電子ペーパー

電子ペーパーとは

・ 電子ペーパーとは、紙のように薄く軽い、表示内容を何度も書き換えられる電子メディア。薄い板状のものと、紙状のフレキシブル(折り曲げが可能)なものとがある。2018年4月18日、大阪大学産業科学研究所は、従来の白い紙を利用して電子ペーパーを開発することに成功したと発表。このニュースは同26日、大学関連のニュースサイト「大学ジャーナルオンライン」に掲載されるとインターネット上で注目を浴び、翌27日に「紙の電子ペーパー」がTwitterのトレンドに入った。

・ 大阪大学産業科学研究所によると、従来の紙は透明性を持たないため、電子ペーパーへの応用は困難だった。しかし同研究所は、樹木セルロースナノファイバー(木材繊維を微細化した素材)から「透明な紙」を作り出し、従来の紙と重ねることで、「電子ペーパーの一種であるエレクトロクロミック(EC)ディスプレイ」を開発。同研究所は、紙を原料とした電子ペーパーの意義を以下のように説明した。

これにより、紙に手書きや印刷だけでなく電気で情報を表示することも可能になります。本研究成果はペーパーレス化に待ったをかけるものであり、デジタル社会における「紙」に新たな価値を生み出すことに繋がると期待されます。

(引用元:大阪大学 産業科学研究所|ペーパーレス化に待った!紙を用いた電子ペーパーの開発に成功

電子ペーパーの特徴

・ 電子ペーパーの開発に取り組む複数の企業によって設立された「電子ペーパーコンソーシアム」は、電子ペーパーを以下のように定義している。

ハードコピー(印刷物による表示)とソフトコピー(電子ディスプレイによる表示)の機能のそれぞれの長所を併せ持つ第三のヒューマンインターフェースの総称。特に、“読む”という行為をストレスなく可能にすることを大きな達成目標のひとつとした新しい電子メディアの概念。 ハードコピーを書き換え可能な表示媒体(リライタブルペーパー)に進化させる考え方と、電子ディスプレイによる表示を印刷物(紙媒体)に近い表示状態に近づけようとする考え方に二分され、最終製品もこの2つに大別される。

(引用元:電子ペーパーコンソーシアム|電子ペーパー

・ 電子ペーパーコンソーシアムの幹事企業のひとつである凸版印刷によると、電子ペーパーとは「紙の読みやすさと、自由に書き換えができる電子ディスプレイの長所をあわせ持った次世代の反射型表示媒体」である。特徴は「超低消費電力」「高視認性」そして「薄型・軽量」。いったん電子ペーパーに画像を表示させると、その画像を表示しつづけることに電力は不要だという。また、PCやスマートフォンのように液晶画面のバックライトを光源としていないため、屋外の明るい場所でも見やすい。

電子ペーパー製品

・ 凸版印刷は産業用途の電子ペーパーを提供している。2016年には、「フレキシブル電子ペーパーディスプレイ」を国内で初めて開発したことが発表された。この電子ペーパーは非常に薄く、曲げることが可能で、白・黒・赤の3色で表示できる。スーパーやドラッグストアなどでの売値表示に最適とのこと。2018年度の実用化を目指すという。

・ 消費者向けの電子ペーパー製品としては、ソニーの「デジタルペーパー DPT-RP1」が知られている。A4サイズでは「世界最薄最軽量のデジタル端末」として2017年6月に発売された同製品は、「紙のように読み書きできること」を追求したものだ。重さは349g、厚みはわずか5.9mm。内蔵メモリーに約1万個のPDFファイルを保存でき、本物の紙をめくるような感覚でページ送りができるだけでなく、専用ペンによる書き込みも可能。大学教員や医師など、大量の文書を扱う人がユーザーとして想定されている。2018年6月には、A5サイズの「DPT-CP1」が発売予定。

(参考) 大阪大学 産業科学研究所|ペーパーレス化に待った!紙を用いた電子ペーパーの開発に成功 電子ペーパーコンソーシアム|電子ペーパー ソニー|新開発ノンスリップパネル搭載の高解像度電子ペーパー採用 デジタルペーパー『DPT-RP1』を発売 ソニー|読みやすさと書き味を追求した、小型A5サイズのデジタルペーパー『DPT-CP1』を発売 凸版印刷|凸版印刷、白黒赤の3色に表示切替が可能な フレキシブル電子ペーパーディスプレイを国内初開発 凸版印刷|電子ペーパー Twitterトレンド速報|紙の電子ペーパー

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