こども宅食

こども宅食とは

・ こども宅食とは、認定NPO法人フローレンスや文京区などの団体が共同で運営する、生活の苦しいひとり親家庭などへ食品を届ける取り組み。2017年7月20日、クラウドファンディングの形式で運営費の寄付の呼びかけが始まり、社会問題に関心がある人たちのあいだで話題になっている。

・ 子どもに関する問題に幅広く取り組んでいることで知られるフローレンス代表理事・駒崎弘樹氏は、まず文京区でこども宅食の事業モデルを確立させ、全国に広げていくことを目指すという。文京区でこども宅食を始める理由を、文京区長の成澤廣修氏は以下のように話した。

経済的な理由で就学が困難な小中学生に補助金を支給する「就学援助」という仕組みがあります。文京区で就学援助を受けているのは、2017年5月時点で区立小中学生10,516人のうち1,019人です。文京区でも1,000人を超える子どもたちが支援を必要としているんです。

(引用元:BLOGOS|見えない貧困に苦しむ1,000人の子どもを救え!文京区長が「こども宅食」でNPOとの協働を決断した理由とは

・また、フローレンスでこども宅食事業の立ち上げを担当している山崎岳氏は、こども宅食が必要とされる背景にある「相対的貧困」について以下のように語った。

日本では今、「7人に1人」の子どもが、ひとり親家庭に至っては、「2人に1人」が「相対的貧困」に陥っています。 「相対的貧困」とは、1日100円で過ごす、というような暮らしではなく、平均的な家庭の半分くらいの年収で暮らしていて、日々の暮らしにカッツカツ、そんなイメージです。 このような家庭で生きるこども達には、何が起きるでしょうか? (中略) 僕自身は、小学生の時に母親が離婚し、カッツカツだったけれど、養育費をもらえていたし、母が切り詰めてくれていたおかげで、なんとか大学に通わせてもらえました。 でも、いつも暮らしは最低限で、苦しかった。 (中略) 子も苦しいが、親もまた、子に苦しい思いをさせていることで、苦しい。 これが、「相対的貧困」だと僕は思っていて、なんとかしなければと強く思います。

(引用元:Medium|「こども宅食」にかける意気込み。

こども宅食のしくみ

・ フローレンスなどによるこども宅食事業は、2017年10月より、文京区で開始される。食品を届ける対象となるのは、文京区内に居住しており、児童扶養手当または就学援助を受給している世帯。生活保護世帯は対象外だという。2017年度は150世帯に限定しており、応募者多数の場合は抽選となる。

・ こども宅食の対象となる世帯には、文京区役所から案内が郵送される。案内に記載されているQRコードをスマートフォンのアプリケーション「LINE」で読み取ると申し込み手続きが可能。スマートフォンを所持していない場合、郵送でも申し込める。

・ こども宅食に申し込んだ家庭には、2017年10月から半年間は2ヶ月に1回、それ以降は毎月、自宅に10kg強の食品が配送される。初年度は常温管理ができる食品のみが扱われ、例としてはお茶やジュースなどのペットボトル飲料、クッキーなどの菓子、米、レトルト食品、マヨネーズなどが挙げられている。

こども宅食における工夫

・ こども宅食の狙いは、生活が苦しい家庭の子どもを飢えさせないようにすることだけではない。食料品を家庭に配達する際、事業関係者が親の話を聞いたり、申し込むときに利用したLINEを通して相談を受けつけたりすることで、家庭の状況を継続して把握することが「一番の狙い」なのだと駒崎氏は話す。必要に応じて専門機関と連携したり、他のNPOによる支援の情報を届けたりするという。

・ こども宅食の申し込み手続きが簡便にされている背景には、駒崎氏が「役所の書類を読み解き、平日に仕事を休んで窓口に行き、近所の人の目があるかもしれない中で申請する」ことを「極めて高いハードル」だと考えたことがある。駒崎氏によれば、周囲の視線を気にして、生活に困っていることを隠す家庭は多く、こども宅食はそのような人たちにも支援の手を差し伸べられるというメリットがある。

(参考) ふるさとチョイス|命をつなぐ「こども宅食」で、1000人のこどもと家族を救いたい! Medium|「こども宅食」にかける意気込み。 BLOGOS|見えない貧困に苦しむ1,000人の子どもを救え!文京区長が「こども宅食」でNPOとの協働を決断した理由とは ハフポスト|「こども宅食」の革新性 Yahoo!ニュース|食料を直接手渡す「こども宅食」は、「7人に1人が貧困」の子どもたちを救うのか

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