ひとりにひとりにパーソナルトレーナーがつき、短期集中で英語の学習効率をあげている英語のジムStudyHacker ENGLISH COMPANY。2015年5月にENGLISH COMPANYが短期型英語学習ジムとしてオープン以来、増えてきた短期型英語スクールの中でも、言語習得の学問「第二言語習得研究」の知見に基づいて、学習の効率をあげ、学習の総時間を「減らす」ということにこだわっていることが大きな特徴です。

第二言語習得研究、英語教育学などの言語習得についての学問を大学院などできちんと学んだスタッフが設立当初から参画し、大学教授と一緒に書籍も出版するなどの実績から、いまも専門性の高いパーソナルトレーナーが次々と参加し続けています。

今回は、一日わずか1時間程度の学習で、トレーニング開始から2ヶ月時点で大きく英語力が向上。職場での英語使用でも理解の度合いがかなりあがったという若松武史さんと、担当の矢作トレーナーにインタビューしてきました。英語力アップは、3ヶ月受講後に受験したTOEIC®で915点という数値としてもあらわれたそうです。受講前600点台後半から700点程度だったいうことですから、数値としても200点以上の伸びを見せています。

海外との仕事が増え、英語力アップが急務に!

——この度はお忙しいお仕事の合間に見事な結果ですね。おつかれさまでした。本日はよろしくお願いいたします。

若松さん:ありがとうございます。よろしくお願いします。

矢作トレーナー:よろしくお願いします。

——まずはじめに、若松さんのこれまでの英語学習についてお聞かせいただけますでしょうか。

若松さん:みなさんと同じように、中学校から英語を学び始めました。大学まで一応英語は学んだのですが、苦手意識が強かったんです。ただ、会社に入って英語を使わなければならない場面もありましたので英会話の学校などにも通ったり、会社で用意された英語研修を受けてみたりしたのですが、なかなか成果がでませんでした。TOEICを受けてみても600点台後半から良い時で700点程度でした。

——今回英語を学ばれようと思われたきっかけはどんなことだったのでしょうか。

若松さん:いろいろな国との協力が必要なプロジェクトを担当する部署に異動になって、英語を多く使う環境になったことですね。アメリカやロシアなど、海外と会議を行うこともあるのですが、話されていることが分からず、毎回ICレコーダで録音したものを聞きながら後で確認したり、外国人とコミュニケーションをとるときにも、英語が苦手なせいで内容を図で示したり、単語を紙に書いたりしながら進めなければならない場面もあり不便さを感じていましたし、電話での会話などはつらかったんです。

——なるほど。英語を使えるようにすることでお仕事が進めやすくなるという状況だったのですね。ENGLISH COMPANYでトレーニングを始められた当初は、どのようなところを課題としてお感じでしたか?

若松さん:話すのも全然できませんでしたし、語彙も少なかったと思います。聞き取りも、部分的には意味がわかっても次の文が入ってくるとそこまでの内容が抜けていくような感じで困っていました。

矢作トレーナー:普段英語に触れる環境にいらっしゃることもあって、音声変化のルールなどについて経験則的にご存じの部分もありましたよね。ただ、やはり効率的なリスニングをするためにはもう少しトレーニングが必要だという部分もありました。

——音声変化とはどんなものでしょう?

矢作トレーナー:英語のネイティブが話すときは、一部の音を連結させたり脱落させたり、弱く短く読んだりすることがあるんです。このせいで、単語と単語の区切れ目がわからなくなって、結果として聞き取れないということが起こります。でも、実はこの音声変化の起こり方には一定の法則性がありますから、この法則性を覚えていただくことで聞き取りはかなり楽になります。

若松さん:音声変化については何も知らなかったのでとても助けになりました。

——さきほど、若松さんはリスニング中に内容が抜けて行ってしまうとお話しされていましたが、これは記憶力の問題なのでしょうか?

矢作トレーナー:記憶力そのものというより、脳の認知資源の問題ですね。音を聞くという部分に脳のリソースを多く使ってしまうので、内容を理解したり、それを記憶に留めておくというところにリソースを割きづらくなってしまうんです。そのせいで、短期記憶から内容がこぼれていってしまいます。音声変化のルールを学んでいただいて、それに基づいてトレーニングを行うことで、音の聞き取りそのものにはそう力を使わなくなります。そうすれば、理解や短期記憶に回せるリソースがその分増えてきます。

若松さん:ワーキングメモリーのお話は、トレーニング中にもうかがっていて、とても納得感がありました。実際に音を聞き取るスキルがあがっていくと、記憶に留めておける量が増えた実感がありました。

最近よく聞く「科学的英語学習」という言葉。でも、その中身には確かな差がある。

—理論通りに順調に伸びていく。再現性があるのですね。

矢作トレーナー:ENGLISH COMPANYでは、言語習得の科学である『第二言語習得研究』や英語教育について専門的に学んできたトレーナーが多く在籍していて、できるだけ再現性の高い、科学的な方法でアプローチをしています。ひとくちに「科学的学習法」といっても、大学や大学院できちんと学んだ人が設計するものもあれば、たとえば第二言語習得研究に関する本を何冊か読んで、「科学的である」というものもあります。同じように科学的であると言ってもいても、その二者の間に差があると思うんです。

第二言語習得研究は基本的に基礎研究的なものですから、たとえばいまのリスニングの話であっても、「リスニング時の脳の動きがわかる」というところがメインです。だから、大切なのは、「では、どうすればよいのか?」というところですよね。基礎的な理屈についての深い理解があってはじめて有効なアプローチができるんです。そこはやはり専門的な知見の深さによって大きな差がでると思います。

若松さん:たしかに、科学的だということはある意味簡単なんですよね。でも、体験授業を受けただけでも全然違うのがわかります。単語の覚え方ひとつとっても科学的な裏付けに基づいてデザインされていたり。
実際、短期集中を謳う所の体験授業をいくつか受けてみたのですが、科学的だとは言っていても結局は量に頼る方法だったんですね。ENGLISH COMPANYでは体験授業の段階でかなり別格の印象を受けました。画期的だと感じました。

矢作さん:やはり、科学的というか、論理的な思考を好む方が多く入会されているのも、ENGLISH COMPANYの特徴です。最後は量だ、というのはたしかにそういう面もありますが、せっかくなら学習の生産性を高めた上で量をこなした方が良いのは当然ですし、生産性を高める方法をご提案するにはきちんとした専門性が必要だと思うんです。

——たしかにそうですね。ただ、たとえば留学をすれば「音声変化」のようなものを学ばなくても、英語が聞き取れるようになったりしますよね。同様に、たくさんの英語を聞くことで慣れるという、量によるアプローチも有効なのではありませんか?

矢作トレーナー:たしかにそれが絶対にだめだということはありません。たくさん聞けば慣れてくると思います。ただ、海外にいるくらいのインプットをするということは現実的にはむずかしいものですよね。毎日15時間くらいリスニングをしていたら生活していけません(笑)。さらに、留学先と国内ではアウトプットの必要度が大きく異なります。話さないと生きていけない環境です。

第二言語習得研究では英語の学習環境によって効率的な学習の方法は異なるといわれています。留学先のような学習環境をESL環境といいます。それに対して、日本のような普段の生活では英語があまり用いられていない環境をEFL環境と言うんです。EFL環境では、インプット、アウトプットの質や量が大きく異なりますから、違う負荷のかけ方をした方が良いのです。

——違う負荷のかけ方とはどんなものでしょう?

矢作トレーナー:例えば明示的な知識を入れていく、というようなこともそれにあたりますね。海外(ESL環境)では大量の自然なインプットの中から自分で法則性を見いだしていくということもありえますが、国内(EFL環境)ではそもそものインプット量が足りないわけですから、明示的にそれを知識として入れた方が効率的です。

たとえて言えば、普段身体を使わない現代の都会人が効率的にダイエットをしようと思ったら、ジムに行って重いものをもちあげたりしますよね。普段持つことがないようなものを持つわけです。日常では得られない負荷をかけているんです。そういうイメージに近いかもしれません。

若松さん:先ほどお話に出たように、音声変化については、海外とのやりとりの中で経験則的に身に付いていたものもあったんです。ただ、やはり明示的知識としてまずは学んで、それから練習をした方がかなり効率が良かったと思います。

——音声変化についてもう少しお伺いしたいのですが、たとえばどういうところでつまずいてしまっていたのでしょうか?

若松さん:音声変化がひとつだけだとできるんですよ。たとえば for himで、hが脱落してしまって「フォーヒム」というより「フォリム」のように聞こえてくるとか。でも、音声変化が連続してくると処理できていませんでした。

矢作トレーナー:It is important for him to spend a day with his family. という文だと、「イリズインポーンンタスペンダデイウィズィズファマリィ」のように聞こえてくるんですね。そういうものをさっと理解するには、ただ聞き込むというのは非効率です。誤解のないように繰り返しますが、聞き込むだけではできないと言っているわけではなくて、この場合なら音声変化に対する明示的な知識を持った上で練習した方がより時短になる、つまり学習の生産性が向上するということです。

——たしかに、その例文だと何度聞いてもそういう風に言ってると理解するのはかなり難しそうです。他にはどんなトレーニングを行われたのですか?

矢作トレーナー:音声変化については早々にクリアされたので、音声知覚をさらにブラッシュアップさせる「プロソディー・シャドーイング」というトレーニングに取り組んでいただきました。これは音だけにフォーカスしたシャドーイングです。一般的なシャドーイングでは内容まで追いながらやっていきます。これを「コンテンツ・シャドーイング」といって、若松さんにも後半取り組んでいただきましたが、きちんと順を追って負荷レベルを上げていった方が結果的には時短になるんです。

ネイティブのように英文を理解するための「認知文法」という文法の学び方

若松さん:文法の勉強もおもしろかったですね。ちょっと違うやり方で……。

——文法というと堅苦しいルールのイメージがありますが……。

矢作トレーナー:学校などでみなさんが習ってこられた文法は、訳読主義といって、基本的に日本語に訳して意味内容を理解するというものです。たとえばbe動詞とingがあれば「〜している」と訳そう、というようなものですね。

——そうですね。そう習いました

矢作トレーナー:ただ、こんな風に訳しながら読んでいたら、当然処理が遅くなります。それを防ぐために「認知文法」と呼ばれる、ごくごく簡単にいうと英語をイメージで捉えるための文法の考え方を扱って、さらにそれが自動化するようなトレーニングも並行して行いました。自動化とはそこに意識を払わなくても、処理ができる状態のことです。

イメージで文法を捉えるというときに、絶対に重要なのは、「ただ理解するだけ」で終わらせないということです。学校で習った方法と違う考え方でおもしろい、わかりやすい、というところで終わってしまってはただの「英語ものしり」です。理解するというステージから、自動化するステージにあがるためにはそのためのトレーニングが有効なんです。

若松さん:文法の捉え方はやったことがなくて、やっぱり学校でならっていたような「訳読」をしてしまっていましたから、とても新鮮でした。自動化についても宿題(ホームプログラム)で取り組みました。

矢作トレーナー:できるだけ日本語に頼らないようにするんです。別の言い方をすると、日本語を抜いていく、という感覚です。

——訳さずに文法を解釈できると、スピードはアップしそうですね。

矢作トレーナー:それから、やはり英語を単語単位ではなくチャンク(意味のかたまり)ごとに読むトレーニングも、スムーズなリーディングやリスニングのためには重要です。リスニングは、文を聞いて、その意味をどんどん理解していくということですから、そもそもリーディングスピードが遅いと着いていけなくなります。リスニングには前提として素早く読むというリーディング力が必要だということです。

若松さん:音が聞けるようになって、文法がイメージで処理しやすくなって、チャンクごとに英語を理解するようになって、と課題を少しずつクリアしながら進めて行ったので、英語を聞いたときに理解出来る力が大きく伸びたと実感しています。

品詞の見分け方も学んだのですが、文構造を瞬時に判断するために非常に役に立ちました。テストの文法問題を解く、ということが目的ではないんですよね(笑)

矢作トレーナー:これも負荷のパターンですね。リーディングスピードをあげるために、何が足りないのかをきちんと見つけて、それを個別に克服していけば、点が繋がったときに課題が解決していきます。

アウトプットのトレーニングには、前提となる能力が必要

—お仕事で英語を使われるということでしたら、アウトプットも重要だと思うのですが、その点にも取り組まれたのでしょうか?

若松さん:後半はアウトプットの練習にももちろん取り組みました。トレーニング期間前半で、チャンクでイメージするということができていたので、発話も単語を組みあわせて文を作るというより、意味のかたまりであるチャンクごとに文をつくるようになってきていたんです。これが大きいと思います。

矢作トレーナー:単語ごとに話すと、そもそも負荷が高すぎて頭の中の概念をまとめるところにリソースが回せませんからね。話すスピードも遅くなってしまいます。

——たしかに、単語から組み立てていくのはめんどうですね。

矢作さん:そうですね。ですから、文法や単語などの知識があり、それを前提としてチャンクごとの処理ができて、かつそれがある程度自動化していないと、非効率ですね。英会話がしたいと思って、基礎的なことなしに「会話練習」をしても、かえって回り道になります。日本のようなEFL環境ですと、「とにかくたくさん会話をする」というアプローチには当然物理的な限界があるのですから、学習環境にあわせた学び方をする方が得策です。

——3ヶ月終えられてみて、TOEICのスコア以外でなにか成長の実感はありますか?

若松さん:会社でも相手の言っていることが分かる度合いが格段に増えました。それから、英文メールを受け取ることも多いのですが、理解もしやすいですし、何よりスピードもあがりました。仕事も英語学習も、モチベーションも高まりますよね。

矢作さん:できることは好きになりますよね。モチベーションの研究でもcapability、できるという感覚はとても重視されているんです。

若松さん:それから、私の業務が忙しいことを前提に1日の学習時間を1時間前後でセットしてもらったんですね。お昼休みにこれをするとか、朝はこれをするとか細かくコンサルティングもしてもらって。短い時間で効果がでると、やはり仕事に支障がでることもありませんし。それも良かったと思います。

矢作さん:もちろん学習の生産性を高めて、その上でたくさん取り組めばその分効果はでます。でも、英語学習って、結局ずっと続けるものなんです。だから、来て頂いている時だけたくさん勉強できるというアプローチよりも、普段から取り組める方法を考えていくことが大切だと思っています。ずっとお仕事をセーブして英語ばっかり勉強するなんて、あまり良いことではありません。

——最後に、これから英語を学ぼうという方に一言メッセージをお願いします。

若松さん:いろいろな英語の学習方法がありますが、第二言語習得研究に基づいたところは私としてははじめてでした。私自身、根性論で何時間もやる、というよりどう合理的にやるかということを普段の生活でも考えているところがあるので惹かれたんです。根性論は好きではないんです。効率を重視した方法を教えてもらってとても満足しています。体験授業ですらそれを感じましたから、一度受けてみられることをお薦めします。

矢作トレーナー:言語習得の学問をどのように個別のトレーニングに落とし込むのかというところについては、やはりその学問領域についての専門性が重要です。そのあたりの違いをお感じいただけたのはうれしいことですね。若松さんは、新しい方法、科学的な方法についてとても柔軟に受け入れて頂ける方で、とてもスムーズにトレーニングを進行することができました。こんな風にいうとおかしいかもしれませんが、とても楽しく3ヶ月をご一緒させていただくことができました。ありがとうございました。

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英語を学ぶ時の悩みのひとつは「どんな風に学べばよいのか」ということです。世の中にはたくさんの学び方が紹介されていますが、それがあなたの課題に効果のある方法なのかを見分けるのは、簡単なことではありません。そもそも自身の課題がほんとうはどこにあるのかを見つけるのさえ容易ではないでしょう。学問的な専門性をもったプロのトレーナーをつけ、課題発見とその解決を行うことは、学習の生産性をあげてくれそうです。

ENGLISH COMPANYは現在、関東に10スタジオ(四谷、恵比寿、有楽町、有楽町第2、品川、神田、新宿、横浜、池袋、六本木)・関西に2スタジオ(京都/四条烏丸、梅田/大阪)で展開しています。
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