就活に向けてTOEIC840点獲得! 単語暗記が大嫌いでも3ヶ月で240点アップしたワケ。
STUDY HACKERがお送りする、英語のパーソナルジム “StudyHacker ENGLISH COMPANY”.
今回は、3ヶ月の集中プログラムを終えられた、牧山絵里奈さんと、担当の細山トレーナーにお話を伺いました。牧山さんは、就職活動を控えた大学3年生。苦手な英語をしっかり克服し、TOEICスコアは600点→840点の大幅アップ。就活にも弾みをつけることができました。3ヶ月間、どのようなトレーニングを行ったのでしょうか。
3ヶ月受講後
受講前スコア(電子版)
ずっと単語暗記が嫌いだった!
——この度はおめでとうございます。840点もあれば、英語を武器に就職活動に臨めますね。本日はよろしくお願いします。
牧山さん:ありがとうございます。ここまで上がるとは思っていなかったのでビックリしています。よろしくお願いします。
細山トレーナー:よろしくお願いします。
——早速ですが、ENGLISH COMPANYで英語を勉強しはじめたときの、英語力についてお聞かせいただけますか?
細山トレーナー:リスニングに苦手意識がありましたよね。よく「全然ききとれなーい」とおっしゃっていました。
牧山さん:そうですねー、リスニングはすごく苦手でした。それから単語! 単語を覚えるのが昔から嫌いで、大学受験の時も高校で配られるような単語帳を結局一冊やり終わらずに受験に臨んだくらいです……(笑)
——リスニングと単語ですか。単語がわからないから聞き取れない、という部分もあったのですか?
細山トレーナー:もちろんそういう部分もありますよね。知らない単語は聞き取れるはずがないので。だからはじめは、リスニングのトレーニングと並行して、しっかり単語学習をしてもらいました。
——嫌いだったのに(笑) やっぱり単語を覚えるのは大変でしたか?
牧山さん:それがそうでもないんですよ。高校生の時には、単語をひたすら書いて覚えていたんです。でも、細山さんは「書いちゃだめだ」と。すごく衝撃的でしたね。
細山さん:単語を覚える時にスペルを何度も書き取るというのは、中学生なんかがスペルを覚えるのには有効だと思うんです。でも、ある程度英語の勉強を進めた高校生以上の方にとっては、必ずしも良い方法とは言えません。時間がかかりすぎてしまうんですよ。
牧山さん:ひたすら繰り返して英単語を「見て」、見た瞬間に日本語の訳をぱっと言えるようにするという練習を単語帳を使って繰り返しました。どんどん進むので、3ヶ月で3冊の単語帳を3周ずつ、合計9周通してやりました。語彙は驚くほど増えました。単語は3000以上一瞬で言えるようになりました!
——やはり短期間で繰り返すことに意味があるのですか?
細山さん:そうですね、人間の記憶は1日以内に7割は失われてしまうと言われています。でも、その忘れたタイミングで再度覚え直すことで、記憶は強化されてより忘れにくくなるんですよ。
牧山さん:単語を、正しい音と一緒に覚えていくことでリスニングもかなり聞きやすくなりました。
発音できる単語は聞き取れる! 1ヶ月で170点アップ達成!
——リスニングにも効果が?
細山さん:もちろん、単語を覚えるだけで聞けるようになるということはないのですが、正しい音を覚えることで聞きやすくなるということはあります。リスニングでは、自分で発音できる音は聞き取れるようになるというとてもたいせつな原則があります。聞けるためには、まず前提として正しく発音できることが必要ですし、そのためにはもちろん正しい音を知っているということが前提になります。
牧山さん:確かに、はじめは音読も苦手でしたね。はじめの一ヶ月はほんとに単語と音読をかなりやりこみました。
細山トレーナー:牧山さんは音読が下手だったというよりは、発音にスムーズさが欠けていたんですよね。一語一語、区切りながら読んでいくようなとてもぎこちない読み方といいますか。
一ヶ月目のトレーニングでは、その状態を解消するために、オーバーラッピングというトレーニングを多めに入れていきました。
牧山さん:オーバーラッピングもたくさんやりました……(笑)
細山トレーナー:オーバーラッピングというのは、流れてくる英語の音声と完全にかぶせて音読をしていく練習です。少しでも間違った発音だったり、リズムだったりすると、必ずずれてしまうので正しいリズムでの読み方、スムーズな読み方ができるようになります。
牧山さん:実感するレベルでスムーズに読めるようになっていきました。
——それで、1ヶ月後にはすでにTOEICで760点、スタート時の600点からすると160点も上がったそうですね。
牧山さん:ええ、実は3ヶ月で150点くらいあがればいいかなー、なんて思ってたので。あれ、もう達成しちゃったぞ? と、びっくりしながらも嬉しかったですね。そこでじゃあこの勢いで800を目指していこうと、目標を上方修正したんです。
リーディングスピードアップのために「英語のリズム」を体得
——2ヶ月目以降はどんなことをされたんですか?
細山トレーナー:2ヶ月目以降も基本的には変わりません。ただ、ひとつひとつの精度を高めていきましたね。ご存じのように、TOEICは問題の分量が多めで、時間内に解き終えることができないという方も少なくありません。2ヶ月目はスピードアップも意識していきました。
——具体的にはどのようなことを?
細山トレーナー:音読メインですね。先ほどのオーバーラッピングや、流れてくる英文の音声を聞きながら追い掛けて音読するシャドーイングということをよく行っていました。
牧山さん:音読が下手な頃って、英語音源にあわせて読んでいくと、早口に読んでいくような感覚になってしまうんですよね。でも、だんだん慣れてくると急いで読むのではなく、正しい「リズム」で読むのだということが分かってきたんです。
細山トレーナー:まさにその通りで、その「音読のリズム」は「意味のリズム」でもありますから、英文の意味内容の理解の大きな助けにもなるんですよ。牧山さんは毎日ご自宅で熱心に音読練習をしてくださって、それをLINEで送っていただいていたので上達もとても速かったんです。それも、毎回「この辺りが上手く言えていない」とか「ここの読み方がしっくりこないんだ」というような、分析までしていただいていたので、私としてもとても対応しやすかったんです(笑) 的確にアドバイスできるので、みるみる上達されました。
——実際に、スピードは上がったんですか?
牧山さん:格段にあがっていきましたね。これまでは、それこそTOEICなんて全部解き終えられるわけがないと思っていたんです。でも、3回目のTOEICを受けたときには、普通に解き終えることができました。
細山トレーナー:「問題文先読み」だとか、そういったテクニックを特に使わなくても、きちんとしたトレーニングをすればリーディングのスピードは伸びていくんですよ。ポイントは、リスニングをしているようなリズムを崩さずに前から前から読めるようにしていくことです。
牧山さん:音読をたくさんしたので、英語のリズムはだいぶ体得できたのではないかと思います。
——なるほど、今回の結果は努力のたまものですね。
牧山さん:細山さんが、スキマ時間を使うようによくおっしゃってたので、とにかく電車の中とか大学の空き時間とか、夜寝る前とかかなり時間を使いました。LINEでフィードバックがもらえることも大きな励みでしたし、日々学習内容・トレーニング内容を送っていたので、あまりやってない日はなんとなくきまずくて(笑)
——TOEICで840点を取られて、なにか変わったことはありますか?
牧山さん:やっぱり英語を読むことに抵抗がなくなりましたね。これまで、大学の授業などでも英語で書かれている部分は「あーもうめんどくさい!」と読み飛ばしたりしていたんです(笑) でも今は、すっと読めるようになりました。
NHK world なんかの英語も聞ける部分がかなり多くなって、英語が好きになったし、きらいだった単語も覚えるのが楽しくなりました。どんどんおぼえられるので(笑)
——これから英語を勉強しようという方に、ひとことメッセージをお願いします。
牧山さん:3ヶ月という期間を私は「締切」だと思ってやっていました。締切があるからこそ集中できたし、3ヶ月で800点以上をとるというのは良い目標にもなりました。ひとりだと、先延ばしにしてしまったりすることもあると思うけれど、応援、サポートしてくれるトレーナーがいると自分でも思った以上にがんばれますよ。就職活動でも選択の幅が広がりそうです。ほんとうにやって良かったと思っています。
細山トレーナー:地道に、着実に、しっかりやってくれた牧山さんがしっかりと成果を手にしてくれたことはトレーナーとしてもとてもうれしいことです。就職活動もその調子でがんばってくださいね!
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英単語暗記も、リスニングスキルの向上も、リーディングスピードの向上もしっかりとした取り組みで成果を出すことができました。次は更に上の得点を狙っているそうですよ。短いようで意外と長く、長いようであっという間の90日間。英語の90日で牧山さんの英語力は格段に向上しました。
ENGLISH COMPANYは関東3スタジオ(神田、新宿、銀座)、関西3スタジオ(京都/四条烏丸、大阪/梅田、兵庫/神戸)で展開中です。(2022年12月現在)
完全オンラインでもトレーニングをご受講いただけます。人が集まる場所を避け自宅で本格的な学習をされたい方、スタジオが無い地域にお住まいの方は、是非お気軽にご相談くださいませ。