WAFRICAとは

・ WAFRICA(ワフリカ)とは、アフリカ出身のデザイナーであるセルジュ・ムアング氏が立ち上げたブランド。京都の呉服メーカー・小田章とのコラボレーションで制作された着物のコレクションで知られている。アフリカの布と日本の着物という斬新な組み合わせが世界的に注目されており、2017年5月にフランスで開催されたカンヌ映画祭では、スペインの女優ヴィクトリア・アブリル氏がWAFRICAの着物をまとってレッドカーペットを歩いたことが話題となった。

・ ムアング氏は、カメルーン出身のパリ育ち。アートや建築を学び、国際的なキャリアを積んだのち、日産自動車のデザイナーとして働くために日本を訪れた。日本での生活からインスピレーションを受けたムアング氏は、2007年にWAFRICAを立ち上げ、日本のほか欧米やアフリカの各地で展示会を開催した。ブランド名のWAFRICAは、故郷のアフリカに「和」を足したものである。

WAFRICAの着物

・ WAFRICAの着物は、ナイジェリアやセネガルの市場で仕入れた布(ワックスプリント)を用い、アフリカの工場で手作りされている。アフリカの布を研究し、アフリカの布製品を販売したりアフリカの文化を紹介したりといった活動をしている織本知英子氏によると、ワックスプリントとは以下のような布である。ワックスプリントは着物の材料として一般的ではないため、アフリカらしい色柄のワックスプリントはWAFRICAの着物における最大の特徴である。

ワックスプリントは、もともとは西アフリカや中央アフリカで愛用されている布で、製造過程は、ろうけつ染めのように、機械を使用して生地の両面に樹脂をつけて防染し、染色桶にいれて浸染させてから、その後、樹脂などを落とし、再度、木版ブロックやローラー機械などで染色する方法で作られます。

(引用元:POLEPOLE KANGA SHOP|カンガとワックスプリントの違い

・ 一見、日本の着物とアフリカのワックスプリントという組み合わせに親和性がないように思えるが、それこそがムアング氏の狙った効果だという。ジャパンタイムズの取材に対し、WAFRICAの着物は日本とアフリカの「フュージョン」ではないのだとムアング氏は語った。「WAFRICAの着物は『ほかの何か』であってほしいし、2つの文化の境界を越えるべきだ。これは第三の美なんだ」とのことだ。

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WAFRICAの着物を着るには

・ WAFRICAの着物は、小田章が運営する店舗でレンタル可能。京都市下京区の「京呉館」では、着物一式を借りられる「街歩きプラン」と、ヘアメイクおよび写真撮影がついた「変身プラン」が用意され、特別な着物を楽しむことができる。WAFRICAはレディースのみで、水色とオレンジがビビッドな「」や古典風の「装飾」など、10種類。

・ 「京呉館」と同じ建物に入る「ロジェ」は、フォーマルな場にふさわしい華やかな着物を貸し出している。全国に配達可能。WAFRICAのラインナップは、「トリ」「楕円に縞」「装飾」の3種で、いずれも振袖。「装飾」は「京呉館」で扱われているものと同じ柄だが、袖の長さが異なる。

(参考)
Wafrica, the 3rd esthetic
京呉館|WAFRICA
ハフポスト|西アフリカのデザインと着物が融合 ”WAFRICA”から目が離せない
The Japan Times|A beautiful cultural blend: African kimono
POLEPOLE KANGA SHOP|カンガとワックスプリントの違い