英語学習って、こうやればいいのか! TOEIC®800点の上級者が「モヤモヤ」を晴らした話。
「英語の勉強は好きなほうだけど、本当にこのやり方でいいのかな?」
「TOEICで800点達成したぞ! しばらく英語の勉強はいいかな……」
そんなあなたには、柳沢直哉さんの体験談が役立つかもしれません。英語学習のパーソナルコーチング「STRAIL」を2か月受講し、勉強を続けた結果、TOEIC®930点を獲得したそうです。
柳沢さんはTOEIC®で800点をとったあと、しばらく英語学習を休んでしまったそう。再開を決意したとき、「せっかくならお金を使ってプロに学ぼう」と考えたそうです。
そして、専門家のアドバイスを受けられる「STRAIL」を選びました。
担当した山口コンサルタントは、「ある程度のレベルに達すると、単語学習をおろそかにしてしまう方もいる」と指摘。単語学習の重要性を指摘し、「語彙力アップ」のトレーニングを提案したそうです。
ほかにも、学習段階に合わせて「サイトトランスレーション」や「オーバーラッピング」などのトレーニングを。努力の結果、柳沢さんは「読める!」「聞き取れる!」という感覚を圧倒的に強めたそうです。
柳沢さんと山口コンサルタントの話を、もっと詳しく聞いてみませんか? あなたの役に立つ情報があるかもしれません。
私が「STRAIL」を選んだ理由
――「STRAIL」を受講する前、もうTOEIC®800点に到達していましたね。英語を学ぼうと思ったきっかけは?
柳沢さん:大学卒業直前、マレーシアへ留学した際に「英語が通じない」という苦い経験をしたからです。
当時はTOEIC®500点ぐらいで、まったくと言っていいほどコミュニケーションにならなかった。こんなにも通じないものなんだな、と痛感しましたね。
――それで、社会人になられてから本格的な英語学習を開始したと。
柳沢さん:はい。本やインターネットで調べつつ、シャドーイングやディクテーションなどのトレーニングに、自分なりの方法で取り組みました。
TOEIC®スコアは順調に伸びていきましたね。
700点に到達し、「きちんと対策すれば800点とれるかな」と本気で公式問題集を解きまくって、なんとか800点に到達しました。
――TOEIC®800点というと、十分に高得点ですよね。なぜ「STRAIL」を受講しようと?
柳沢さん:800点をとった満足感から、一時期、英語学習をサボってしまっていたんです……(笑) これではダメだと思い直し、再開しなければと感じたのが、ひとつめの理由です。
ふたつめは、独学時代の勉強法に対する疑問でした。我流で勉強してきたものの、「これは本当に効率的なのか?」「もっといい方法があるのでは?」という不安が拭えなかったのです。
せっかく勉強を再開するなら、お金を使ってプロから学びたい、そうすればもっと伸びていくのでは……。そう考え、英語コーチングサービスを探したんです。
他社さんも見て回りましたが、最も自分に合うのは「STRAIL」だと感じました。自習を前提とし、勉強のやり方をコンサルティングしてくれるスタイルだからです。
TOEIC®800点をとり、自習の習慣があったので、「つきっきりのトレーニング」「手取り足取り」という段階は過ぎています。プロの的確なアドバイスを受けながら自走していくスタイルが、自分に合っていると感じました。
トレーニングがないため、他社と比べて圧倒的にリーズナブルなのも大きかったですね。
上級者は単語学習をサボりがち?
――STRAILの根幹は「受講生の課題・つまずきの発見」ですよね。柳沢さんの課題はどんなものでしたか?
山口コンサルタント:TOEIC®800点を達成したただけあり、文法などの知識はおもちで、リーディングやリスニングの基礎もしっかりしていました。課題だと感じたのは、それらが “使えるスキル” かどうかです。
英語でコミュニケーションするには、「知っている」「覚えている」だけでは不十分で、実戦に耐える “瞬発力” が重要です。
単語ひとつとっても、「見れば意味がわかる」ではなく「聞いた瞬間に意味が浮かぶ」状態にする必要があります。リーディングやリスニングでは「頭から瞬時に意味をとらえられる」ようにしないと、スキルとしては使えません。
すでに備わっている知識や基礎を土台に、スキルをもっともっと高めるべく、学習を進めていただくことにしました。
――具体的にどんなアプローチを?
山口コンサルタント:まず、単語は『キクタン600』のレベルから始めました。
ある程度のレベルに達すると単語学習をおろそかにしてしまう方もいます。ですが、英語力の根幹である「語彙力」アップの学習は欠かしてほしくありません。
効果的なトレーニング方法をお伝えし、単語の「意味想起」のスピードと精度を高めてもらいました。
柳沢さん:単語を覚えるのがあまり好きではなく、語彙を増やそうとは意識してきませんでした。 でも、語彙力の重要性を指摘され、トレーニング課題として出されたからには、やらないわけにはいかず……(笑)
会社の昼休みなど、スキマ時間で取り組みました。
「チャンクリーディング」って何?
山口コンサルタント:次に、チャンクリーディングの徹底です。
※チャンクリーディング:英文を、頭から意味のかたまり(チャンク)ごとに読み進める
チャンクリーディングに慣れていないと、きれいな日本語に訳そうとして「返り読み」することになります。それでは、リスニングやリーディングでのすばやい処理ができません。
そこで重点的に取り組んでいただいたのが、サイトトランスレーションと音読です。サイトトランスレーションとは、チャンクをすばやく日本語に置き換えていくトレーニング方法で、プロの通訳者も実践しています。
音読でも、声に出すだけでなく、チャンクごとに瞬時に意味をイメージしつつ読んでいくのが重要です。これらの正しい方法をお伝えし、チャンクで英語をとらえる感覚を磨いていただきました。
最後に、音声知覚の強化です。ネイティブは、音をつなげたり省いたり、いわば “省エネ” で英語を話します。
このような「音声変化」を知らないと、個々の単語を正確に認識できないため、英語をうまく聞き取れません。音声変化のルールを再確認したうえで、聞き取り能力を向上させるべく、ディクテーションとオーバーラッピングを課題にしました。
ディクテーションとは、聞き取った英語を紙に書き出していくトレーニングで、自分が聞き取れない箇所を明確にできます。
オーバーラッピングは、音源と同時に発音していくトレーニング。音声をできるかぎり再現することにより、「自分がイメージしていた発音」と「ネイティブの発音」とのギャップを埋めます。
どちらも、音声知覚の強化に特化したトレーニングです。
柳沢さん:「STRAIL」を受講する前は、やり方に自信がもてないまま、自己流でトレーニングしているだけでした。
サイトトランスレーションや音読はしたことがありませんでしたね。ディクテーションやオーバーラッピングなども、好んでやってはいませんでした。
しかし、各トレーニングを行なう根拠や、本当に正しい方法をとても丁寧に説明してもらって、その重要性が非常に腑に落ちました。「だったらやるしかないな」と(笑)
たとえばディクテーションは、「長文全部をディクテーションしないと意味がないのかな」と思っていました。
でも、あくまで音声知覚を強化するトレーニングであり、短文でも十分に効果的だと知り、学習のハードルがとても下がりました。独学を続けていたら、重い腰は絶対に上がらなかったでしょう。
「聞き取れるけど理解が追いつかない」問題
――学習を進める過程で、ほかにはどのようなアプローチを?
山口コンサルタント:単語のレベルを上げていき、最終的には『キクタン990』をやりきっていただきました。
2週間、3週間と学習を続けて音声知覚がかなり強化されたため、ディクテーションやオーバーラッピングを優先項目から外しました。
代わりに取り入れたのが、コンテンツシャドーイング。リスニングにおける「理解」のスピードを上げるためです。
柳沢さん:聞き取れるけれど理解が追いつかない。理解できないまま、音声が流れていってしまう……。
そんな感覚がたしかにあり、そこをズバッと指摘されたかたちでした。
山口コンサルタント:音声を追いかけるようにリピートしていくシャドーイングには、プロソディシャドーイングとコンテンツシャドーイングがあります。
コンテンツシャドーイングは、意味内容を思い浮かべながら行なうもの。音だけを意識するプロソディシャドーイングより、かなり負荷が高いトレーニングです。
リスニングは、「音を聞き取る」「意味を理解する」というふたつのプロセスから成ります。柳沢さんの場合、音の聞き取りはスムーズになってきたので、次は理解の速度を上げる必要がありました。
すばやく意味を処理しながらリピートするトレーニングを重ねることで、聞いたそばから英語を理解できるようになるのです。
「モヤモヤ」がどんどん晴れていった!
――2か月の受講を終えたご感想は?
柳沢さん:「STRAIL」を受講したのは、英語学習の効率を上げたい、もっと効果的なトレーニングを探したい、という思いからです。自己流の勉強法に間違った部分はないか、どこをどう改善すれば効率的になるか――そういったモヤモヤが、次々に解消されました。
トレーニングの正しいやり方を、ひとつひとつ丁寧に教えていただいたことが、卒業後の独学にもかなり活きています。
新型コロナウイルスの影響で、TOEIC®の受験は卒業から少し待つ必要がありました。けれど、“正しいフォーム” を身につけられたので、その間の英語学習で迷うことはありませんでした。
TEDの音声をシャドーイング練習に使ったり、ナショナルジオグラフィックを長文教材にしたり。興味のある題材を自分で選択し、「STRAIL」で学んだトレーニングをそこに当てはめるかたちで、効率よく学習を進められましたね。
――最終的に、TOEIC®930点に到達されましたね。英語力の伸びを、どう実感していますか?
柳沢さん:「読めている!」「聞き取れている!」という感覚が圧倒的に強まりましたね。確信をもって問題を解けるようになりました。
仕事で英語の資料に目を通す際も、以前はかなりハードルが高くて相当のパワーを割いていたのが、非常に楽になりました。TOEIC®以外の実用面でも、大きな成長を感じています。
山口コンサルタント:英語学習は一過性ではなく継続してこそですが、間違った方法で続けるのは非常にもったいない。
正しい方法を身につければ、一生役に立ちます。独学で伸び悩んでいたり、自己流の勉強法に不安を感じていたりするなら、プロのサポートを受けてほしいですね。
初級・中級レベルでは課題がわかりやすいので、学習の成果が表れやすいもの。一方、柳沢さんのようにTOEIC®800点を超えるレベルだと課題が細分化されるため、よりピンポイントなトレーニングが必要です。
やみくもにいろいろな方法に手を出し、時間を無駄にしてほしくありません。私たちのような言語習得の専門家によるコーチングを、ぜひ活用していただきたいですね。
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柳沢さんと山口コンサルタントのお話、いかがでしたか? あなたの役に立つ情報はあったでしょうか。
柳沢さんが受講した「STRAIL」は、株式会社スタディーハッカー(2010年設立)が2018年に開始。姉妹サービス「ENGLISH COMPANY」と合わせて1万6,000人以上が受講しました。
「STRAIL」の根底にあるのは、「英語学習で回り道をしてほしくない。目標を達成するまでの最短ルートを提示したい」という思い。多忙なビジネスパーソンでも続けられるよう、1日60〜90分の学習で成果を出せるようにしています。
興味が湧いたら、公式サイトを読んでみてください。気になることがあれば、平日は夜9時、土日祝は夜7時まで電話で質問できます。
柳沢さんのブログでも「STRAIL」と「ENGLISH COMPANY」が取り上げられています↓
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