タスクフォース

タスクフォースとは

・ タスクフォース(task force)とは、あるタスク(課題)を達成するために結成された特別なチーム。元は「特別な任務のために結成された部隊」を意味する軍事用語だが、近年は政府や民間企業でも使われている。

・ シンクタンク大手である野村総合研究所グループの情報誌『知的資産創造』2002年11月号によると、タスクフォースは「特定の事業戦略を素早く実行するためのもので、所属するメンバーは少人数に絞り込まれ、スピードを重視した小型の組織」である。また、以下のようなメリットとデメリットを持つ。

・ メリット:

- 通常の部・課とは意思決定ルールや評価方法が異なるため、官僚的組織になりづらい。 - メンバーは既存の業務との兼任であるため、顧客と接する機会を維持できる。

・ デメリット:

- 本体組織の風土をスピード重視の方向に変える効果はない。 - テーマやメンバーの決定はトップダウンなので、メンバーに起業家意識が薄い。

タスクフォースと類義語の違い

・ タスクフォースの類義語には、「ワーキンググループ」や「プロジェクトチーム」がある。国立国語研究所によると、タスクフォースは「特別作業班」、ワーキンググループは「作業部会」、プロジェクトチームは「企画部会」に言い換えられる。また、ワーキンググループは「委員会などの中で具体的な作業や調査を行う」組織、プロジェクトチームは「新しい企画に向かって活動を行う」組織である点で、タスクフォースと異なるという。

・ 一方、組織・人事コンサルティングを手がける株式会社アクティブアンドカンパニーによれば、近年はタスクフォースとプロジェクトチームが同じ意味で用いられることが少なくない。また、メンバーが組織横断的に集められたタスクフォースは、「クロス・ファンクショナル・チーム(cross-functional team)」と同義だという。なお、cross-functionalとは「組織の異なる分野から集まった人々がチームとして協働している」状態を指す。

タスクフォースの事例

・ 政府が立ち上げたタスクフォースのひとつに、「 歴史的資源を活用した観光まちづくりタスクフォース」がある。同タスクフォースは、「農山漁村を含めた地方に広く存在する古民家等を活用した魅力ある観光まちづくりを推進する方策等の検討等を行う」ことを目的とし、2016年9月~2017年5月の期間に全5回の会合を実施した。同タスクフォースにおいては、議長としては内閣官房長官が、構成員としては文化庁次長・農林水産省農村振興局長・観光庁長官などが選ばれた。

・ 政府内で立ち上げられたタスクフォースには、「サイバーセキュリティタスクフォース」もある。同タスクフォースは2017年1月、サイバーセキュリティに関する課題の整理・対策などの検討・必要な方策の推進を目的として開催が発表された。構成員は、IT関係の研究者や通信事業者の担当者など。2018年7月までに会合が10回開かれ、その成果は「IoTセキュリティ総合対策 プログレスレポート2018」としてまとめられた。

(参考) Oxford Dictionaries|task force Oxford Dictionaries|cross-functional 国立国語研究所|タスクフォース 野村総合研究所|企業の規模とスピードを両立させる 積極不安定組織「CCO」 アクティブアンドカンパニー|タスクフォース 首相官邸|明日の日本を支える観光ビジョン構想会議 首相官邸|歴史的資源を活用した観光まちづくりタスクフォースの開催について 総務省|「サイバーセキュリティタスクフォース」の開催 総務省|サイバーセキュリティタスクフォース

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