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海外留学を目指す僕が取り組んだ「90日間のトレーニング」。苦手なリーディングを克服、実践的な英語スキルも身についた!

海外留学の土台となる英語スキルを効率よく身につけたトレーニング1

2021年6月にサービスが開始された、大学受験界初の高校生向け英語パーソナルジム「ENGLISH COMPANY大学受験部」。90日間の短期集中トレーニングを通じて「すばやく読む」「正しく聞き取る」という本質的な英語力を鍛えることができ、センター試験に代わって導入された大学入学共通テストにも完全対応しています。



今回は、90日間のカリキュラムを終えられた岡本和成さんと、担当の山口トレーナーにお話をうかがいました。海外留学を目指している岡本さんは、留学で通用する英語力の土台をつくるために90日間の英語トレーニングを受講。苦手にしていたリーディングスキルを大きく伸ばすことに成功したほか、英語学習に対する向き合い方にも変化が現れたようです。はたしてどのようなトレーニングが行なわれたのか、詳しく見ていきましょう。

※インタビューはオンラインで実施しました

日本では学べない分野をヨーロッパで学びたい

ーー現在はゼロ高等学院(※堀江貴文氏主宰の「人生をかけて本当にやりたいことを見つける」を教育方針に掲げる高校)に通われている岡本さんは、国立大学の推薦入試を受けたあと、ヨーロッパの大学への交換留学や編入を視野に入れているそうですね。留学を目指している理由を教えていただけますか?

岡本さん:僕は趣味でプログラミングやコンピューターサイエンスを勉強しているのですが、ゆくゆくはその分野をもっと深く専門的に学んでみたいと考えています。そう思ったときに、日本の大学にはない学科を設けている、あるいはコンピューターサイエンスに関して国際的な評価を受けている大学が豊富にあるなど、教育や研究が進んでいるヨーロッパを留学先として検討するようになりました。現時点では、金銭的に行けそうなハンガリーのエトヴェシュ・ロラーンド大学(ELTE)を第一候補として考えています。

また、ヨーロッパにはさまざまな言語がありますが、留学先の言語も勉強してみたいとも思っています。興味があるのは、フランス語、ポーランド語、スペイン語。その3か国に友だちが住んでいるので、英語ではなく現地の言語でコミュニケーションをとってみたいんです。特にフランス語はぜひ学びたいですね。

海外留学の土台となる英語スキルを効率よく身につけたトレーニング2

ーー留学を目指す岡本さんが、ENGLISH COMPANY大学受験部を受講しようと思ったのはなぜですか?

岡本さん:英語は中学からずっと勉強してきましたが、特にリーディングに苦手意識をもっていました。英文を一度読んだだけでは理解できず、何回も最初に戻って繰り返し読んでしまう癖があり、どうにかならないかと悩んでいたのです。

そんな悩みを解決すべく、ENGLISH COMPANY大学受験部での受講を決めました。留学先で現地の授業についていくためには、リーディング・リスニング力をいまのうちから強化しておく必要があります。ENGLISH COMPANY大学受験部に通えば、伸び悩みの原因を的確に指摘してもらえて、短期間で効率よく英語力が伸びそうだという期待感がありました。また、海外留学の際に必要なTOEFLなどの試験のスコアアップにも役立ちそうだなと思いましたね。

実際にトレーニングを初めて受けたときは感動しました。いままで受けてきた英語教育とはまったく違う「トレーニング」を豊富に提供してくれて、とても新鮮な感じがしました。

「チャンクリーディング」を通して、戻らず “1回で” 理解できるように

ーーそれではここからは、担当した山口トレーナーも交えて、実際のトレーニングについて振り返っていきます。岡本さんは英文を何度も繰り返し読んでしまうことに悩みを抱えていたとのことですが、克服のためにどんなトレーニングから始めましたか?

山口トレーナー:英文を何度も前に戻って読んでしまう「返り読み」は、英語をきれいな日本語に訳して理解しようとすることが原因で起こります。英語と日本語は語順が違うため、無理にきれいな日本語に訳そうとすると、英文を行ったり来たりせざるを得ないのですね。英語を文の先頭から “英語の語順で” 理解していく読み方を身につけていただく必要がありました。

そのために取り組んだのが、意味のかたまりであるチャンクごとに英文を理解していく「チャンクリーディング」のトレーニングです。チャンクごとに区切られた教材を使用し、チャンクごとの意味やチャンクとチャンクの意味のつながりを理解していただいたうえで、チャンクごとに意味をすばやく想起できるか確かめる「サイトトランスレーション」や、チャンクの内容を想起しながらの「音読」に取り組みました。

1ヶ月目でチャンクリーディングのやり方に慣れていただいたあとは、徐々に教材のレベルを上げて、長めの複雑な英文でもチャンクごとに理解できるように練習を繰り返しました。英文を先頭から理解できるようになったことで、リーディングスピードが速くなっただけでなく、リスニングの正確性も上がっていきましたね。リスニングは返り読みができず、聞いた英語から順に意味を処理していかないといけません。チャンクごとに理解していくという読解方法は、リスニングにも役立ってくるのです。最終測定でもそれぞれの伸びが確認できたので、効果が実感できたのではないかと思います。

海外留学の土台となる英語スキルを効率よく身につけたトレーニング3

――チャンクリーディングやサイトトランスレーション。岡本さんはこれまで、こういったトレーニングをしたことはありましたか?

岡本さん:いいえ、そもそもチャンクリーディングを知らないという段階からのスタートでした(笑)。でも、初回でやり方を学んで回数を重ねるごとに、このトレーニングの効果がリーディングの際に現れてきているなという実感は湧きましたね。

いままでは、単語は知っていても、いざ長文を読んでみると意味の理解に時間がかかることが多々あったんです。でも、チャンクリーディングという方法を学んだことで、確実に1回で理解できるようになってきたのは大きな成長だと思っています!

「なんとなく知っている」文法知識から「知っていて、かつ使える」文法知識へ

ーー次の岡本さんの課題とアプローチを教えてください。

山口トレーナー:岡本さんは、聞こえた英語がどの音か判別する音声知覚はすぐれていたものの、文法に関しては知識が曖昧になっているところがありました。文法を体系的に理解していないと、たとえ正しく音が聞き取れたとしても、聞こえてきた英語を正確に理解することは困難になります。当然、リーディングで英文を正しく理解することもできません。

そこで、ネイティブが言葉を通して「どのように世界を認知しているか」という考え方に基づく認知文法をベースにしたENGLISH COMPANY独自の教材「CORE GRAMMAR(コアグラマー)」を使い、文法をネイティブ感覚で理解していただきました。

――たしかに、文法がわかっていないと英文の意味を正確にとらえることはできませんよね。いま言われた “ネイティブ感覚で理解” とは、具体的にどのような理解方法なのでしょうか?

山口トレーナー:現在完了形(have+過去分詞)を例に挙げますね。従来の英文法だと、現在完了形には「完了(〜してしまった)」「経験(〜したことがある)」「結果(〜してしまっていまもそうだ)」「継続(ずっと〜している)」という4つの用法があり、それぞれ日本語訳とセットで暗記する、というアプローチが一般的でしょう。

一方、認知文法的なアプローチでは、haveには「〜をもっている」という根底に共通して存在するイメージがあるととらえます。過去分詞はそれ自体で「完了した状態」という意味。現在完了形の場合、「完了した状態を現在haveしている」というイメージさえ理解すればよいのです。

そうすると、 “I have lost my wallet.(財布をなくしてしまった)” ならば「財布をなくした」出来事を現在もっている、 “I’ve been to the UK before.(以前イギリスに行ったことがある)” ならば「以前イギリスに行った」という出来事を現在もっている、と容易にイメージすることができるでしょう。

――なるほど。細かい用法の名称や日本語訳を暗記しなくても、直感的に理解できるようになるというわけですね!

山口トレーナー:イメージを使って文法を理解していくため、日本語に無理に訳さなくても英語のまま文法の正しい使い方を理解できるのが、認知文法の大きなメリットです。岡本さんには、理解していただく過程で、なぜその文法が使われているのか自分の言葉で説明できるようにもしていただきました。

その後は、「パターンプラクティス」というトレーニングで、テーマの文法項目を使った例文を、主語や動詞などを部分的に変化させながら何度も音読練習していただきました。文法を「知っている」で終わらせるのではなく、「実際にアウトプットできる」知識にしていくのが狙いです。

――おそらく「認知文法」で文法を学ぶ高校生はあまりいないのかなと思うのですが、岡本さんはこの文法学習はどうだったでしょうか?

岡本さん:以前は、多少わからない部分があっても8割ぐらい理解できていればいいかなと考えていました。でも、それが原因で文の意味を誤解していたこともたびたびあったのです。英語でコミュニケーションする際も、相手の話を間違って解釈してしまい、返す言葉が適切でなかったなんてこともありました。

認知文法を通して文法の本質を知り、自然と口をついて出てくるまで練習していくことで、より正確にインプットしたりアウトプットしたりできるスキルになると実感しました。

「シャドーイング」で、聞いた英語の意味処理を強化

――ここまで、主にリーディングと文法についてトレーニングの内容を教えていただきました。リスニング面ではどんなトレーニングをしましたか?

山口トレーナー:文法の知識が増えてきたあとは、聞いた英語の意味処理を正確にしていくために、聞いた音声から1、2語遅れで発音する「シャドーイング」のトレーニングを重点的に行なっていただきました。

「シャドーイング」には、音声を意識する「プロソディー・シャドーイング」と、音声と意味両方を意識する「コンテンツ・シャドーイング」があります。音声を意識するシャドーイングはすでにできていたので、意味をイメージしながらのシャドーイングで練習していただき、リスニング時の意味理解の精度を上げていきました。

受講当初は、一度聞いただけではほとんどわからないということもありましたが、終盤では一度聞いた時点で80%ほど内容を理解できるようになっていましたね。トレーニングの成果を実感できたのではないかと思います。

海外留学の土台となる英語スキルを効率よく身につけたトレーニング4

岡本さん:山口トレーナーもおっしゃったとおり、英語の音は聞き取れるものの理解が追いついていないまま次の英文を聞くことになり、頭が混乱していたところがありました。シャドーイングの正しいやり方を一から教えていただいて、聞いた英語の音声を実際に発音できるまで練習するにつれて、英語の音を聞き取りつつ、頭のなかで意味を処理できるようになっていきましたね。

英語の音を聞き取って、同時に意味を正確に処理するスキルはまだ伸びる余地がありそうなので、教材のレベルを徐々に上げつつ、教えていただいた方法を今後も継続していきたいと思っています。

ーー日々の自宅学習についてもおうかがいします。岡本さんは1日の学習習慣をどのように維持していきましたか?

岡本さん:単語の課題が出たときは、食後などのスキマ時間に、山口トレーナーから教えていただいたTOEFL対策用の単語アプリを使って練習していました。アプリでの学習はスキマ時間に気軽にできるのが便利です。たとえ眠かったとしても、何もしないよりは少しずつでも行なうことを心がけたことが習慣化につながったのではないかと思います。その他の課題は、夕方に時間を確保するなど、頭が冴えているときに時間と場所を具体的に決めて取り組みました。

山口トレーナー:岡本さんは、スキマ時間の活用がとてもお上手でしたね。語学の習得には継続がとても重要です。1日のなかでまとまった時間を確保するのが難しくても、スキマ時間をうまく使うことで学習は継続しやすくなります。また、具体的に場所や時間を決めておくことも、考え込むことなくすぐに英語学習に取りかかれるという点から習慣化には効果的です。私が伝えたことをご自身なりに工夫しつつきちんと実践し、毎回の課題も私の期待通りに仕上げてきてくれました。

留学にも役立つ実践的な英語スキルが身についた90日間だった

――90日間のトレーニングを振り返ってみて、何が一番印象的でしたか?

岡本さん:いままでは、英語の勉強と聞くと “ただ単語や文法を覚えてただ問題を解く” というイメージでした。一方でENGLISH COMPANY大学受験部の学習は、テストのためということを超えて、そのまま実践にも通じるものだなと実感しました。特に実践的だと感じたのが、チャンクリーディングで文頭から理解していく読み方や、ネイティブの感覚で理解していく文法学習です。頭のなかで英文の内容をイメージしながら読んでいく方法は、いずれ海外留学する際にたいへん役に立ちそうだと思いました。

山口トレーナー:英語の意味処理の速度は本当に格段に上がりましたね。初回と最終回の模試を比較しても、リーディングのスコアに大きな伸びがみられ、リスニング面でも、一度聞いただけで理解できる量が増えてきたように思います。

岡本さん:僕自身も実感できました。たった90日間で伸びるのかなという気持ちが受講前にはありましたが、90日間で文章の読み方とか意味処理の仕方が身につき、英語力の伸びを肌で感じました。僕のニーズだったリーディングスキル向上が叶えられたことに対しても、感謝の気持ちでいっぱいです。

また、僕を担当してくれるのが「先生」ではなく「パーソナルトレーナー」ということで、当初はすごく厳しそうなイメージをなんとなくもっていました。でも実際はとても親しみやすくて、僕のことをじっくり観察しながら課題や弱点にぴったり合ったトレーニングを提案してくださいました。いい意味で当初のイメージを180度覆してくれたと思います。

英語学習の向き合い方にも変化がありました。自分の弱点をざっくりとしか理解できなかったなかで、山口トレーナーが弱みを的確に指摘くださって、自分でも否定せず受け入れることで初めて英語学習と真正面から向き合えるようになっていきました。なんとなくしか勉強していなかった単語学習も、「今日は100単語勉強しよう。一年で10,000単語習得を目指そう」という具体的な目標を立てるようになりました。

海外留学の土台となる英語スキルを効率よく身につけたトレーニング5

ーー90日間のトレーニングで、想像以上の収穫があったようですね! 今回の英語学習の成果や経験を、将来どのように活かしていきたいですか?

岡本さん:はっきりとは決めていませんが、将来は先端技術を通して日本と海外の橋渡しができるよう社会に貢献していきたいです。日本でしか知られていない半導体などの技術を海外に広めて、海外に負けない日本の技術の魅力を英語で発信したいと考えています。そのうえで、日本にはない海外の技術を取り入れていけるように、日本と海外がお互いに技術発展ができるよう仲介する役目を担ってみたいです。

ーー最後に、英語学習に励んでいる高校生や受験生にメッセージをお願いします。

岡本さん:たくさんの方が入試対策で一生懸命勉強に励んでいるからこそ、自分の弱点を知り、その弱点をピンポイントで解決していくトレーニングは、試験対策にも将来にもとても効果的だと言えます。僕がこの90日間で体感したことは、ほかの高校生や受験生にもぜひ味わってほしいと思います!

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マンツーマンでのトレーニングを通して、苦手だった英語のリーディングスキルやリスニングスキルを鍛え、将来に活かせる英語力の土台をつくった岡本さん。夢を実現させて、英語と幅広い知識を駆使して世界で活躍できるよう、心より応援しています。

ENGLISH COMPANY大学受験部は完全オンラインでトレーニングをご受講いただけます。人が集まる場所を避けて自宅で本格的な学習をされたい方、スタジオがない地域にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。対面形式のトレーニングは、銀座スタジオ(東京)、梅田スタジオ(大阪)にてご受講いただけます。



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