ねことばとは

・ ねことばとは、絵本『ねことばじてん』(主婦の友社、2017年)に掲載されている、「ねこ」で始まる造語。ねことコーヒーを組み合わせた「ねこーヒー」、ねこと攻撃を組み合わせた「ねこうげき」などがある。2017年11月に出版されて以来、子どもの想像力が養われるなどとして、『ねことばじてん』は保護者に人気を博している。

・ 『ねことばじてん』には、264点のねことばがイラストつきで掲載されている。しかし、各ねことばについての説明はない。プレスリリースの説明によると、子どもがねことばを音読したあと、「イラストをじーっと見つめ」ることにより、自分なりの答えを見つけることが期待されている。楽しみながらねことばの意味を考えることで、子どもの国語力・発想力・創造力が鍛えられるという。

さまざまなねことば

・ ねことばのひとつである「ねこコナッツ」は、ねことココナッツを組み合わせたものだ。一方、複数の解釈が生まれるねことばも存在する。たとえば、「ねこうたい」は、ねこと交代もしくは後退を合わせた言葉だ。このようなねことばについては、『ねことばじてん』に両方の解釈のイラストが掲載されている。

・ 『ねことばじてん』の刊行に先立ち、主婦の友社によってねことばに関するアンケートが実施され、12月末に結果が発表された。回答者は1156人。人気投票の結果、最も好評を博したねことばは「ねこたつ」(624票)だった。第2位は「ねころぶ」(587票)、第3位は「ねころころ」(509票)となり、ねこらしい言葉が選ばれたといえる。

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ねことばが育む子どもの能力

・ 教育学を専門とする芥川元喜・准教授(金沢星稜大学)は、子どもの言語能力を伸ばす助けになるとして、『ねことばじてん』を推奨している。

子どもは「ねことばってなんだろう?」と本を手に取り、「次にどんな言葉が出るんだろう」と次々ページをめくり、気に入った言葉で立ち止まるんです。たとえば「ねこころここにあらず」ってなんだ?って。「心ここにあらず」の意味をお家の方に教えてもらって、「へえ。ねこってちょっとボンヤリしてるしなあ」なんて想像したりするでしょう。「ねことば」自体に、言葉の意味はないけれど、「ねことば」に「かくれている言葉」には確かな「意味」があります。

(引用元:ダ・ヴィンチニュース|子どもの国語力は「ねこ」が育てる!? スマホ世代の子ども向け、新発想の言葉あそび

・ また芥川准教授は「ねこしあん」というねことばを例に挙げ、「ねこ+こしあん」だけでなく「ねこ+思案」とも分解できるとして、このような「隠れた新しいねことば」を見つけることで子どもの語彙力が養われると主張する。さらに、『ねことばじてん』の対象年齢は「小学校入学前後くらい~大人まで」とされているものの、後輪や硬球といった、小学校低学年の時点では難しい単語も登場する。芥川准教授によると、「分からない言葉」に出会うことも子どもにとって大切な経験とのこと。言葉の意味を子どもが自分で考えたり親に尋ねたりすることによって、親子に対話が生まれ、子どもの語彙力が育つのだという。

(参考)
主婦の友社|絵本『ねことばじてん』アンケート結果発表
PR TIMES|ねころぶ・ねこたつ・ねこのやろ~! 国語力をきたえる言葉あそび絵本『ねことばじてん』を発売。自分でつくる「ねことば」ドリル付き!
ダ・ヴィンチニュース|子どもの国語力は「ねこ」が育てる!? スマホ世代の子ども向け、新発想の言葉あそび