ホリエモンロケットとは

・ ホリエモンロケットとは、ロケット開発事業を手がけるインターステラテクノロジズ株式会社が製作し、2017年7月30日に北海道から打ち上げた観測ロケット「モモ」の通称。インターステラテクノロジズは実業家・堀江貴文氏の出資で設立され、堀江氏は長年ロケット開発事業に精力的に携わってきたことから、一部のメディアによって堀江氏の愛称である「ホリエモン」のロケットと呼ばれるようになった。

・ 30日の打ち上げ日、ホリエモンロケットは地上100kmの高さにある宇宙空間に到達することが予定されており、民間企業単独によるロケットの宇宙到達は日本国内で前例がないため、注目を浴びていた。しかし、打ち上げ直後に機器の不具合が確認されたため、ホリエモンロケットのエンジンは停止され、ホリエモンロケットは海上に落下した。宇宙空間への到達という目標は達成されなかったものの、今回の打ち上げで得られたデータは次回の打ち上げに活かされるという。ホリエモンロケット打ち上げのニュースは多くのメディアによって取り上げられ、インターネット上で広く共有された。

ホリエモンロケットの特徴

・ インターステラテクノロジズは「世界中で一つのメーカーしか作れない部品ではなく、
普通のメーカーが作れる部品を使って世界一低価格でコンパクトなロケットを作ること」を重要視している。実際、ホリエモンロケットの全長は9.9m、重量は1tと、人工衛星「みちびき」の打ち上げのため、2017年6月に宇宙航空研究開発機構によって種子島宇宙センターから発射されたH-IIAロケット34号機の全長53m、重量286tと比較して非常に小さく、軽量に造られている。

・ ホリエモンロケットは、弾道飛行しながら観測を行う「サウンディングロケット」である。打ち上げが成功していれば、打ち上げから落下までのあいだに約4分の無常力状態がホリエモンロケット内に発生していたため、これを利用してインターステラテクノロジズは「微小重力実験や高層大気の観測、赤外線・X線などによる宇宙観測、技術試験、エンターテインメントなど」の機会を企業や研究機関に提供するビジネスを行いたいとしている。

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ホリエモンロケットの背景にある堀江氏の情熱

・ ホリエモンロケット打ち上げをはじめとする宇宙開発は、堀江氏にとって長年の「夢」だった。堀江氏のブログによると、高校生の頃は大学で宇宙工学を専攻したいと考えていたが、東京大学文学部在籍中にITビジネスに出会い、それに専念した。あるとき、ロシアの宇宙ステーションが売りに出されるというニュースを聞いた堀江氏は、資金があれば宇宙ステーションを購入できるという事実に奮い立ち、ふたたび宇宙開発事業に目を向けたのだという。

もっと会社をでかくして宇宙開発に資金を提供するんだ。そして資金不足や政府の方針やらで有人宇宙開発に携わっている技術者の人たちに資金を提供していこうと思いました。

(引用元:六本木で働いていた元社長のアメブロ|夢を実現するために稼ぐという考え/ メルマガ発刊情報

・ ITに関する情報を発信するwebメディア「PC Watch」が2010年に堀江氏に対し行ったインタビューにおいて、本の執筆やアプリケーション開発などの仕事は「全部将来の宇宙開発のための資金稼ぎ」と堀江氏は述べ、宇宙への強い熱意をあらわにした。そして、以下のように展望を語った。

まずは、地球周回軌道で小惑星を観測する衛星を上げたいですね。例えば、これでウランが豊富な小惑星が見つかるかもしれない。僕らがやりたいのは、もっと遠くに行くこと。それを実現するには、資源のある小惑星を見つけて、そこで燃料を確保して、さらに遠くに行くのがいいんじゃないかと

(PC Watch|ホリエモン直撃インタビュー、ロケット開発について聞く

(参考)
インターステラテクノロジズ株式会社
Twitter|なつのロケット団公式
六本木で働いていた元社長のアメブロ|夢を実現するために稼ぐという考え/ メルマガ発刊情報
JAXA|平成29年度ロケット打上げ計画書
CAMPFIRE|宇宙へのチャレンジを共に歩む!なつのロケット団ファンクラブ会員募集!
CAMPFIRE|みんなの力で宇宙にロケットを飛ばそう!
PC Watch|ホリエモン直撃インタビュー、ロケット開発について聞く
ハフポスト|「ホリエモンロケット」MOMO初号機、宇宙へ届かず 堀江貴文氏がリベンジ誓う(UPDATE)
NHKニュース|民間宇宙ロケット エンジンを緊急停止 宇宙空間に到達せず