サ高住

サ高住とは

・ サ高住とは、「サービス付き高齢者向け住宅」の略称。安否確認・生活相談などのサービスを提供し、バリアフリーであるなど一定の条件を満たした賃貸住宅または老人ホームを指す。2011年に「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」が改正され、サ高住の登録制度が創設された。「特別養護老人ホーム(特養)」や「有料老人ホーム」に続く、高齢者の新たな住まいとして注目されている。

・ サ高住が生まれた背景には、高齢者に適した住まいが不足していることがある。政府が国会に提出する年次報告書「高齢社会白書」の2018年度版によれば、65歳以上の単独世帯および夫婦のみの世帯は増加傾向にある。2010年は約731万世帯、2010年は約1,121万世帯、2016年は約1,409世帯だった。一方で厚生労働省の資料によると、高齢者の数に対する介護施設や高齢者向け住宅の定員比率は、英国は11.7%(2001年)、米国は6.2%(2000年)だが、日本は4.4%(2005年)にとどまった。このような調査結果から、高齢者向け住まいを増やすことは喫緊の課題だと考えられている。

サ高住の基準およびサービス内容

・ サ高住として住宅が登録されるには、原則として以下をはじめとした基準を満たしている必要がある。

- 専有スペースの床面積が25平方メートル以上である。 - 台所・水洗便所・収納設備・洗面設備・浴室を備えている。 - バリアフリー構造である。 - 看護師や社会福祉士など「ケアの専門家」が日中に常駐する。 - 安否確認・生活相談サービスを提供する。

・ 安否確認・生活相談以外のサービスが提供されるかどうかは、サ高住による。サービス内容としては以下の例が挙げられる。

- 食事の提供。 - 入浴・排せつなどの介護。 - 洗濯・清掃などの家事。 - 健康診断。 - 病院などへの付き添い。 - レクリエーション。

サ高住と有料老人ホームとの違い

・ サ高住と有料老人ホームは、どちらも高齢者のための住居だが、いくつかの点で違いがある。まず、サ高住は高齢者住まい法を根拠としている一方、有料老人ホームは老人福祉法によって規定されている。サ高住は、最低でも安否確認・生活相談のサービスを提供すればよいが、有料老人ホームは食事提供・介護・家事・健康管理のいずれかを提供しなければならない。

・ 民法を専門とする矢田尚子・准教授(日本大学)によると、一般的にサ高住において保障される権利は賃借権(利用権の一種)であり、有料老人ホームにおいては利用権である。建物に関する賃借権は、相続の対象になる「強い権利」であり、「一度賃借すれば相当なことがない限り、建物に住み続けることができ」るほか、「居室の変更も貸主から求められない特別な権利」だという。一方で、利用権は相続することができない。また、有料老人ホームに関しては「ホームの運営事業者と入居者との間でのみ有効な権利」であるため、入居中に事業者が変更となった場合、当初と同じサービスが受けられる保障はないという。

(参考) サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム 国土交通省|高齢者の居住の安定確保に関する法律等の一部を改正する法律案について 福井県|高齢者住まい法の改正について 内閣府|3 家族と世帯 一般社団法人 高齢者住宅協会|国における高齢者住宅施策の最新動向 厚生労働省|高齢者向け住まいについて 国民生活センター|第4回 有料老人ホームとサ高住の違い(2)

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