プラズマ乳酸菌とは

・ プラズマ乳酸菌(Lactococcus lactis strain Plasma)とは、免疫細胞のひとつであるプラズマサイトイド樹状細胞(pDC)を直接活性化させる乳酸菌。pDCを刺激すると、他の免疫細胞も活性化するため、免疫機能全体の活性化につながるとされる。プラズマ乳酸菌の配合された食品は2017年から販売されはじめ、徐々に認知を獲得している。

・ プラズマ乳酸菌については、キリンビールなど子会社の管理を行うキリン株式会社、小岩井乳業株式会社、健康食品などの製造・販売を手がける協和発酵バイオ株式会社の3社によって共同研究が実施されている。キリンは2010年から「乳酸菌の新たな可能性を発見する」試みを続けており、pDCを直接活性化できる乳酸菌を世界で初めて発見するに至ったという。2017年9月に発表された新ブランド「iMUSE」(イミューズ)の名のもと、プラズマ乳酸菌の配合された食品が順次発売されている。

プラズマ乳酸菌の働き

・ キリンの「プラズマ乳酸菌 研究レポート」によると、乳酸菌を体内に摂り入れることは免疫力の強化につながる。腸内には、壁面に密集している無数の細菌「腸内フローラ」が存在し、乳酸菌を摂取することで腸内フローラのバランスが最適に近づいて免疫機能が正常化するためである。

・ 一般的な乳酸菌は生きたまま大腸で機能する一方、プラズマ乳酸菌の特徴は、小腸で吸収されることである。プラズマ乳酸菌が小腸で吸収されると、小腸にあるpDCが活性化する。そしてpDCは、ほかの免疫細胞に指示を出す「司令塔」の役割を持っているため、広範な異常細胞を殺傷する「NK細胞」やウイルスへの抗体を作る「B細胞」などを活性化させ、免疫細胞全体の活性化という効果につながるのである。

・ プラズマ乳酸菌については、ヒトおよびマウスを対象にした試験により、以下の研究成果が確認されている。

- インフルエンザ累積罹患率の低減、咳や熱っぽさなど自覚症状の軽減。
- 毛つやの悪化や筋肉量の減少など、老化現象の進行緩和。
- 乳幼児の急性胃腸炎の原因となりやすいロタウイルスが腸内で半減。

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プラズマ乳酸菌配合の製品

・ プラズマ乳酸菌を配合した食品ブランド「iMUSE」からは、キリン、小岩井乳業、協和発酵バイオの各社が商品を打ち出している。キリンは2018年1月16日、ペットボトル飲料「キリン iMUSE レモンと乳酸菌」(税抜140円)を発売予定。水分補給と同時にプラズマ乳酸菌が摂取できる「乳酸菌ニアウォーター」であるという。小岩井乳業からは、「小岩井 iMUSE のむ生乳ヨーグルト」が発売中。プラズマ乳酸菌によるなめらかな口当たりと、香料・安定剤を使用していないナチュラルさが売りだ。忙しい30~40代の女性がメインターゲットだという。協和発酵バイオは、プラズマ乳酸菌配合サプリメント「協和発酵バイオの iMUSE」(税抜1,429円)を通販のみで販売。1日につき4粒が目安で、4粒あたりプラズマ乳酸菌が50mg含まれている。「日々の体調管理」や「家族の大事なシーンを応援」するのに有用だという。

・ プラズマ乳酸菌を含む食品を販売しているのは、上記の3社だけではない。2017年10月、スナック菓子製造大手のカルビー株式会社はキリンの協力により、コンビニ限定でポテトチップス「ぽいっと!」を発売した。味は「ナッツソルト」と「発酵バター」の2種類。1袋あたり1,000個のプラズマ乳酸菌が配合されているだけでなく、女性の口幅を考慮してチップスが小さめに作られている。

(参考)
キリン|プラズマ乳酸菌 研究レポート
iMUSE
キリンホールディングス|キリンの独自素材“プラズマ乳酸菌”を配合した新ブランド「iMUSE(イミューズ)」をスタート
小岩井乳業株式会社|「小岩井 iMUSE(イミューズ)のむ生乳(なまにゅう)ヨーグルト」2017年9月5日(火)新発売
小岩井乳業株式会社|iMUSE 誕生!
健康食品オンラインショッピング 協和発酵バイオの健康食品通販サイト|iMUSE(プラズマ乳酸菌配合サプリ)
協和発酵バイオ株式会社|「協和発酵バイオの iMUSE(イミューズ)」新発売
協和発酵キリン|『協和発酵バイオのプラズマ乳酸菌』新発売!“まもるチカラ”の乳酸菌をサプリメントで
カルビー株式会社|ニュースリリース 『ぽいっと!ナッツソルト味』
カルビー株式会社|ニュースリリース 『ぽいっと!発酵バター味』