WAVE

「WAVE」とは

・ 「WAVE」(ウェーブ)とは、SNS「LINE」などを開発・運営するIT企業・LINEから2017年秋に発売されるスマートスピーカー(IoTを利用した多機能スピーカー)。親会社のNAVERと共同開発しているAI「Clova」(クローバ)が搭載されているため、ユーザーは音楽を聴くだけではなく、音声入力で天気予報を尋ねたり家電製品の操作をしたりと、さまざまな機能を使うことができる。

・ 「WAVE」の詳細がLINEから発表されたのは、2017年6月。日本では2017年秋に発売される予定で、価格は税抜15,000円である。それに先がけ、「WAVE」の機能を音楽再生のみに絞った「先行版」(税抜10,000円)が2017年夏に発売されるという。2014年に米国で発売されて以来大ヒットしている、Amazonの「Amazon Echo」(日本未発売)や、2016年に米国で発売されたGoogleの「Google Home」(日本では2017年発売予定)といった海外企業のスマートスピーカーの対抗馬として、「WAVE」は多くのメディアによって取り上げられている。

「WAVE」の機能

・ LINEの公式発表によれば、「WAVE」の中核機能は「MUSIC」であるという。LINE、デジタルコンテンツの制作や販売を手がけるエイベックス・デジタル、音楽事業を幅広く手がけるソニー・ミュージックエンタテインメントの3社が共同出資で立ち上げたLINE MUSIC社は、定額制音楽配信サービス「LINE MUSIC」を提供しており、ユーザーは「WAVE」を使って「LINE MUSIC」で配信されている楽曲を聴くことができる。また、ユーザーは音声入力によって曲名やアーティスト名で楽曲を検索できるほか、「その時の雰囲気やユーザーの気分に合った曲」を「WAVE」が薦めてくれるという。

・ 音楽に関連するほか、「WAVE」には以下のような機能が搭載されるという。

- ニュース、天気予報、カレンダーなどを知らせる。 - ユーザーと簡単な会話をする。 - 赤外線コントローラーに対応している家電製品を操作する。 - SNSの「LINE」に届いたメッセージを読み上げる。

「WAVE」発売の背景にあるAIのシェア獲得競争

・ 「WAVE」を開発するLINEがAmazonやGoogleと競うのは、スマートスピーカーのシェアだけではなく、スマートスピーカーが搭載する自社AIのシェアでもある。スマートスピーカーはIoTによって他社のさまざまな製品・サービスと連携している。Amazonのスマートスピーカー「Amazon Echo」の出荷台数は、2017年6月時点で1,000台に迫るといい、それにともなって「Amazon Echo」が搭載するAI「Alexa」も普及している。AIの利用者が増えれば増えるほど、AIのプラットフォームは拡大するため、そのAIと連携しようとする企業は増加する。2017年1月、米国ラスベガスで開催された家電見本市「CES」では、700もの企業が「Alexa」搭載商品を見本市に出展していると発表された。「Alexa」のプラットフォームは多くの企業に利用されており、「Alexa」を搭載した「Amazon Echo」に話しかけるだけで宅配ピザが注文できたり、自動車のエンジンをかけたりすることができる。このようにして特定のAIがますます普及していけば、他社があとからAI市場に参入してシェアを奪うことは困難となる。

・ そのため、他社のスマートスピーカーが日本で普及する前に、LINEは「WAVE」を発売し、以下のような意図でシェアを広げようとしているのである。

人と人、情報・コンテンツ、サービスなどのあらゆるものが、オンライン/オフライン問わず、いつでも、どこでも、最適な距離でシームレスに繋がっていく、「LINE」を入り口として生活の全てが完結する「スマートポータル」を推し進めております。 (中略) 世の中のあらゆるものと「LINE」を繋ぎ、より便利な生活を実現するために「LINE」がインフラ化され、コミュニケーションをより豊かにするためにあらゆるコンテンツが動画化され、そして、ポストスマートフォン時代を見据え、あらゆる環境がAI化される世界の創出を目指してまいります。

(引用元:LINE Corporation|【LINE】事業戦略発表会「LINE CONFERENCE 2017」を開催

(参考) LINE Corporation|【LINE】事業戦略発表会「LINE CONFERENCE 2017」を開催 LINE Corporation|LINE、クラウドAIプラットフォーム「Clova」を発表 LINE Corporation|【コーポレート】音楽配信事業における新会社「LINE MUSIC株式会社」設立のお知らせ TechCrunch Japan|LINEがスマートスピーカー「WAVE」をお披露目、今夏には1万円で先行版を販売 TechCrunch Japan|スマートスピーカーのAmazon Echoで、ピザが注文できるようになった Engadget 日本版|LINEのAIスピーカー「Wave」1万5000円で秋発売。声で家電操作・LINE返信も マイナビニュース|LINE、AIプラットフォーム「Clova」対応スピーカー「WAVE」を夏先行発売 CNET Japan|音声スピーカ「WAVE」のお披露目は合格点--LINE舛田氏に聞くAI戦略やEC再挑戦 CNET Japan|LINEの音声スピーカ「WAVE」は1万5000円--秋に発売へ 産経ニュース|AI活用の音声認識スピーカー、日本上陸へ LINEが6月発売 米国で先行のアマゾンは年内にも上陸 BUSINESS INSIDER JAPAN|グーグル、アマゾンと戦うLINEの勝算 —— 日本でも始まったスマートスピーカー戦争 ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト|日本でもAmazon Echo年内発売?既に業界は戦々恐々 ITmedia NEWS|「Google Home」、日本で年内発売へ News OK|Shhh, your washing machine might overhear you Yahoo!ニュース|アマゾンのAI「Alexa」でフォードを操作してみたら車の未来が見えてきた

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