リスニングの勉強法
リスニングの試験で、点が全然とれない……。
書いてある英語は読めるのに、音声だけだとほとんど聞き取れない……。
そんな悩みの解決に一歩近づく記事を集めました。英語のリスニングに苦手意識があるなら、どれかひとつでも読んでみてください。
英語のリスニングが苦手な理由
英語が「読めるのに聞き取れない」のはなぜでしょうか? 具体的なトレーニングに入る前に、「聞き取り」の仕組みを理解しておきましょう。
英語の聞き取りがうまくできない原因と、リスニング能力を鍛える方法については、こちらの記事で説明しています。
英語リスニングの勉強法
英語を聞き取れない理由がわかったら、母語以外の言語の習得について研究する学問「第二言語習得研究」の知見を応用した効果的な学習・トレーニングを実践してみましょう。
音声変化
英語のリスニングがうまくいかない理由のひとつは、実際の発音を知らないことです。
たとえば、”Look at it!” はどう発音すると思いますか? 「ルックアットイット」でしょうか。
しかし、米国人が自然に発音すると「ルカリ」のようになります。想像していた音とまったく違いますよね。
このように、読めば簡単に理解できる英文を聞き取れない一因は、「自分が想像している音」と「実際に発音される音」が違うことなのです。
実際の発音が、単語だけでの発音と異なるのはなぜ?
どうしたら聞き取れるようになるの?
その鍵は「音声変化」にあります。音声変化について、詳しくはこちらの記事をお読みください。
オーバーラッピング
音声変化について学んだら、自分でも発音できるよう「オーバーラッピング」をしましょう。英語の音声とぴったりかぶせるように、同じ速度・同じ発音で発声するトレーニングです。
オーバーラッピングについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
シャドーイング
音声変化に慣れてきたら、意識しなくとも英語のさまざまな音をキャッチできるよう「シャドーイング」というトレーニングで音声知覚を鍛えましょう。
オーバーラッピングでは、英文を読みながら音声とまったく同時に発音する一方、シャドーイングでは英文を見ず、音声を聞き取りながら少し遅れて発音します。
難しく感じるかもしれませんが、シャドーイングはリスニング能力を高めるのに効果抜群です。こちらの記事に詳しいやり方が書いてあるので、一度試してみてください。
いろいろな英語をリスニングしてみよう
リスニング能力を鍛え、英語が聞き取りやすくなると、海外の映画やテレビドラマを見るのがいっそう楽しくなりそうですよね。参考書についている音声教材ばかりでは飽きてしまいますし、教材以外の英語も聴いてみましょう。
楽しく続けやすい「多聴」学習について、こちらの記事を読んでみてください。
洋画
映画というメディアには、感動や興奮が2〜3時間に凝縮されています。あなたにもお気に入りの洋画があるのではないでしょうか?
洋画を活用すれば、楽しみながら英語を学習できます。その際のコツや注意点については、こちらの記事をお読みください。
海外ドラマ
NetflixやAmazonプライムといったサブスクリプションのおかげで、海外ドラマはすっかり身近になりました。先の展開が気になり、何話も続けて見てしまうこともありますよね。
そんな海外ドラマも洋画と同様、英語学習に役立てることができます。こちらの記事では、人気ドラマ『フレンズ』を例に解説しました。
洋楽
SpotifyやApple Musicのような、音楽系サブスクリプションも人気ですよね。洋の東西も年代も問わず、無限にも思えるほど多くの楽曲を聴くことができます。
洋楽が好きなら、ぜひ英語学習に活かしてみましょう。
米国以外の英語
日本の学校や英会話スクールで教わる英語は、米国で話される「アメリカ英語」がほとんどです。
とはいえ、アメリカ英語だけが英語ではありません。同じく英語を公用語とする英国やオーストラリアでは、発音やスペルの一部が異なる「イギリス英語」「オーストラリア英語」が使われています。
TOEICのリスニング問題ではアメリカ英語以外も登場するので、各国の英語の傾向を大まかに知っておいたほうがいいでしょう。こちらの記事を読みつつ、違いを意識して聴いてみてください。