キラキラ女子が注目されるようになった背景
・ キラキラ女子は、2013年前後から注目されるようになった存在。2013年2月にサイバーエージェントで働く「キラキラ女子社員」(キラキラCA女子)が日本経済新聞で特集され、話題を集めるようになった。キラキラCA女子をはじめとするキラキラ女子社員は、新聞、雑誌、インターネットなどで多く特集され、若い女性からの注目されている。
・ キラキラ女子の特徴は様々な点が挙げられるが、以下のような点が代表的。
‐仕事だけでなくプライベートも充実させている。 ‐ファッションや恋愛、人との交友を楽しんでいる。 ‐仕事に前向きで、ビジネスでの成長にも貪欲。 ‐明るく、楽しいことが好きで、いつも笑顔。ポジティブな性格。 ‐時間に余裕を持ち、趣味も満喫している。
・ キラキラ女子は、特に若い世代の女性から好感をもたれることが多く、憧れの対象となっている。様々な女性向けメディアで、キラキラ女子になるためのノウハウが特集されている。
・ 一方で、キラキラ女子に反感を持つ層も存在する。キラキラ女子には、無理して頑張っている雰囲気や張り切り過ぎている傾向、高級志向という特徴があるとして、これらの点を嫌う男性もいる。また、SNSなどでキラキラした私生活を誇張し過ぎて、周囲の反感を買っているキラキラ女子もいる。ネット上では、キラキラ女子を装った「偽のキラキラ女子」も見られ、詐欺犯罪に発展したケースもある。
サイバーエージェントの「キラキラ女子社員」
・ 2013年2月の日本経済新聞で、サイバーエージェントにキラキラ女子社員が多く働いていることが特集された。以前から、サイバーエージェントには「顔採用」「ちゃらい」といった悪評があったが、社長の藤田晋氏は、キラキラ女子社員の採用の意図を次のように語っている。
根底には、創業前から、活躍する女性のベンチマーク的な存在がなかなか増えない、ロールモデル(お手本となる成功モデル)が社会になかなか増えない、という問題意識がありました (中略) 先輩の女子がプライベートを犠牲にして仕事を頑張って、偉くなるにつれて疲弊していく。それは憧れの対象にはならない。ロールモデルにはなり得ない。 (中略) ロールモデルはすてきでなければいけない。だから、98年に起業した時、そういう(すてきな)人がマジョリティーである組織を作ろうと意識して採用していた
(引用元:日本経済新聞|「キラキラ女子」集結の謎、藤田晋社長が戦略語る)
・ キラキラ女子が社内にいることで、他の社員へも良い影響がある、と藤田氏は語っている。
マジョリティーがキラキラしていると、そうじゃなかった周りの女子もキラキラし始めてくるんですよね。自浄作用みたいに働いて、周りまでなんとなくそう見えてくるというのはある。中にいることでポジティブに影響し合って、なんとなく全体がそうなっていく
(引用元:同上)
(参考) JCAST会社ウォッチ|キラキラ女子社員の台頭で、スイーツ女子はどこへ消えた? Wedding Park|話題の“キラキラ女子”ってどんな人?どうすればなれる? 4meee!|あなたはできてる?毎日キラキラ女子でいるための4つのこと♪ motejo|キラキラ女子まぶしすぎ!意識高い系は一歩間違えると非モテ女子 exciteニュース|「妬ましかった…」 "キラキラ女子"をつい装ってしまう女の心理って? 日本経済新聞|サイバーエージェント、躍進支える「キラキラ女子」 日本経済新聞|「キラキラ女子」集結の謎、藤田晋社長が戦略語る 日本経済新聞|「キラキラ女子」を引き寄せる会社の条件 憧れ、説得力、多様性…