農泊とは

・ 農泊とは、農林水産省が推進している「農山漁村滞在型旅行」。農村・山村・漁村における伝統的な暮らしを体験したり、地域の人との交流を楽しんだりできる。農泊は地域活性化の手段として重要視されており、消費者にとって魅力的なコンテンツとしても注目されつつある。

・ 農泊の推進に関わる2018年度予算として、農林水産省は約75億円を要求した。2020年までに500箇所の農泊地域を創出することを目標とし、農泊を運営する組織の構築支援や、国内外へのプロモーション強化を行うという。

・ 農泊の推進は、2017年に閣議決定された「観光立国推進基本計画」に基づくものだ。同計画は2017年度から2020年度までを期間とし、国内旅行消費額を21兆円にまで拡大したり、インバウンドを4,000万人に増やすなどの目標を掲げている。「世界が訪れたくなる観光先進国・日本への飛躍」が目指されているという。

農泊の魅力

・ 農泊において消費者が宿泊するのは、民家のほか、修復された古民家や廃校舎。いろりを設けた施設もあり、その周りで地元の農産物や伝統料理を味わうことができる。作物の収穫体験や工芸品作りなどのアクティビティーが用意されている場合もある。

・ 農泊の実施は、農山漁村側にとってもメリットが大きいとされる。農林水産省によると、農泊は農山漁村における所得向上につながる。農林水産省が農泊の「優良事例」として紹介している長崎県の小値賀島(おぢかじま)は、2006年に民泊事業をスタートし、翌年に古民家を活用した宿泊事業に着手したところ、観光客数が大幅に増加した。2007年の旅行取扱人数は392名だったが、2018年4月現在で農林水産省のWebサイトに掲載されている資料によると、年間旅行取扱人数は7,896名。観光をきっかけに小値賀島への移住を希望する人や都会から戻ってくる人は、10年間で300名を超えたという。

苦手の文法を克服! TOEIC815点を獲得し、国際会議でスピーチ。英語力を大きく変えた3ヶ月の科学的トレーニング。
人気記事

農泊できる施設

・ 株式会社百戦錬磨の運営する、自治体の認可を得た公認民泊のみを掲載するWebサイト「STAY JAPAN」は、「おすすめの農泊宿」として17軒の農泊施設を紹介している。そのうちのひとつ「農家民宿 Nyan-wan(ニャンバーワン)」(鹿児島県)は、旅行予約サイト「楽天トラベル」におけるレビューで5点満点を獲得している人気の施設。手作りのパンや自家製の無農薬野菜、とれたての卵などが食卓にのぼる。看板犬・看板猫が客室へ遊びにくることでも人気が高い。

・ 「体験民宿 なかむら牧場」(熊本県)も「STAY JAPAN」によって推薦されている農泊施設のひとつだ。牛の世話や、作物の収穫など農業体験をすることが可能。南阿蘇地方の郷土料理が提供され、米・野菜・ミソは全て自家製だという。

(参考)
農林水産省|農泊を中心とした都市と農山漁村の共生・対流
農林水産省|「農泊」の推進
観光庁|「観光立国推進基本計画」を閣議決定
PR TIMES|~実りの秋!農家に泊まって田舎暮らし体験~民泊予約サイト「STAY JAPAN」おすすめの農泊宿17選
STAY JAPAN|農家民宿 Nyan-wan(ニャンバーワン)
楽天トラベル|農家民宿 ニャンバーワン
みなみあそ村観光協会|体験民宿 なかむら牧場