つまらない英語学習にさようなら。効率もアップ「◯◯」でリスニングが圧倒的に楽しくなる

“語学学習はつらいもの” そんな認識を覆す学習法◯◯の効果と2つのコツ-main

「英語を耳から理解できるようになりたいが、何をどう聞けばいいかわからない」
「リスニング教材がつまらなくて飽きてしまう。楽しく続けるコツを知りたい」
そうお困りの方はいませんか?

どんなレベル、どんな内容の英語音声を、どのように聞くべきか。ひとくちに「リスニング」と言っても、わからないことだらけですよね。

そんなお悩みを解消すべく、時短型英語ジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」でトレーナーとして活躍する “英語の専門家” 松永寛史さんにお話をうかがいました。

今日から気軽に始められ、学習効果が高い――そんなリスニング方法を学びましょう。

英語学習者が犯しがちな3つの間違い

  1. 英語が話せるようになりたいから、まず英会話。
  2. 聞く力を高めたいから、難しめのリスニング音源にチャレンジ!
  3. リスニング教材の内容がおもしろくないけれど、勉強ってこんなものだよね......。

ひとつでも当てはまる点はありませんか? じつはどれも、英語学習者が犯しがちな間違いです。なぜダメなのでしょう? 理由はこちら。

  1. 外国語学習の基本は「大量のインプットと少量のアウトプット」。英語を聞くこと(インプット)なしに、いきなり話そうと(アウトプット)するのは非効率。
  2. 理解できるインプット」でないと意味がない。
  3. 興味のある内容」でないと続けにくく、高い学習効果を得られない。

なるほど、理解できるレベル、かつ興味のある内容の英語音声を、大量に聞く――これが英語習得において大切なのですね。

第二言語習得研究を専門としているケース・ウェスタン・リザーブ大学の白井恭弘教授は、最大限の効果をあげる教材の条件として、以下の原則を挙げています。

  • 大量のインプット理解と少量のアウトプットを保証する
  • 教材がおもしろい
  • 続けることが容易なもの

上記3点と一致しているのはご覧の通り。わかる・楽しめる音声を、継続してたくさん聞くことが、最大の学習効果を生むのです。

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多聴のメリット

「理解」でき、「おもしろい」と感じられるものを「たくさん」聞く。この3点を満たしたリスニング学習を実現するには、どうすればいいのでしょう?

第二言語習得に詳しい松永さんのおすすめは、多聴(extensive listening)。

関西学院大学院の門田修平教授は、多聴を「聞きやすい、易しいレベルのストーリーを楽しみながら、大量に聞く学習法」だと定義しています。

複雑で難しい英語音声を選ぶと、わからない箇所があるたびに逐一止め、単語や文法を調べながら進めなければなりませんね。これでは理解に時間がかかり、リスニングそのものの絶対量が減ってしまいますし、負荷が高いため楽しんで続けられません。

そうではなく、易しくおもしろい英語音声をたくさん聞く――これが多聴です。

そんな多聴の一番のメリットは、英語音声に触れる絶対量が増えること。

立命館大学大学院 言語教育情報研究科の田浦秀幸教授は「どれだけの時間、英語の音声を聞いたか・触れたかという絶対量が重要」だと主張しています。リスニング量を多く確保するために、多聴は有効な学習法なのです。

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【リスニング音声の選び方1】理解できるレベルを選ぶ

メリットの大きいリスニング方法「多聴」。しかし、素材の選び方を間違えると、本来の学習効果を引き出すことはできません。多聴に正しく取り組むために、2つのルールを守りましょう。

1つめのルールは、理解できる、易しめのレベルを選ぶこと。

第二言語習得を専門とする前出の門田教授は、多聴についてこう補足しています。

クラッシェンの比喩を借りると、「i+1」ではなく、「i-5」「i-10」のような、学習者の現在の学力レベルよりも下の教材を興味に応じて多く読む(聴く)学習法ということになります。

(引用元:門田修平(2018),『外国語を話せるようになるしくみ シャドーイングが言語習得を促進するメカニズム』, SBクリエイティブ. ※太字は筆者が施した)

クラッシェンは、第二言語習得の基本原理のひとつ「インプット仮説」を唱えた外国語教育学者。

学習者の現在の学力レベルを仮に「i」としましょう。すると、必要な言語インプット(学習教材)は「i+1」、つまり現在のレベルよりも若干上回るレベルが最適になります。おおよそ「理解できるインプット」を継続して大量に取り入れることで、第二言語習得が達成される――これが「インプット仮説」です。

このように通常、インプットのレベルは「十分に理解できる素材に新たな学習事項がほんの少し混ざっている」程度が最適だとされています。ただし、多聴ではもっと下のレベルでかまいません。

簡単に感じるくらいでいいので、英語音声を聞いて内容がパッと頭に浮かぶようなレベルの素材を選びましょう。

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【リスニング音声の選び方2】興味のある内容を選ぶ

2つめのルールは、自分が興味を持てる内容を選ぶこと。

前出の白井教授は、以下3つの理由から、自分の好きな分野を徹底的にインプットすることをすすめています。

  1. 動機づけ
    自分の興味分野だと、動機づけにつながる。つまらないことを聞くよりも、おもしろいことを聞いたほうがいいに決まっている。
  2. 背景知識
    自分の興味分野にはすでに知っている内容が多く、たとえわからない英語表現があっても背景知識でカバーできる。そのため内容理解につながりやすい。
  3. 単語習得
    似たような内容について何度も聞くことになるので、同じ単語が何回も出てきて、単語の習得が進む。そのため雪だるま式に理解度が高まる。

自分がおもしろいと思える内容なら、趣味にまつわることでも、仕事の専門領域でもOK。たとえば、文学が好きなら、村上春樹の小説『ノルウェイの森』や『1Q84』などの英語版を耳から楽しんでもいいですし、スキルを高めたいと思っているビジネスパーソンなら、人気ビジネス書の朗読を英語で聞いてもいいですね。

田浦教授も、「リスニングはとにかく量が大切なので、これは先生に選んでもらうよりも自分で好きなものを選ぶほうがよい」と語っています。自分の好きなものは自分が一番知っているもの。「これなら聞きたい」と思えるものを自分自身で選びましょう。

楽しければ続けやすく、また背景知識のおかげで理解も進み、一石二鳥。「語学学習はつらいものだから仕方ない」と我慢して、つまらない内容を聞き続ける必要はないのです。

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多聴におすすめのサービス「オーディブル」

興味のある分野を選び、リスニングを楽しむことが、効率のよい英語学習につながるのですね。かといって、一般のリスニング教材で自分の好きな内容の英語音声を探すのは至難の業。

自宅にあるリスニング問題集を思い出してみてください。あなたが心から「おもしろい!」と思える素材は、いくつありましたか? ひとつもなかった、ほんの少ししかなかった......そんな方も多いはず。

そこでおすすめなのが、Amazonによるサービス “audible(オーディブル)”。プロのナレーターによる名作文学やビジネス書などの朗読音声が聞けるオーディオブックサービスで、英語音声も豊富です。

そんなオーディブルを活用した英語リスニング学習法や、多聴のコツをご紹介した約5分間の動画がありますので、ぜひご覧ください!

  • 多聴の効果
  • オーディブルの3つのメリット
  • 行動科学の観点から見た、オーディブルのよさ
  • おすすめのリスニング学習法
  • 英語音声を選ぶときの2つの注意点
  • 今すぐ無料で楽しむ方法

英語のプロトレーナー・松永さんによる解説で、リスニングにまつわるお悩みを解消できるはずですよ。

YouTube「英語学習チャンネル」では、ほかにも英語学習中の皆さんを応援するためのお役立ちコンテンツをたくさんご用意しています。ぜひチャンネル登録をお願いします!

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リスニング学習はつまらない。英語の勉強はつらいもの。そんな思い込みに別れを告げて、今日から多聴を始めてみませんか。

語学の成功の鍵は「継続」。無理せず、楽しみながら英語音声に日々触れることで、大きな変化を感じることができるはずですよ。

 監修:StudyHacker ENGLISH COMPANY

(参考)
門田修平(2018),『外国語を話せるようになるしくみ シャドーイングが言語習得を促進するメカニズム』, SBクリエイティブ.
門田修平(2015),『英語上達12のポイント』, コスモピア.
門田修平(2012),『シャドーイング・音読と英語習得の科学』, コスモピア.
田浦秀幸(2016),『科学的トレーニングで英語力は伸ばせる!』, マイナビ出版.
白井恭弘(2013),『英語はもっと科学的に学習しよう SLA(第二言語習得論)からみた効果的学習法とは』, 中経出版.

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