか。その秘密を探ります。

——この度は合格おめでとうございます。春から晴れて医学部生ですね。本日はよろしくお願いします。

山田さん:ありがとうございます。よろしくお願いします。

竹村トレーナー:よろしくお願いします。

——まずは、入塾当初のことを教えていただけますか?

山田さん:昨年度は、ある個別指導の医学部専門予備校に1年間通っていましたが、最終的に力及ばず一校も一次試験を突破することができませんでした。二浪目が決まってしまってから「次の一年で絶対に決める」という思いで、予備校を変えて勉強を始めたんです。

——今年度は10校で一次合格を決めたと伺っています。すばらしい伸びだと思うのですが、具体的にはどんなことから始めて行ったのでしょうか。最初の学力の状況はどのようなものでしたか?

山田さん:理科だけはかろうじて合格水準に近い学力があったのものの、英語は得点がなかなか安定せず、センターで7割得点できる程度でした。数学ではどの大学の入試問題でも3割程度しか解答できないという状態でした。

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山田さん

医学部受験生こそ「基礎」を鍛えるべき

——トレーナーの竹村さんから見て、各科目ごとの最初の課題はどのようなものだったのでしょうか。

竹村トレーナー:数学では、問題を見ても解法を思いつかないという状態でした。解説を見れば理解はできるのだけれど、初見の問題だとどうすれば良いのかわからなくなってしまう。これは、公式や定理の知識が表面的なもので、その知識の有効な使い方がわかっていないということが原因でした。

山田さん:問題を見て、なんとなく答えが出そうな公式を総当たりで当てはめていくというような、場当たり的な方法で数学に取り組んでしまっていました(笑) 公式の意味や使い方まで良く理解していたわけではなかったんだと思います。場当たり的に公式を使い、そこで出てきた値を元にさらに場当たり的に何かごちゃごちゃやっていくというような方法で、論理的だとは言えなかったと思います。

——解説を読めばわかるけれど、その解法を思いつかないということは数学が苦手な受験生には良くあることですね。でも、「思いつく能力」を身につけるのって、難しいことのような気がします。

竹村トレーナー:確かに一朝一夕に身に付くものではありませんが、方法はあります。授業では、問題を解くときに数式だけではなくて、考えたことや取った行動をすべて書き出す『思考の可視化トレーニング』というものを取り入れました。解答だけではなく、なぜその方針を採ったのかというところをノートに書き出し、目に見える形にしていきます。考え方を可視化し、それをもとに講師が指導していくことで、問題文を正確に読み取り分析する力やその後の方針をロジカルに組み立てる能力を高めることができます。

数学の得意な人が「解法を思いつく」といってもなにも超能力的なひらめきでそれができるわけではありません(笑)
問題文から読み取れる情報をもとに論理的に考えて方針決定をしているわけですから、正しい手順で学ぶことで確実に身につけることができます。

山田さん:解法を思いついて、方針をきちんと立てるところまでいけば、あとは計算処理などの手続きを正確に行えれば良いんですよね。そこに関しては、練習することで成績が大きく伸びました。偏差値的にもマーク模試で72、記述模試で68など夏の時点でこれまで取ったことのない数字になりました。本番の入試でも前年度の倍以上の点数をコンスタントに取れたと思います。数学の問題へのアプローチの仕方がまったく変わりました。

——数字に大きく表れると自信もつきますね。理科についてはどうでしょう。

竹村トレーナー:知識の定着度にムラがあり、惜しい状態でした。夏までは高校で使う検定教科書を使って、私たちが「精読」と呼んでいる授業を徹底して行いました。これは、教科書を読み込んだ後、講師からの口頭試問に答えるというものです。細かい用語の定義、グラフの説明、実験の目的と結果が意味するもの、などを理路整然と答えられるようになるまで繰り返していくというものです。

受験生、特に浪人生は入試問題などの問題演習を中心に理科の勉強をすすめてしまうことが多いのですが、実はその方法では知識の定着度のムラがでやすくなってしまうんですね。簡単な試験ならそれでもなんとかなることもありますが、医学部入試では知識のムラは死活問題になりかねませんから、知っておくべき知識を圧倒的な精度で押さえていくということを意識してもらいました。

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竹村トレーナー 自習室にて

山田さん:口頭試問に備えるために、毎日同じ時間に自習室でぶつぶつと口に出して説明の練習をしていました(笑) 問題文があって用語を一問一答的に答えるのではなくて、提示された用語に対して完璧な説明をしなくちゃいけないんです。ちょっとでも甘いとツッコミが入って、さらに詳しい説明をすることになります。あの時期で、知識の精度が大きく上がったと感じています。

医学部入試では考察問題といわれる知識だけでは解けない問題が出題されますが、知識が「細かい用語まで人に説明できる」とか「図やグラフが頭に入っていて、その意味を説明できる」という精度で入っていると、すぐに解けるようなものも少なくないんです。

竹村トレーナー:たしかにその通りですね。それに加えて、人に説明するというプロセスで思考力そのものが鍛えられたということもあると思います。

——比較的得意だった理科でも、あえて基礎力の充実に力点を置いたんですね。

竹村トレーナー:そこそこできるというレベルを超えて、ほんとうに得意科目にするには、この「基礎の穴を細かく埋める」ことが不可欠です。

——英語はどうでしたか?

山田さん:英語はとにかく長文を読むのが苦手で……。単語や文法はある程度できているつもりだったのですが、どうすれば早く読めるようになるのかわからなくて。

竹村トレーナー:文法や単語が知識であるのに対して「速く正確に読む」というのはリーディングスキル、つまり技術なんです。技術を身につけるのに必要なのはトレーニングですから、徹底して練習を重ねてもらいました。学び舎東京plusでは、時間割の中にあらかじめ『トレーニング・アワー』という練習専門の時間を組み込んでいます。英語の音読やシャドーイング、数学の計算練習など、基礎練習を毎日必ずやってもらうんです。練習はある時期に集中して行うだけでは効果の薄いものですよね。毎日毎日取り組んでもらいます。

山田さん:音読、シャドーイングを毎日繰り返すことで、明らかに読むスピードが向上してきました。そのおかげでセンター試験の得点も、昨年7割程度だったものが、9割に達しました。

竹村トレーナー:学び舎東京plusでは、弊社が運営する他の予備校や、英語のジム『ENGLISH COMPANY』と同様、英語の指導に第二言語習得研究の知見を大きく取り入れています。これは、人がどのように第二言語(外国語)を身につけていくのかというプロセスを研究する学問です。第二言語を身につける効果的な方法についてはわかっていることも多いので、教材や授業の内容にもそれが反映されています。

——音読ですか。ここでもやはり基礎固めということですか?

竹村トレーナー:医学部入試と言うと、情報戦だとか傾向別の対策だとか、そういうことばかり考えている受験生がいます。でも、あまりに受験校別対策に頼るのは危険なことです。そもそも医学部受験は10校以上受験することは全く珍しくありません。10校以上の傾向別対策だなんて、あまり意味があることではないと思います。それならしっかりとした土台を身につけた方がよほど有益です。それに、そこまで対策したって、傾向なんていつ変わってしまうかわからないのです。

山田さん:基礎がしっかりしてくると、難しく見える問題にも余裕をもって取り組むことができた気がします。

竹村トレーナー:個々の課題をきちんと解決していけば、必ず力がつきます。力が十分につけば合格を手にすることができる。目標がどこであれ、足下のことから解決すべきなんです。足下の課題を解決せずに、目標にあわせたことをやるのは無意味だと思います。情報はまったくの無駄だとは言いませんが、それは目標の学力レベルにかなり近づいてきてからの意識すれば良いことです。

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休憩スペース

個別指導とパーソナルトレーナー

——学び舎東京plusの特徴のひとつは「パーソナルトレーナー」という制度だと思います。実際にどのようなことをされるのですか?

竹村トレーナー:いまお話ししたように、英語や数学など各科目ごとの目標や学習戦略をたてることももちろんたいせつなのですが、時間や集中力といったリソースをどう配分していくかということも重要です。医学部受験は求められるレベルも高く、得意科目を作って一点突破するということは基本的には難しいものです。受験に使用する科目は満遍なく高いレベルでできるようになっておく必要があります。

山田さん:一浪目はやっぱりどうしても好きな勉強に時間を掛けてしまっていたんです。それが科目毎に実力差が大きくでてしまった原因にもなってしまったと思います。

竹村トレーナー:最初の一ヶ月は、実際に個別指導の授業を担当する講師と山田くんの課題を共有しながら、プランニングの基本を組み立てていきました。パーソナルトレーナーは、情報を一元化して全体最適を狙います。「いつまでにこれをやる」というようなただの学習計画的なものではなく、学習における課題や進捗の情報を元に毎日のように計画を立て直していきます。

——プランニングの他にはどんなことをされるのでしょう。

竹村トレーナー:先ほど少しお話にでてきた、『トレーニング・アワー』の内容設定やスキル向上のチェック、それから毎日チェックテストがありますから、そのテストの内容を個別指導の講師とも共有して、授業の内容について相談をしたりします。

それから、なんといっても日々の本人とのカウンセリングですね。山田君の今年に賭ける思いがほんとうに強く、現状に対して過度に厳しい目を向ける傾向がありました。そのせいで、目前の結果だけに頭がいっぱいになり、ほんとうにすべきことから逸れてしまいそうになる時もありました。

山田さん:カウンセリングで思っていることをたくさん話すことができました。やる気が空回りしそうになったこともありましたが、軌道修正してもらえました。

——ほんとうに二人三脚の1年間なのですね。この一年を振り返っていまの気持ちをお聞かせ下さい。

山田さん:はじめて学び舎plusに来たとき、オープンスペースで授業や自習を行うという環境に少し驚きました。僕はまわりに人がいると集中できないタイプなんです。模試や入試でも隣の人のたてる物音で集中が削がれることがよくありました。でも、それって実は克服すべきことなんですよね。入試の環境はコントロールできないのだから、僕が慣れてしまうしかない。オープンスペースはそういう意図があるのだと聞いてからは、敢えて入り口に近い席で自習をしたりと環境を積極的に利用しました。

授業の内容だけでなくて、トレーニングアワーや、デイリーテスト、学習を習慣化するためのいろいろなしくみ。それにやっぱりパーソナルトレーナーがいるということ。もちろん入塾時には絶対に合格する! という強い気持ちもありました。ハングリー精神もあったと思っています。でもそれに加えて、考えられた良い環境で学べたことで今回の成果を出すことができたと思っています。本当にありがとうございました。

竹村トレーナー:山田君の今年に賭ける思いには並々ならぬものがありました。それに答えられるように、丁寧に正しい方法を説明することを心がけていました。とても前向きに、ひたむきに勉強に取り組んでくれたことが今回の成果に繋がったのだと思います。パーソナルトレーナーとして、大きな飛躍をサポートすることができとても幸せに思います。

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烏丸学び舎(京都)、学び舎東京(四谷)とともに、新年度の生徒募集を行っています。

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