苦手だったリスニングを克服し、90日でTOEIC845点ゲット! リスニング練習の「質」を変えた、プロトレーナーのトレーニングメソッド
「あなたの英語力を90日で変える。英語のパーソナルジム」StudyHacker ENGLISH COMPANY。
今回は、90日のトレーニングでTOEIC845点にアップ、現在も海外大学院のオンライン講座を受講中の高島 宏修さんと、パーソナルトレーナーの和田幸恵さんに話を聞いてきました。
ご自身で勉強するもなかなか効果的な勉強方法が見つからず、成果を上げられなかったという高島さん。伸び悩んでいた英語も、いまでは、すべて英語で行われる大学院の講座も初見でほぼ内容を把握できるまでになったと言います。この90日間、どんなトレーニングを行ったのでしょう。
——こんにちは。本日はよろしくお願いします。この度はTOEIC大幅アップだけでなく、実際の運用力もかなり高まったとお聞きしています。おめでとうございます。
高島さん:ありがとうございます。よろしくお願いします。
——まずはじめに、高島さんが英語を学ぼうとお考えになった、きっかけを教えていただけますか?
高島さん:私はファイナルシャルプランナーとして働いています。仕事柄やはり海外の情報、英語で発信される情報に触れておくことがとても重要でした。また、オーストラリアの大学院のオンライン講座を受講していたのですが、現地でのスクーリングの条件にTOEIC750以上というものがあり、TOEICのスコアも必要という状況でした。
——ご自身でも勉強をされていたのでしょうか?
高島さん:そうですね、自分でも勉強をしていたのですが、勉強の方法がわからないというか……。とにかく、英語学習についての情報が多すぎて、実際どうしていいのかわからなくなっていたんです。なかなかスコアも伸びていかず、どうしようかと思っていたんです。
そんな中、『科学的トレーニングで英語力は伸ばせる』という本を書店で手に取り、内容にとても共感できたので、その中で紹介されていたENGLISH COMPANYに問合せをしました。
左)高島さん 右)和田トレーナー
——ご自身で、こんなところが課題だと感じられていたところはありましたか?
高島さん:それはもう圧倒的にリスニングでしたね。とにかく聞こえないし、どう勉強していいのかもよくわかりませんでした。
——和田トレーナーからみてもそれは同じでしたか?
和田トレーナー:そうですね。聞き取ることも苦手でしたし、それによって文を読むスピードも遅くなってしまっている印象がありました。
高島さん:確かに、音声系のトレーニングを続けることで、読むスピードも向上しました。あれはちょっと不思議な感じもしますが。
——リスニングの力と読むスピードは関係があるのですか?
和田トレーナー:リスニングは、ただ音を聞き取るだけではなくて、その音が意味することを瞬時に判断して内容をつないでいくということを求められますよね。その時には当然、文を頭からどんどん理解していく必要があります。 「英語の音そのもの」を聞き取る能力が低い状態だと、「音そのもの」の聞き取りにリソースをとられてしまうので内容が入ってきにくいんです。
——なるほど、音が聞き取れると内容に集中しやすくなるわけですね。それが文字を読むスピードにもつながるのですか?
和田トレーナー:リスニングを鍛えるために、シャドーイングなどの音声系のトレーニングを行うのですが、これが先ほどの「文の意味を頭からとっていく」というスキルの向上にかなり大きな影響があります。
日本人は、訳しながら精読するような英語教育を受けていることが多いので、ちょっと進んでは戻ってきれいな日本語に置き換えながら理解する、いわゆる「返り読み」のクセがついてしまっている方も多いんです。どんどん前から処理していくという読み方は、リスニングの練習の中で培っていくことができるんです。
——音声系の練習は、シャドーイングがメインですか?
和田トレーナー:ほかにも、『英語を意味のかたまりごとにとらえるためのトレーニング』や、『音声変化のルールを学ぶトレーニング』など、複数のものを組み合わせました。受講生の方のタイプにもよりますが、高島さんの場合はシャドーイングにかなり重点を置きました。
高島さん:音声変化のルールをまなんだことは、私にとっては「目からウロコ」でした。
——音声変化のルールとはどんなものなのでしょう。
和田トレーナー:ネイティブの話す英語の音って、実はわたしたちが学校で習うものといつも同じという訳ではないのです。話しやすいようにある一定のルールに基づいてちょっとずつ違ったりするんですよ。主なルールは5つだけなので、そこをしっかり学べば英語の「音そのもの」を聞き取ることはそんなに難しくなくなるはずです。それについては、『英語リスニングのコツ(初級編) 英語の耳を作るための初心者向けトレーニング』という記事で詳しくご紹介しましたので、お時間あるときに読んでいただけるとうれしいです。
——では、まず高島さんの課題に合わせて、リスニング力を強化していったということですね。
和田トレーナー:そうですね。シャドーイングについてはものすごくしつこくやりました(笑)
高島さん:毎日、スクリプトを見ながら50回、スクリプトなしで50回という形でやっていました。最初はなかなかうまくできなくて、ちょっとつらかったのですが(笑) 途中からは音声を録音して送って、フィードバックをもらっていました。最後の方はもう、シャドーイングが寝る前の習慣になっていました。フィードバックがとても的確だったので、言われたとおりにやるとすっと言えるようになることが多くて、手応えを感じていました。トレーナーがつくってすごいことだなと(笑)
——和田トレーナーの存在が大きかったんですね。
高島さん:やっぱり、プロのトレーナーがついてくれるというのは全然ちがいますよね。シャドーイングひとつとっても、私の場合、シャドーイングという練習方法の存在も、だいたいのやり方も知識としては知っていたんです。でも、それを実際に自分で続けられるかとか、もっとも効率的な方法でできるかとか、そういうところは全然違うと思います。自己流でやるよりはるかに上達スピードが速かったと思います。練習の「質」が変わったと感じました。
和田トレーナー:ありがとうございます(笑) 3ヶ月目は特にLINEを用いたリモートでのサポートを積極的に活用いただいていました。高島さんはこちらでお願いしたトレーニングは毎回ほぼ完璧にやっていただけるので、とても上達がはやかったんですよ。とてもありがたいことでした。
——TOEICでハイスコアをとられて、変わったことはありますか?
高島さん:スクーリングの基準スコアをクリアしたということはもちろん大きいのですが、英語で書かれた海外の金融サイトの情報がすっと頭にはいってきたり、動画インタビューなども聞き取れる部分がかなり増えたりといった実際的なところでも大きく変わりました。
オーストラリアの大学院のオンライン授業を受けていたのに、実はオーストラリア英語が苦手だったんですよね(笑)
和田さんもその辺りをわかってくださり、オーストラリア英語は猛特訓をしてもらいました。おかげでオンラインの講義はほぼ1回で聞き取れるまでになりました。
——最後に、これから英語を学ぶ人へのメッセージをお願いします。
高島さん:私は勉強の方法がよくわからなくて、いろんなものに手をつけては挫折したり、飽きてしまってということを繰り返していました。教材やメソッドがたくさんあるので、すぐに目移りしてしまっていたんですね。ENGLISH COMPANYで私が受講したトレーニングは、すごく変わったメソッドのようなものではありません。でもやっぱりどんなトレーニングにでもプロしか知らないような深い部分ってあるんですよね。パーソナルトレーナーという英語のプロコーチの存在、和田さんの存在は私の英語学習の「質」を大きく変えてくれました。
これから英語を本気で学ぶ人の入り口としては、ほんとうにベストだとおもいます。
和田トレーナー:高島さんはどんなに内容がハードになっていっても、確実に実行してくれて頭が下がる思いでした。
当然こちらもそれにつれて、準備すべきものや、対応すべきことが増えていくのですが、そんなことは全く苦にならないくらい、こちらも必死になって3ヶ月一緒にがんばることができました。ありがとうございました。
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リスニング力をつけることで、リーディングスピードがあがり、「90日受講後のTOEICでは、うまれてはじめてTOEICを時間内に解き終えることができました」と話してくれた高島さん。いまでは、海外拠点への異動を現実的なものにしたそうです。
「この90日で学んだ英語学習の方法は『一生物』だと感じています」という言葉に、和田トレーナーもとてもうれしそうでした。
英語を学ぶためのメソッドはたくさんあっても、ほんとうに自分にあった方法を、適切なタイミングで行うのはなかなか難しいもの。英語学習にもパーソナルトレーナーをつけることで、効率は大きくあがります。
ENGLISH COMPANYは関東3スタジオ(神田、新宿、銀座)、関西3スタジオ(京都/四条烏丸、大阪/梅田、兵庫/神戸)で展開しています。(2022年12月現在)
オンラインでもトレーニングをご受講いただけます。人が集まる場所を避け自宅で本格的な学習をされたい方、スタジオが無い地域にお住まいの方は、是非お気軽にご相談くださいませ。