「あなたの英語力を90日で変える。英語のパーソナルジム 」StudyHacker ENGLISH COMPANY。
今回は、90日のトレーニングでTOEICで980点を獲得した、宮内翔さんと担当トレーナーの長谷川愛美さんに話を聞いてきました。

もともと800点台の英語力がありながら、長時間努力してもなかなか900点の壁を越えられなかったという宮内さん。
今回、満点目前の980点を獲得するためにどんなことを行ったのでしょうか。具体的に行ったことについて、詳しく話を聞きました。

——こんにちは。本日はよろしくお願いします。それにしても980点は素晴らしい結果ですね。おめでとうございます。

宮内さん:ありがとうございます。よろしくお願いします。

——満点まであと10点と迫った980点、今回編集部としてもどんなことをしてきたのか、お伺いするのをとても楽しみにしています。まずはおふたりに、はじめの印象をお伺いしたいと思います。

長谷川トレーナー:よろしくおねがいします。
宮内さんは最初に来られたときからすでにある程度高い英語力をお持ちでした。TOEICも800点台ありましたし、フィリピンへの短期留学もされていたんです。でも、ご本人としてはあまり納得いっていないということでした。

宮内さん:フィリピンに8週間ほどの短期留学をしたのですが、フィリピン人の先生と全然話せなかったんです。それで帰国後にTOEICを受けてみたのですが、840点、さらに自分なりにいろいろと調べてかなりの時間を英語の勉強に割いたのですが860点、たった20点しかあがらなかったんです。英文解釈、文法、例文暗記、シャドーイングなども自分で調べて、かなりの時間を割いてやってみてはいたのですが……。1日8時間くらい勉強して20点しかあがらなくて。
これは自分でやっていても900を越えるのはなかなか難しいんじゃないか、と思ってENGLISH COMPANYに問合せをしたんです。

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——どんな所に特に限界をお感じになられていましたか?

宮内さん:文を読むスピードですね。TOEICが解き終わらなかったんです。なんとか速く読みたいと急ぐと、今度は内容の理解がおぼつかなくなってしまっていて。

長谷川トレーナー:TOEICで860点くらいの高いスコアをお持ちの方のスコアをさらに伸ばすときには、表面上の問題点ではなくて、何が原因でその弱点が生まれているのか? ということを見極めていくことがたいせつなんです。宮内さんの場合なら、「読むスピードが遅い」という課題に対して、「なぜ遅いの?」というところを発見することです。語彙もあり、文法も理解していて、ある程度の速さまでは読める。でも、自分でも遅いと感じるし、TOEICでは時間内に読み終わらない。その状況を解消するポイントを見つけ出すことが、私にとって最初の課題でした。

——なるほど……。読むスピードをあげるにはどうすればいいのかを考える、ということですね。

長谷川トレーナー:そうです。人によってその理由は違いますから、効果的なトレーニング方法をさがしていきます。

宮内さん:自分でやっているときは、読むのが遅いから速くしよう、と単純に考えて多読などをしていたのですがそれでは速くならなかったんですよね。

——宮内さんの場合、どんなところが課題だったのでしょう。

長谷川トレーナー:理由はいくつかあったのですが、いちばん大きなものは「発音」でした。

——発音? リーディングスピードをあげるのに発音ですか? どういうことでしょう。

長谷川トレーナー:宮内さんは当初、すべての単語を同じ強さで発音されていて、文のリズムがとれていなかったんです。
英語の文を読むときには、前置詞や冠詞などの語を弱く読んだり、文中であまり重要ではない部分は小さく読んだりということがあります。

弱く読むべきところを弱く読むことによって、「意味のかたまり」がはっきりしてきます。かたまりが把握できると、内容の理解もスムーズになってくるんです。

宮内さん:英語を読むスピードを上げるのに、発音を直せという話で、ちょっとびっくりしましたが、自分でいろいろ試してだめだったのだから、これはもう長谷川さんを信じてついて行くしかないという気持ちでした。

長谷川トレーナー:私の言うことをほんとうに素直にきいていただけたので、その点ではとてもやりやすいトレーニングでした(笑)

——素直さが大切ですね(笑) ところで、発音についてはどんな風に改善されていったのでしょう。

宮内さん:シャドーイングなども自己流でやっていたのですが、正しい効果的な方法をきちんと教えてもらって、その違いに驚きました。とくにシャドーイングに入るまでの、下準備というか、文の内容理解の手順、チャンクと呼ばれる意味のかたまりの把握に時間をかけたことが印象的でした。

(編集部注:シャドーイングとは英語の音声を流し、それを聴きながら、少し遅れて英語を発音していく英語の練習方法。影のように後ろをついていくことからこの名前がつけられた。通訳者の養成法としても有名)

長谷川トレーナー:ENGLISH COMPANYに来られる前から、シャドーイングはご自分でなさっていたのですが、音を聞くことにあまり注意が向けられていませんでした。シャドーイングは、聞こえてくる英語の音声とできるだけ同じように、モノマネをするくらいの気持ちで行っていくと効果が高いのですが、宮内さんの場合は音に注意が向いておらず、英語音声が単なるペースメーカーのようになってしまっていました。

音をしっかり聞いてもらうと、弱く読んでいるところ、はっきりと読んでいるところがわかっていただけるはずです。まずは正確に「聞く」ということに意識を強くもっていただきました。英語らしい抑揚、イントネーション、それから英語の音声変化のルールをしっかりとマスターしてもらうことに注力しました。

宮内さん:英語は個々の単語の音を覚えても、文中では他の語との関係で、また違った形で読まれることがあるんですよね。ENGLISH COMPANYにくるまでそんなことを知りませんでした。

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——文を読むのが遅いという課題に対して「発音」が課題であることを見つけるのはとても難しいことのように思えるのですが、どうしてそれがわかったのでしょうか。

長谷川トレーナー:宮内さんが文を読んでいる様子を詳しく観察してみると、おもしろいことがわかったんです。
普通、文を読むのが遅い人は、いわゆる「返り読み」といって少しすすんではちょっと戻るような読み方をすることが多いんですね。少しずつ日本語に訳しながら読んでいくとそういうことが起こりがちです。でも、宮内さんはとてもスムーズにすーっと読んでいたかと思うと、どーんと1パラグラフくらい戻って読み直したりすることが多くて。
これはたぶん、急いで読むあまり「飛ばし読み」に近い形、文のキーワードなどをどんどん拾いながら読むような形になっているんじゃないかと思ったんです。内容をきちんと理解していない部分がでてくると戻らざるを得なくなって、結局時間をロスしてしまう。
これを防ぐには当然、ちゃんとていねいに読み進める必要があるのですが、ちゃんと読むと今度はスピードが落ちてしまう。
TOEICで900を越えていくためには、素早く、かつ正確に読む必要がありますから、これを解決する必要がありました。

スムーズに、かつ正確に読むためにはさきほどから言っている「かたまり(チャンク)」をさっと認識して文意をとっていくことがとても重要です。このチャンクは文構造の知識をつかって把握していくこともできますが、上級者をめざすのであれば、「なんとなくリズムでわかる」という “感覚” を身につけたいところなんですよね。

その “感覚” を身につけるためには音読がとても効果的なのですが、いいかげんな音読では意味がありません。ネイティブの “感覚” を体得するために、ネイティブと同じように読む練習をしなければならないのです。そこで、宮内さんの発音に注目すると、ネイティブのリズムとはかけ離れたものになっていたので、まずはそこから手をつけてしまおうということでした。

——たしかに、900後半ともなるとネイティブと同じような感覚が要求されるのかもしれませんね。宮内さんはその効果を感じていましたか?

宮内さん:そうですね。まず、2週間くらいで驚くほど聞けるようになって……笑 いままで何をやってたんだ、とちょっと後悔しました。聞けるようになると、シャドーイングの精度もあがってくるので、とにかくしつこく練習しました。

長谷川トレーナー:発音の矯正などもしっかりやっていきました。

宮内さん:そうですね。自分で言えるようになると、聞くことができる英語の幅もぐっと広がりました。シャドーイングを、英語音声の真似をしながらやっていくうちにいつの間にか英語を読むスピードもあがっていきました。実際、本番のTOEICのテストでは10分以上時間があまりました。

ENGLISH COMPANYに来る前も、得点自体はある程度とれていましたが、正直「選択肢があるからできる」というような問題も少なくなかったんですよね。なんとなくこれかな…みたいな。でも、今回の試験では確信をもって答えられたことで正確さだけでなくスピードもあがったんです。900の壁ってこれのことなんだなと感じました。

TOEIC用のものよりもっとハードな教材なども使って練習しましたし、LINEで音声を送って確認してもらいフィードバックをもらうということを繰り返していきました。

長谷川トレーナー:とても細かく学習内容を送っていただけたので、進捗を確認して次のカリキュラムにいかす、課題をふたりで共有していくということができました。上達が確認できていきましたので、アウトプット(話す)練習にも比較的早めに移れました。

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LINEのボイスメモ機能を使って、自宅での音読トレーニングも日々行われた。

——TOEICにはスピーキングは出題されませんが、どうしてアウトプットの練習を?

長谷川トレーナー:アウトプットを少量いれることで、インプットの効率があがることがあるんです。「大量のインプットと少しのアウトプット」というのは、英語学習の基本でもあります。

——発音に着目することで、文を読むのが速くなる……なかなか自分では思いつきそうにはない発想ですね。
最後に、これから英語を学ぼうという方へのメッセージをお願いします。

宮内さん:とにかく諦めずに続けてください! 続けていればかならずできるようになります!

長谷川トレーナー:宮内さんのすごさは、860点をもっていたのにものすごく素直にわたしの意見を聞いてくれた、その謙虚さだったと思います。980点をとられたというご連絡をいただいたとき、実は会社で号泣したんです。信じて、やってもらえたことにお応えすることができたのかなって。ほんとうにありがとうございました。
これから英語を学ぼうという方も、ぜひいっしょにがんばっていきましょう! お手伝いさせたいただければうれしいです。

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リーディングスピードがたりない、という課題に対して、発音のルールを正確に覚えるという方法で対応し、980点を獲得した宮内さんと長谷川トレーナー。宮内さんは、自分ひとりでやっていてはそんなことには気がつくはずもなかったと言います。

英語を学ぶためには継続的な学習や練習はもちろんたいせつ。けれど、壁を乗り越えるためにはやはり専門的な知識に基づいた学習戦略が有効です。パーソナルトレーナーは英語力を伸ばすプロである、ということを感じていただけたのではないでしょうか。
ENGLISH COMPANYは現在、東京5スタジオ(四谷・恵比寿・有楽町・品川・神田)、関西1スタジオ(四条烏丸)で展開しています。今回インタビューに登場した長谷川トレーナーは有楽町スタジオでお待ちしていますよ!

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