ミレニアルズ社員とは

・ ミレニアルズ社員とは、1980年以降に生まれ、企業で働いている人々。1980年から2000年頃に生まれた世代を指す「ミレニアル世代」に由来する名称である。ミレニアル世代は、競争を好まず個性を大事にするなどの傾向を持つとされており、従来の社員との違いを強調するために「ミレニアルズ社員」という言葉が使われることがある。

・ ミレニアル世代の特徴は、おっとりしていてマイペースであることだといわれている。その理由は、2002年度から2010年度にかけて実施された、いわゆる「ゆとり教育」の方針のもとで彼らが学校教育を受け、厳しい詰め込み教育から解放されたことだとする論調が多い。この世代を「甘やかされて育った」とみなして「ゆとり世代」と揶揄(やゆ)する人も一部にいる。

ミレニアルズ社員の特徴

・ 人材育成サービスなどを手がける株式会社リクルートマネジメントソリューションズは、2017年6月時点で「新人若手」を「ミレニアルズ」と称しており、「1980年以降に生まれ、デジタルネイティブで新たな価値観をもつとされる世代」と定義している。ミレニアルズ社員には「困難な環境を苦手とする」傾向があり、「期待される成果や納期を確認せず自分基準で進める」「 意味や価値が感じられないことは進んでやりたがらない」などの特徴があるという。

・ 生産性に関する調査研究などを行う公益財団法人・日本生産性本部は、2004年から毎年「新入社員のタイプ」を発表している。同団体は、2017年度の新入社員を「キャラクター捕獲ゲーム型」と命名した。インターネットやSNSによる情報収集能力やフットワークのよさといった長所を持つ一方、「はじめは熱中して取り組むが、飽きやすい傾向」を持つため、企業側は目標を示すなどして新入社員を飽きさせないよう取り組む必要があるという。

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ミレニアルズ社員を生んだ環境

・ リクルートマネジメントソリューションズは、ミレニアルズ社員が上記の特徴を獲得した原因は彼らが育った環境にあると分析している。

少子化やサービス競争の進展は与えられる・選ばれる経験を増やし、個性尊重の教育とあいまって、相手に合わせるよりも自分基準を大切にする傾向を強化する。子どものやりたいことを支援し強みを伸ばす教育は、苦しいなかで我慢したり、失敗し叱られたりしながら学ぶ経験を減らしている。(中略)よって、(中略)困難を自分の力で乗り越えていかなければならない環境ではどうしたらよいか分からず、先のような行動をとってしまうのである。

(引用元:人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ|今の時代の新人若手の生かし方・育て方

・ 一方で日本生産性本部は、2017年度の新入社員が情報収集能力・フットワークのよさという長所を持っていることを、彼らが経験した就職活動と関連づけている。2016年、企業が大学4年生を中心に実施する採用活動において、面接の解禁時期が8月から6月に前倒しされたため、就職活動をする学生は2017年も「ネット・SNSを駆使して情報収集し、スマホを片手に東奔西走」しなければならなかったのだという。

(参考)
人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ|ニュースレター「”働く”のイロハ」:「ミレニアルズ」世代とどう向き合うか?
人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ|今の時代の新人若手の生かし方・育て方
Study Hacker|ミレニアル世代
J-CAST会社ウォッチ|もはや理解不能!? 実話とは思えぬ「ミレニアルズ社員」のお言葉にア然
公益財団法人日本生産性本部|平成29年度 新入社員のタイプは「キャラクター捕獲ゲーム型」
産経ニュース|採用面接の解禁時期前倒し、6割の学生が評価 平成29年度就活調査