英語を読むスピードを上げるためにプロトレーナーが取った戦略は「音読」だった。科学的理論に基づくパーソナルトレーニング体験談。

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2015年5月のオープン以来、高度な専門性をもつトレーナーが続々と参加、英語学習を効率化し続けている英語のジムStudyHacker ENGLISH COMPANY。言語習得の科学『第二言語習得研究』の知見を、いち早く英語学習の現場に取り入れ、その大きな成果は反響を呼んでいます。

今回は、会社の海外プログラム参加にむけた英語力の底上げという目的でENGLISH COMPANYに入会、見事その目標を達成した新家健太さんと担当の林トレーナーにインタビューを行いました。たった1ヶ月で、TOEIC®200点UPの845点を獲得した新家さんですが、社会人になってからは本業の勉強が忙しく、英語学習からは遠ざかっていたそうです。今回のインタビューでは、この短期間での成功の裏に、専門性をもつトレーナーならではの学習戦略があったことが明らかになりました。

会社の海外プログラムに応募したい!

——この度は90日間のトレーニングおつかれさまでした。見事に結果を出されましたね、おめでとうございます。本日はよろしくお願いいたします。

新家さん:ありがとうございます。よろしくお願いします。

林トレーナー:よろしくお願いします。

——はじめに、新家さんが英語を学ぼうと思ったきっかけをお聞かせいただけますか?

新家さん:会社の海外プログラムに応募したいと思ったことです。私が勤めている会社には様々な海外プログラムがあるのですが、その中に1年半から2年間、アメリカやイギリスのチームに加わって現地で仕事をするというものがありました。ただ、そのプログラムに応募するには英語力の基準を満たす必要があったのです。

——ENGLISH COMPANYに通うまではどのように英語を勉強されていましたか?

新家さん:子供の頃から、英会話に通っていました。しかし、社会人になってからは本業の専門分野での勉強が忙しく、英語からは完全に遠ざかっていました。

——長いブランクのあと新たに英語学習を再開しようと思われた際、どうしてENGLISH COMPANYを選ばれたのですか?

新家さん:最初は参考書を読んだり、スカイプ英会話をやってみようかと考えたりしたこともあったのですが、結局どれが自分に最適な方法なのかはわからないままでした。実際に、勤めている会社では、オンライン英会話の費用を会社が負担し、英語学習を後押ししてくれる制度もありました。しかし基礎もないうちから会話練習だけをしても、ビジネスで使える英語力が身に付くのか疑問がありました。実際やってみた同僚に聞いてみても、「英語を話す度胸が身に付いた気はするけど、それだけだった」という意見の人が多いようです。

林トレーナー:そうした英会話が悪いわけではありませんが、講師側が学習者の言いたいことを忖度してくれて、会話が成立してしまうたけということも多いようです。おっしゃる通り、それでは「ビジネスで通用する英語」とはいえません。

日本のように日常的に英語が使用されていない環境では、英語圏に留学した場合などに比べて、インプットの量やアウトプットの必要性が圧倒的に少ないのです。英会話スクールやスカイプ英会話を利用して「なるべく多くネイティブと会話する」といっても、その量はかなり限定的なものです。少なくとも、それだけで英語を上達させるのは難しいことです。

ですから、日本のような環境で英語力を伸ばすためには、相応の学習戦略が必要です。これは、第二言語習得研究では常識とされていますが、あまりよく知られていることではありません。学習方法は学習環境によって変えるべきなのです。

新家さん:確かにそうだと思います。私はとにかく、自分の英語学習における課題は何なのか、そしてそれに対してどういう対策をとれば良いのかということを的確に教えてくれるスクールを探していました。そうして行き着いたのが、「第二言語習得研究」という言語習得の科学に基づいたトレーニングで大きな成果を上げていた、ENGLISH COMPANYでした。体験授業を受けてみて、ここなら望むような指導してくれるのではないかと期待がもてました。

英語の音は聞き取れる。でも意味が付いて来ない……

——こうして「自分の課題とその対策を知りたい」という希望をもってスタートした新家さんのトレーニングですが、はじめに見つけた課題はどのようなものでしたか?

林トレーナー:新家さんの最初の課題は、リスニング時の意味処理のスピードでした。小さい頃から英会話のご経験があって、音声面にはアドバンテージがあり、音を聞くこと自体は得意でいらっしゃいましたが、聞こえた英語の内容を素早く理解することができていませんでした。

リスニングには、「知覚」と「理解」という二つの段階があります。新家さんは、そのうちの「理解」の段階でつまずいていたということです。結果として、当初は聞いて意味がわかった単語だけを繋ぎ合わせて話を推測するという状態でした。

そこで、まずは意味処理の基礎となる文法と語彙を強化しました。文法は認知文法のアプローチを用い、「コアグラマー」(認知文法に基づくENGLISH COMPANYオリジナルの文法教材)をやり切りました。そしてそのあとにパターンプラクティスという練習で型を身体に染み込ませました。 語彙力増強のためには地道に単語帳で学習してもらいました。毎日100単語ずつ。毎回の単語テストはほぼ合格で非常に順調に進みました。

——単語を一日100個ですか? かなり大変でしたね。

新家さん: そうでもありませんでしたよ。もともと勉強は嫌いではなく、やるべきことさえ教えてくれたらその通りにやると決めていましたから。仕事は忙しかったのですが、隙間時間を見つけて学習をすすめました。学習を毎日の習慣にできたのが成功の秘訣だと思います。

林トレーナー:文法や単語の学習と同時にシャドーイング練習にも取り組んでもらいました。先ほども申し上げたように、新家さんは音声面に優れていて、聞いた音を真似するのがとてもお上手でしたから、シャドーイングも比較的すぐにコツを掴んで下さいました。

まずはプロソディシャドーイングという、音のみにフォーカスしたシャドーイングを行ってもらい、音声知覚の「自動化」(=あまり注意や努力をしなくても課題の実行ができる状態)を目指しました。この段階で音声変化(ネイティブが発音するときに、一部の音を連結させたり脱落させたり、弱く短く読んだりする方法)や英語のリズム・抑揚をしっかりと再現する力が身に付きました。

プロソディシャドーイングができるようになってからは、コンテンツシャドーイングにトライしてもらいました。コンテンツシャドーイングとは、音を追うだけでなく、内容をイメージしながら行うシャドーイングの方法です。こうすることで、リスニングの二段階目である意味処理の自動化を目指したのです。

——なるほど、個々に合わせた課題発見とそれに対する適切なアプローチの実践ですね。新家さんはこのような課題が自分にあったことを知ってどう思いましたか?

新家さん:さすがに自分ではそんなことには全然気付けませんから専門性の高さに驚きました。そのおかげで非常に効率的に学習することができたと実感しています。

黙読のスピードをあげるために音読を!?

林トレーナー:また、新家さんはリーディングスピードに課題がありました。シャドーイングは最初の数週間で非常に上手くできるようになった一方で、書かれた英語を読むのはゆっくりだったのです。ここでは「音韻符号化」ということがキーワードになっていました。

——「音韻符号化」とは聞き慣れない言葉ですが、一体どういうことでしょうか?

林トレーナー:人が文章を読むときには、まず「眼球停留」といって、眼球が一箇所にとどまって文字や単語を知覚しますね。そして、その文字を頭の中で音に変えます。この音声化のことを「音韻符号化」というのです。こうして文字情報をいちど音声情報に変えたあと、心内辞書(メンタルレキシコン)と呼ばれる頭のなかの「辞書」にアクセスして意味を認識します。

——人は黙読時でも心の中で英語を声にしながら読んでいるということですか?

林トレーナー:その通りです。そこで、新家さんには音読の練習に取り組んでもらいました。黙読時でも心の中で英文を音声化しながら読んでいるのですが、その音を実際に声に出して読む練習を繰り返してもらったのです。こうして、通常の黙読より高い負荷をかけることで、音韻符号化が自動化することをうながしていきました

また、音読の際には、英文の意味をイメージすることもあわせて心がけてもらいました。こうすることで、流暢に読めるようになるだけではなく、意味をとらえながら読むことができるようになるのです。

音読に慣れてきたところで、高速音読トレーニングも導入しました。これは、スクリプトごとに制限時間を設定して、その時間内で読み上げるというトレーニングです。これは非常に負荷の高いタスクで、正しい発音や音声変化、英語らしいリズム感・抑揚まで意識しなければ、時間内には読みきれません。そうしなければ、ただひたすら早口で読み上げてぐちゃぐちゃになってしまいます。

この高速音読の練習は、プロソディ・シャドーイングが仕上がって、音声変化や英語のリズムをきれいに再現できるようになったタイミングで導入しました。

——なるほど。黙読のスピードをアップさせるために音読練習に取り組む、という方法はふつうには想像しにくいことですが、このように科学的に説明してもらうと非常に納得できますね。そして、林トレーナーは、高速音読レーニングを導入するタイミングを、シャドーイングの出来の進捗を考慮しながら見定めていったわけですね。非常にパーソナライズされた緻密な戦略だと思います。

無駄を省いた学習で最大限の効果を

——そうして1ヶ月が過ぎる頃に効果測定として受験したTOEIC®で、200点UPの845点を獲得した新家さんですが、TOEIC®受験の前から英語力の伸びは感じていましたか?

新家さん:実はTOEIC®を受験する前までは、手応えはあまり感じていませんでした。ですが受験当日、リスニング問題を聞いたときに聞こえ方が以前と全然違ってかなり驚きました。回答する際は、「これなわけないじゃん(笑)」と思いながらマークする余裕すらありました。

また、リスニングに比べリーディングはあまり勉強した感じがなかったので、正直大きく伸びていないだろうと思っていたのですが、今まで解き終えることができなかったPart7を最後まで回答することができました。

——1ヶ月でそこまで変わったのには驚きますね。短期間でそれだけの効果を生み出すためには、一日の学習時間はどれくらい必要だったのでしょうか? 本業のお仕事がかなりお忙しいとうかがいましたが……。

新家さん:そうなのです、仕事が忙しいときは1日12時間勤務の日もあるくらいです。ですから、基本的には平日1時間〜1時間半くらい、隙間時間をつなぎ合わせて学習時間を確保するのがやっとというところでした。週末はそれより取れるときもありましたが、逆に繁忙期には30分も取れないこともありましたね。

林トレーナー:新家さんは本当にお忙しい最中でも、必ず毎日英語学習の時間を取り続けてくれました。わずかな時間内で最大限の効率を上げるために、毎日の学習進捗サポートでは、常に「何のために(課題)」「何をするのか(ホームプログラムの内容)」「どこに気を付けるべきか(ホームプログラム実施の際のポイント)」ということをお伝えして、取り組みが効率的になるように心がけていました。

—確かに学習の効率は大切ですね。新家さんのようにお忙しい方が効率良く成果をあげるためには、このようにホームプログラムもしっかりとデザインされる必要がありますね。

新家さん:その通りだと思います。また、こうしたトレーナーのサポートを身近に感じられたからこそ、どんなに忙しい時でも隙間時間を見付けては学習を継続することができました。林トレーナーからはいつもわかりやすく的確なアドバイスをもらえたので、納得して取り組むことができました。

——ENGLISHCOMPANYを受講して英語力が大きくアップしたことで、会社でも評判になっているとか?

新家さん:実はそうなんです(笑) 私の成功を聞きつけた同僚が、同じENGLISH COMPANYの有楽町スタジオに入会しました。先日は、会社のミーティングで、短期間で英語力を伸ばせた秘訣を教えて欲しいと、発表を求められました。会社では「英語ができる人」にカテゴライズされるようになり、今では英語仕事の量が多くなりました。

——それはすごいことですね、とても誇らしい気分でしょう。では、90日間のトレーニングをを終えられた今、改めて感想を教えて下さい。

新家さん:トレーニングは毎回楽しく、つらいと感じたことはありませんでした。達成感もとてもあります。TOEIC®のスコアが上がった時は、かなりテンションが上がりました!

林トレーナー:新家さんはいつも着実に頑張って下さいました。「〇〇のせいで、できなくてすみません」というような言い訳を聞いたことは一度もありませんでしたし、いつもこちらがお伝えしたことを、ていねいにこなしてくださいました。

——最後に、これから英語を学びたいけれど忙しくてなかなか手がつけられない、という方に一言メッセージをお願いします。

新家さん:私は、「時間は見つけるものではなく、作るものだ」と考えています。確かに、忙しいなか毎日3時間勉強するのはむずかしいかもしれません。でも、トレーナーが、課題を見抜き、解決策を教えてくれますから、あとは信じてするべきことをするだけでした。そうすれば、ちゃんと短期で効果を出すことができると思います。

林トレーナー: ENGISH COMPANYのトレーナーは、「課題発見とそれに対する的確なアプローチ」を実施します。ご自身で課題発見やその解決を行うのは易しいことではありませんから、そこは私たち専門のトレーナーにお任せください。英語学習に近道はありませんが、回り道をする必要はありません。是非、ENGLISH COMPANYでほんものの科学的トレーニングを体験してください。皆様にお会いできるのを心からお待ちしています。

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「英語学習に近道はない。けれど、回り道をすることはない。」という言葉は、ENGISH COMPANY全体を貫くテーマです。第二言語習得研究の知見をベースに、高い専門性をもつトレーナーが的確な「課題発見とアプローチ」を行うという、多忙なあなたの学習効率を最大化するためのメソッドが、ここには整っています。

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