1. 英語勉強法ノート
  2. リーディング
  3. 英語の精読を効果的にするやり方とおすすめの教材
ENGLISH COMPANYの英語勉強法ノート ENGLISH COMPANYの英語勉強法ノート

英語の精読を効果的にするやり方とおすすめの教材

英語の精読を効果的にするやり方とおすすめの教材

「英語の長文をもっと正確に読めるようになりたい」
「TOEICなどのリーディングテストの点数をもっと上げたい」

そう思っている方はいませんか。そんな方におすすめなのが英語の「精読」。精読をこなしていくことで、英語のリーディングスキルを効率よく伸ばすことができますよ。英語パーソナルジム「ENGLISH COMPANY」が、英語の精読のメリットと効果的な精読のやり方、英語の精読におすすめの教材をご紹介しましょう。



英語の精読とは

英語の精読とは、長文のなかにある文法や単語の意味などを細部まできちんと理解する読み方のこと。精読とよく比較されるのが多読ですが、両者には違いがあります。どのような違いがあるのか見ていきましょう。

精読では、英文を細部まで丁寧に読んでいきます。読んでいくなかで、知らない単語の意味を辞書で調べていくのです。加えて、文のどこが主語で、どの部分がどの単語を修飾しているか分析するといった要領で、文構造にも着目していきます。同じ文章を反復して読む場合があるのも特徴です。

一方、多読はたくさんの文章を楽しみながら読むのが特徴。「やさしい英文+イラスト/写真」でイメージも補完できる素材を使って、辞書や母語に頼らず、英語の文章を英語のまま味わえる読み物を使用します。徐々に1冊の分量や文章の難しさ、イラスト/写真の有無を調節していく読み方です。多読では、やさしめの読み物を大量に読んでいくかたちになります。

まずは、こうした精読と多読の読み方の違いを理解しておきましょう。

英語の精読のメリット

英語の精読には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

1. 文法や語彙が定着する

まず精読によって可能になるのは、文法や語彙の定着。英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を運営する株式会社スタディーハッカー取締役で、言語教育情報学修士・TOEIC990点・TESOL(英語教育の国際資格)をもつ田畑翔子氏は、知らない単語の意味を辞書で調べる過程で、新しい単語の知識を効果的に増やせることを、精読のメリットのひとつに挙げています。また、文の主語の位置、単語の修飾関係などを分析することで、文構造に対する意識も高まるとのこと。

精読によって、文法や語彙の理解が深まり、英文理解の正確性を格段に上げることができるのです。

2. 英文の細かい意味の違いに気づける

次のメリットは、英文の細かい意味の違いに気づけること。大まかに読んだだけでは見落としがちな箇所も、精読によって正確に理解できるのです。

英米文学を専門とする岡山大学の荻野勝教授は、学習者が英文を読んでいく際に見落とす傾向のある例のひとつに、前置詞を挙げています。荻野教授いわく、前置詞の違いで意味が大きく変わることがあるそう。次の例文を見てみましょう。

The thief pressed his ear to the door and listened for any sound inside the room.


太字の箇所に注目してください。動詞「listen」のあとは前置詞「to」ではないか、と思うかもしれませんね。なぜ前置詞「for」が使われているのでしょうか。

よく知られている「listen to」は、ある音に「対して」耳を傾けるという意味。「to」には「到達」というイメージがあり、泥棒の注意がその音に到達して、しっかり聞こえている状態を示します。

一方「listen for」には、その音を「求めて」聞き耳を立てるという意味があります。「for」は「目標」というイメージ。泥棒の注意が、流れている音に向いているものの、まだハッキリとは聞こえていない状態を指しています。

このように、「listen to」と「listen for」は前置詞が異なることで、微妙に異なる意味をもっているのです。対訳は以下のとおり。

The thief pressed his ear to the door and listened for any sound inside the room.
訳「その泥棒はドアに耳を当てて室内の音を求めて聞き耳を立てた」


大ざっぱに読んだだけだと、こうした意味の違いには気づきづらいもの。精読をすることで、意味の違いにも意識を向けることができ、より正確に英文が理解できますよ。

3. アウトプットの正確さが上がりやすい

さらに、精読をすることで、アウトプットの正確さも上げやすくなります。前出の田畑氏いわく、文構造などをきちんと意識して読むことで、語彙の使い方や、文の組み立て方に注意を向けやすくなるのだとか。結果として、意識的に正確な英文を書くための土台づくりになると、田畑氏は述べます。

英語のメールや企画書などを仕事で書いたり、ライティングテストの高得点を狙ったりするときに、英語の精読で学んだことが役立ちそうですね。

英語の精読が効果的な場面

英語の精読の効果を確実に得るためには、精読をするタイミングが大切。ここでは、英語の精読が効果を発揮する主な場面を3つご紹介しましょう。

1. 音読をする前

精読が効果的な場面の1つめは、音読をする前。

私たちは、英語を読むときに、脳内で音読をしていると考えられています。目で見た文字を、脳内で音に変換し、脳内に登録されている辞書(メンタルレキシコン)と照合して、意味を引き出しているのです。声に出して読むことで、脳内で文字から音に変換するプロセスを無意識に速くできるようになります。

音に変換する処理がスムーズにいくと、音への変換にかかる脳のリソースの消費を抑えられるため、「理解」の処理へすばやく移行できるのです。その結果、音読によって英文を頭から理解できるようになり、リーディングスキルを向上させられます。

ただし、音読で期待される効果を得るためには、音読する英文の内容を完全に理解しているのが前提。さもないと、音の再現はできるものの、内容が頭に入っていない状態になります。「頭から瞬時に英文を理解できるようになる」という音読の効果が半減してしまうのです。

そこで役立つのが精読。音読をする前の精読で、文法や語彙のわからない箇所をあらかじめなくしておけば、効果的な音読につなげることができますよ。

2. フォーマルな文章を読むとき

次に精読が役立つのは、フォーマルな文章を読むとき。ビジネスメールや企画書など、仕事上の書類や、科学論文といった、重要な文書を間違えて理解する事態は避けたいところ。

前出の田畑氏は、こういった読み間違うと支障の出るような英文については、わからないところを精読で確認し、知らない表現は辞書などで調べて理解することをすすめています。すると、論文でよく見られる英文の型や、仕事上よく出てくるような表現などが学べ、スムーズに読める英語が増えていくとのことです。

また仕事で英語が必要な方のなかには、書類の翻訳など、英文を日本語に訳さないといけないという人もいるでしょう。精読で丁寧に読んでいくことで、誤訳や訳し漏れを防ぎやすくなりますよ。

3. 長文読解問題の復習をするとき

精読は、長文読解問題を復習するときにも効果を発揮します。本文の問題を解き終わって、答えを確認したら、正解の根拠となる文を見つけて精読しましょう。精読する際に、文中にあるわからない単語の意味調べや、文構造の分析、参考書を使った文法の知識の整理などを行ないます。

特に、TOEIC、IELTSなど選択式のリーディングテストの復習では、設問と選択肢もあわせて精読しましょう。こうしたテスト形式では、本文のみならず設問と選択肢を正確に読めないと、正解を選ぶことは難しくなります。

また、選択肢は本文そのままの表現がされているとは限りません。たとえば、本文では “Nancy will be taking a two-week vacation.(ナンシーは2週間休暇をとる予定だ)” と書いてある場合、選択肢には “Nancy will take some time off.(ナンシーは何日か休みをとる)” といった、似た意味の表現にパラフレーズ(表現の言い換え)されていることもあります。

復習で精読をする際に、正解の根拠となる文と選択肢のパラフレーズを意識しましょう。そうすると、なぜその選択肢が正解かがより明確になり、自信をもって正解の選択肢を選べるようになりますよ。

このような場面で英語の精読が役立つのです。

英語の精読が効果的な場面

英語の精読のやり方

英語の精読を効果的にするやり方をご説明しましょう。

まず、英文全体を読み進めて、知らない単語や、具体的に何を意味しているのか判然としない遠回しな表現、構造が複雑だと感じる文にマークをしていきましょう。

次に、マークした文について、単語の意味調べや文構造の分析を行ないます。わかりにくいと思った英文に、S(主語)・V(動詞)・O(目的語)といった印をつけていきましょう。

その後、チャンク(意味のかたまり)の切れ目をしっかりと意識して、自分で意味を解釈しながら再度読んでいきましょう。日本語訳がついている英文であれば、自らの解釈が正しいかチェックしていきます。精読して英文の内容を把握できたら、英文全体を繰り返し音読して、語彙や表現を定着させましょう。

以上の流れで英語の精読を進めることで、これまで読めなかった英文を構造からしっかり理解できるようになりますよ。

英語の精読のやり方

英語の精読におすすめの教材

英語の精読のやり方がわかったら、今度は教材選びに入ります。特に精読を初めて英語学習に取り入れる方や、初級者の方は、精読の練習に使う書籍を慎重に選ぶ必要があります。まずは精読の教材選びのポイントを見ていきましょう。

教材選びのポイント

英語の精読の教材は、自分が理解できるレベルよりわずかに高めの難易度が最適。知らない単語や表現などが、全体の5%から10%くらいは入っているものを選びましょう。

前出の田畑氏いわく、もし基本的な文法に自信がない場合、最初から長文に挑戦するよりは短めの文が豊富なものを選ぶと、英語の精読に挫折しにくいそうです。

また文法の参考書や問題集も、精読の技術を高めるのに最適な教材。文法を意識的に学んだうえで、その単元の文法問題を解くのも、精読の効果を高められます。さらに、文法問題の英文はおのずと分析的に読むことになるため、精読に最適な教材の候補に入ると言えます。

おすすめの教材

ここからは、「英語学習の専門家」がおすすめする精読の教材をご紹介しましょう。

1.『ビジュアル英文解釈』シリーズ

『ビジュアル英文解釈』シリーズは、伝説の予備校講師と呼ばれた、故・伊藤和夫先生のベストセラー。初版から30年以上経過したいまでも圧倒的人気を誇る参考書です。大学受験を経験した方は、一度本書に目を通したことがあるかもしれませんね。

特徴は、講師と生徒ふたりの会話形式で一文一文丁寧に文構造が解説されていること。まるで講義に参加しているような雰囲気を味わいながら、精読のコツが学べます。

日本人英語学習者が間違えやすいポイントや、英語学習者が抱えるであろう疑問点の解説も掲載。また、英文を文頭からチャンクごとに理解していくコツも紹介されているため、英文を正確に、スムーズに理解できるようになりたい方におすすめです。

本シリーズは、Part IPart IIの2冊構成。Part Iは、高校中級レベルを想定してつくられており、中学校の基礎的な英文法や語彙を理解している方におすすめ。Part Iに慣れてきて、もっとハイレベルな長文に挑戦してみたい方は、さらに上の難易度のPart IIに取り組んでみるのもよいですね。

2.『思考力をみがく 英文精読講義』

単語や文法はなんとなくわかっているのに、本文の内容が読み取れない、と思ったことはありませんか。そんな方におすすめなのが、『思考力をみがく 英文精読講義』。

「子どものしつけ」や「昼間眠くなる原因」といった興味をそそる15のトピックと練習問題を使って、より正確に英文の内容を理解するためのスキルを磨きます。1ページ程度の英文につき、下線部和訳や因果関係の説明などの練習問題を収録。

練習問題は、なんとなく読めたつもりだと正解できないつくりになっています。英語をきちんと読めるようになりたい社会人の方や、ビジネスレポート、科学論文などを正確に読めるようになりたい方にもおすすめです。

3.『東大名誉教授と原文で楽しむ 英文読書術 イギリスエッセイ編』

英文学を専門とする東京大学の行方昭夫名誉教授が厳選した英語の短編作品を、まるごと原文で読解するシリーズのひとつです。20世紀イギリスのエッセイストによる、現代にも通じるユーモアあふれる短編作品を題材に、楽しく英文読解の力をつけることができます。

文法だけでなく、20世紀イギリスの歴史も解説されているため、正確に読む訓練になるだけでなく、当時の社会背景も楽しみながら学べる一冊です。

東大名誉教授と原文で楽しむ 英文読書術 イギリスエッセイ編

4.『越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 決定版』

翻訳家の越前敏弥氏が、自身の翻訳経験をもとに、日本人が誤訳しやすい英文を集めた問題集です。対象はTOEIC学習者、仕事で英語を読んだり翻訳したりする必要のある方々など。高い英語力がある人でも簡単には正解できない、取り組みがいのある問題が豊富です。

始めは、時制や比較、仮定法といった文法項目を含む短い例文を使った演習問題を解いていきます。その後、ページが進むにつれて難易度が上がっていく構成です。

英文法書と照合しながら、自身の解答と正解を見比べ、不足している文法の知識を補いましょう。そうすることで、正確に英文を読むスキルを磨けますよ。

越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 決定版

5.『英文解体新書 構造と論理を読み解く英文解釈』

大学受験レベルの基本文法を理解しており、英文を正確に読む力をさらに身につけたい方におすすめなのがこの一冊。2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の小説や、オバマ元大統領の演説など、多様な英文を読み解けるようになるための精読参考書です。

英文解体新書 構造と論理を読み解く英文解釈』が重視しているのは、「予測」「修正」。100語~200語程度の例題を読んで、まず訳の予測を立ててみましょう。その後、模範解答と解説を読み、自身が立てた訳の予測に修正を加えていきます。修正をするとき、どこに着目し、どのように考えると正確に読解できるかという解説にしっかり目を通すのがポイントです。

日頃使用しているリーディングの問題集では物足りないという方や、さまざまなジャンルを正確に読めるようになりたいという方は、試してみてはいかがでしょうか。

6.『英文の読み方』

辞書を引きながら読み進めても、どうも内容が理解しにくいと感じることはありませんか。そんな方におすすめなのが、『英文の読み方』。「英語の長文に慣れる」段階から「正確に読める」段階、そして「正確に翻訳できる」段階に到達するまで、順を追って「英文を正しく理解するためのポイント」が見えてくる一冊です。

例文は週刊誌、ノンフィクション、文学作品など多種多様。本書に目を通して、「全文を読み終えても、結局なんのことかはっきりしない」悩みを解決しませんか。

7.『英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで』

ニュース記事や論文、SNS、小説など、さまざまなタイプの英文の読み方がわかるのが、『英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで』。2021年3月刊行のため、引用された英文が比較的新しいことが特長。インターネット上で海外の情報を正しくつかむのに役立つ一冊となるでしょう。

さらに、リーディングスキル向上に役立つウェブサイトの活用法や、見出し特有の単語、SNS頻出表現のリスト、ネイティブでも誤読しやすい文法表現なども掲載。幅広いジャンルを正確に読みこなしたい方は、ぜひ本書を試してみてください。

8.『大学入試 肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本』

短い英文を題材にして、英文読解のための33の文法テーマをマスターできる教材です。大学入試を想定した教材ですが、TOEICなどの英語試験対策に応用ができます。

すべての英文に文構造や文型の解説がされており、文法知識をベースにして英語長文が読めるようになることが可能です。まずは本書を一周することで、基本的な文法知識を整理しつつ、精読の基礎が身についていきますよ。

大学入試 肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本

9.『大学受験のための英文熟考 上・下』

こちらも大学受験向けの教材ですが、社会人の英語学習にも役立ちます。文法項目ごとに、一度読んだだけではわかりにくい文を使って精読の練習が可能です。読み間違えやすい箇所について詳しい解説が載っているため、英文を精読したあとに解説を熟読して理解していくことで、正確に読めるスキルを磨けますよ。

また、意味だけでなく、語源などの単語に関わる重要な知識の解説も載っているため、長文に登場した重要単語がスムーズに理解できる点も魅力。語彙を大幅に増やす手助けにもなりますよ。

大学受験のための英文熟考 上 (熟考シリーズ)

大学受験のための英文熟考 下 (熟考シリーズ)

以上のなかから、自分にピッタリの一冊を見つけることで、英語の精読の効果的な練習ができるでしょう。

英語の精読の効果をさらに高めるには

ここまで、精読で英語の長文を正確に読めるようにするためのやり方、精読におすすめの教材を紹介してきました。しかし精読の効果をさらに高めるためには、知っておくべきことがあるのです。

それは、リーディングにおける現在の立ち位置を把握すること。なぜなら「ゆっくり読めば英文の意味をなんとか理解できる」段階か、「ゆっくり読んでも英文の意味が理解できない」段階かによって、解決すべき課題が異なるからです。どうしたらいまの立ち位置をすぐに把握することができるのでしょうか。

最も効率的なのは、「英語学習の専門家」から診断を受けること。英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」では、言語学や第二言語習得研究を専門として学んだ「英語のプロ」が、リーディングの課題を診断し、課題を解決するためのトレーニングを提供。しかも「1week ENGLISH COMPANY」なら、1週間という超短期間でこれからのリーディング学習の方向性を把握することが可能です。11,000円(税込み)で、90分×2回の高密度トレーニングと、1週間の学習進捗サポートがついています。

「1week ENGLISH COMPANY」の詳細は、公式サイトでチェックしてみてください。あなたが英語の長文が読めない原因がなんなのかを突き止め、効果的な英語の精読などのやり方を実践することで、どんな英文でも正確に読めるコツが身につきますよ。

***
英語の精読は、正しいやり方とタイミングで実践するのがとても重要。そのうえで今回ご紹介した教材を活用して、「読めたつもりだけどわからない」英文を「読んで確実に理解できる」英文に変えていきましょう。



参考資料
岩中貴裕(2013), 「英語学習における多読と精読の役割」, Persica, 40巻, pp.77-88.
荻野勝(2012), 「大学英語授業における読解能力向上に関する一考察:多読・精読の有効性と課題点をめぐって」, 岡山大学教師教育開発センター紀要, 2巻, pp.43-49.
あわせて読みたい
「英語を読むのが遅い人」が知らないリーディングのコツ。厄介な “返り読み” のクセ、どうすれば防げる? 「英語を読むのが遅い人」が知らないリーディングのコツ。厄介な “返り読み” のクセ、どうすれば防げる? 【朗報】“これ” を知っておけば英語長文を読むのが楽になる 【朗報】“これ” を知っておけば英語長文を読むのが楽になる 英語のスキミングで長文を速く読むための “本当に役に立つ” 3つのコツ 英語のスキミングで長文を速く読むための “本当に役に立つ” 3つのコツ