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多忙な社会人に "学習戦略" を。「90日でTOEIC855点」を実現したプロトレーナーの戦略

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STUDY HACKERから生まれた、英語のパーソナルジム ENGLISH COMPANY。3ヶ月のトレーニングを終えられ、TOEIC850以上という目標を見事達成された守屋史明さんと担当の池田トレーナーに話を伺いました。

ENGLISH COMPANYを受講した守屋史明さんのTOEICスコア。855点

守屋さんはご勤務先の社内留学制度の基準レベルである「TOEIC850点前後」というスコアを今回の目標とされていました。社内基準としてTOEICを用いている会社は数多く存在します。忙しい日常業務をこなしながら、どのように英語力を伸ばされたのか、90日間の取り組みをお聞きします。



——この度はおつかれさまでした。そしてなにより、目標達成おめでとうございます。本日はよろしくお願いします。

守屋さん:ありがとうございます。よろしくお願いします。

池田トレーナー:よろしくお願いします!

留学制度の社内基準としてTOEICスコア850程度が必要だった

——早速ですが、今回守屋さんが英語を集中的に学ぼうと思われたきっかけは、社内基準をクリアするためだとお伺いしました。

守屋さん:そうですね。社内の留学制度があるのですが、それに応募しようと思いまして。思い立った時の英語力は、そこから5年ほど前に受けた630点くらいのスコアだったんです。大きくスコアをあげる必要がありました。

ENGLISH COMPANYを受講した守屋史明さん

——ではそこから200点以上スコアアップされたということなんですね。すばらしい。通い始められた頃には、苦手とされていることはありましたか?

守屋さん:ブランクもありましたから、全体的に忘れてしまっていることなどもあったのですが、特にリスニングは全然聞き取れませんでしたね。

池田トレーナー:確かにリスニングを鍛えていく必要性は感じましたね。ただ、入会を決められてから実際にトレーニングを開始されるまでの2ヶ月ほどの期間に、ご自身でも英語学習に取り組まれていたということで、基礎的な知識はしっかりと身につけていらっしゃいました。

ENGLISH COMPANYでの通常のトレーニングは本来、TOEICのスコアアップを目的としたものではありません。むしろ英語力をあげた結果、TOEICのスコアもあがるということなんですね。でも守屋さんの場合、社内基準としてTOEICのスコアという明確なものがありましたから、それも意識して進めていきました。

——TOEICのリスニングパートだと、どのくらいのスコアがとれていたのですか?

守屋さん:6割ちょっとですね。ただ、単語や文脈、選択肢などから推測して答えている部分もあって、スコアほどには理解はしていなかったと思います。あのころと今では聞けている感覚がまるで違いますね。

——なるほど……。リスニングに対してはどのような対策を行っていったのでしょう。

池田トレーナー:リスニングを特に強化する必要はもちろんあったのですが、同時にTOEICのスコアを3ヶ月で850にする、つまり200点以上あげるということを達成する必要があったので、リスニングを中心としながらスコアアップのための総合的な戦略を立てたんです。

そもそも、「3ヶ月」といっても実際にはお仕事を普通にされているわけですから、使える時間はそう多くありません。浪人生とか、休職して留学しているというような環境ではありませんし、特別ゆったりしたお仕事をされているわけでもない。そうすると、もっとも大切なのは「効率」なんです。どういう順番で何をやっていくのかという戦略が重要です。スキマ時間をどう使うかといったちょっとした工夫だけでなく、言語習得についての学問的な知識もあったほうが良いんですよ。

社会人の英語学習には「効率」が最重要。

——たしかに。使える時間は限定的でしょうね。守屋さんが勉強に実際に使えた時間はどのくらいでしたか?

守屋さん:平日でなんとか2時間と、休日は日によってできるだけという感じですね。スキマ時間を活用しながらやっていました。

——それだと、やっぱり効率が重要ですよね……。池田さんはまずなにから取りかかっていただいたのでしょう。

池田トレーナー:まずは英語の「音」を攻略していきました。音をしっかり聞いていただくための「音声変化」について学んでいただくこと。それから、王道ですがシャドーイングを徹底すること。並行して、語彙や文法の知識系。一方で、リーディングはあえて扱いませんでした。この場合、リーディングのトレーニングをはじめから入れていくのはあまり効率的ではありませんから。

シャドーイングというトレーニングは、英語の音を聞いて、少し遅れて自分で発音をするというものです。影(シャドー)のようにうしろにくっついていくことがからこう呼ばれています。

ENGLISH COMPANYで守屋史明さんを担当した池田トレーナー

——シャドーイングにはどんな効果があるのでしょう。

池田トレーナー:シャドーイングでは、まず音を正確に聞き取る必要があります。それから少しの間、頭の中に残しておかなければなりません。まったく意味のないものを覚えておくことは難しいことなので、記憶を保持するためには意味を理解する必要がありますね。つまりシャドーイングをこなすには「音声知覚」したものを「意味理解」し、それを「記憶保持」するという流れが必要になるわけです。その後、覚えたフレーズをスムーズに発音するスキルが求められます。音声は次から次へ流れてくるものですから、すばやく処理していく能力もまた、求められますね。

かなり複合的なトレーニングですが、シャドーイングを行うことで文を頭からすばやく理解していく能力が鍛えられます

守屋さん:はじめは文を暗記してしまって無理やりスピードについていってたんですよね。でもそれはだめだと……。

池田トレーナー:そうですね。それではただの音読ですから、まずきちんと聞き取って、それをリピートする必要があるんです。シャドーイングはそれなりに有名な方法なので、「ああ、シャドーイングならやったことがありますよ」なんておっしゃる方も多いのですが、間違った方法になっている方も少なくありませんね。

守屋さん:しっかり聞き取って、内容を即座に理解し、リピートするということをするために、0.8倍速などのすこしゆっくり目の音源を使うように言われて。それで少しずつできるようになりました。

池田トレーナー:はじめは無理にスピードをあげるより、確実なフォームを作ることが大切です。正しい方法で、回数を重ねること。スポーツなどと同じですね。守屋さんは実際に毎日シャドーイングを録音してLINEで送っていただいて、上達されていくのが目に見えてわかりました。ハワイでマラソンに出場されたときも現地から送っていただきましたね(笑)

守屋さん:そうですね。ホテルのベランダから(笑)

単語は90日で3000語を記憶!

——文法や語彙に関しては特別なことをされたのですか?

池田トレーナー:TOEICの文法問題はそれなりに細かいことを聞いてくるので、オーソドックスに問題集をくりかえし解いていただきました。語彙については90日で3000語ちょっとを覚えていただきましたね。

守屋さん:そうですね。語彙の最後のほうはかなりきつかったんですけどね(笑)

池田トレーナー:最後の方は「忘れている語」ではなくて「そもそも見たことがない語」みたいなものが並んでいるのできついと思います(笑) お疲れ様でした。

——それだけの数を短期間で覚えるコツはありますか?

池田トレーナー:人間って忘れるので、それを前提に忘れて覚える、忘れて覚えるということを敢えて繰り返すことですね。覚え方については、StudyHackerにもENGLISH COMPANYが監修している記事があるので詳しくは割愛しますが、要点をまとめると「書かない」「繰り返す」「見るだけ」「声に出す」というところでしょうか。(参照:英単語暗記法をHACKしろ! 短時間で英単語を暗記する “科学的” な方法。

守屋さん:週2回毎回テストがあるのですが、その範囲もだんだん増えていくので、いつも単語はプレッシャーでした(笑)

——どのあたりで英語力がついてきたなと感じられましたか?

守屋さん:それがなかなかそんな感じがしなかったんですよね。

池田トレーナー:そうですね。実は守屋さんの成長スピードにあわせて扱う課題を難しくしていたので、「できる!」と感じる回数はすくなかったかもしれません。ただ、教材は難しくなっているのに、難しくなっているとはお感じではなかった様子なので、力は着実についていっていました。

守屋さん:気付かないうちに力がついていたようですね。実際にスコアも着実に伸びていっていました。

池田トレーナー:それだけでなく、送っていただいていたシャドーイングの精度もかなり高くなっていましたよ。毎日、録音したものをご自身でお聞きいただいてセルフチェックしていただいていたのですが、チェックも的確になられていました。

守屋さん:たしかに。実はちょうど今日も、TOEICの公式を受験したのですがやっぱり以前と比べるとはるかに聞けるようになっているなという感じはしました。

それから、特にリーディングの対策をしていないのにやっぱり読むスピードが速くなっていたんですよね。シャドーイングの効果なのだと思います。

窓を背に立つ守屋史明さんと担当の池田トレーナー

——実力アップを実感できるとうれしいものですね。会社等でスコアを求められている方はたくさんいらっしゃると思います。そういう方々になにかメッセージをお願いします。

守屋さん:正しい方法で、毎日やるということをあたりまえにすれば実力は伸びていきます。ほんとうにそれに尽きる。私の場合は明確な目標もありましたし、モチベーションを維持することもできました。期間中は、毎朝5時半くらいから出勤準備を始める時間までシャドーイング、通勤電車で単語、夜は文法と規則正しくトレーニングをしていました。時間にすれば、2時間程度でしたが効率良い方法で行えば十分な時間だったのだと思います。

実は以前も、英会話の学校に通ったことがあって。その時は週1回通って、その場だけ勉強して終わりというような形だったんです。でもここに通おうとされる皆さんにはそれぞれ目標があるはずです。それを具体的に落としこんで、どうやって攻略していくか、是非担当のトレーナーの方と相談して下さい。トレーナーの皆さんはきっとその思いに応えてくれるはずです。

——ありがとうございました。

後日、私たちにうれしいお知らせが届きました。社内の留学制度にチャレンジしていた守屋さんが見事、選考を通過されたそうです。これからの守屋さんのご活躍を、心からお祈りしております!

***
ENGLISH COMPANYでは「第二言語習得研究」という学問を応用して、カリキュラムをデザインしていきます。こうすれば成果があがりやすい、という方法についてわかっていることは実は少なくありません。もちろん、「この方法を使えば、魔法の様に、努力なしに成果が出る」などという方法は存在しませんが、それでも忙しい社会人が成果を出しやすくする方法は存在します。

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