英語の「音声変化」の特徴と効果的な学習方法

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今回は、英語の音声変化を学ぶメリットや、音声変化のルール音声変化をマスターする学習法をご紹介します。

ネイティブの話す英語が、速すぎて聞き取れない、呪文のように聞こえる――。一番の原因は、じつは「速さ」ではありません「英語の音声変化を知らない」ことなのです。

音声変化と聞くと難しそうに感じるかもしれません。しかし音声変化には一定の傾向や法則性があり、そのルールはいたってシンプルなのです。ルールを覚えて、自分でも音声変化を瞬時に再現できれば、聞き取りづらい部分までしっかり聞き取れるようになりますよ。

英語の音声変化とは

音声変化とは、言葉が自然に話されるときにもともとの発音が変化すること。ネイティブは、普段教科書のとおりに発音しているわけではありません。音をつなげたり、省略したりして、発音を変化させています。言いやすいように「省エネ」で話しているためです。

たとえば、ディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌の「Let It Go」。「レット・イット・ゴー」ではなく「レリゴー」と歌われていましたよね。英語の音声変化が起きているのです。

音声変化は日本語にも存在します。たとえば「洗濯機」と言うとき、「せんたくき」ではなく「せんたっき」と発音しますよね。「く」を「っ」と発音することで、言いやすくしているのです。

実際のネイティブの発音が、これまで自分が想定していた「学校で正しいと習う音」と異なるため、聞き取れないのは当然。よって、音声変化のルールを身につけて、自分でも無意識に音声変化を再現できるようにすることが、英語をすみからすみまで聞き取れるようになるための最短ルートなのです。

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英語の音声変化を学ぶメリット

英語の音声変化を集中的に学ぶと、聞き取れる音が増えます。言語の聞き取りには、「音声知覚」→「理解」というプロセスが必要です。音声知覚とは、音を聞いたときに、その音声のなかから単語を正確に認識することを指します。聞いた音を単語として認識できることが、リスニングの前提です。

音声知覚の能力を高めるには、個々の単語の発音に加え、音声変化の知識が必要。たとえば「ェアポゥ」は「apple」の音、「アネアポゥ」は「an apple」という2語から構成する音、と認識しなくてはなりません。単語と単語のあいだで、ルールにのっとって音声変化が起きていることがわかると、複数の語からなっている音と気づけるようになるのです。

音声変化を理解し、かつ自分でも再現できるようになれば、想定していた英語の発音とネイティブの発音のギャップが埋まります。音声変化の法則を把握し、発音練習を繰り返すと、やがて音声知覚が自動化され、英語がますます聞き取れるようになっていきますよ。

さらに、発音が矯正され、相手にも内容が明確に伝わりやすくなるため、スムーズなコミュニケーションが可能です。ネイティブの音声変化を再現した結果、発音がよくなると、英語を話す自信にもつながりますよ。

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英語の音声変化 5つのルール

無数にある英語の音声変化を、1つずつすべて覚えるのは無理。しかし冒頭で述べたように、音声変化は一定のルールに基づいています。しかも、ルールはたったの5つ! 5つのルールと条件さえ理解すれば、細部の聞き取りができる第一歩が踏めるのです。

音声変化のルールは「連結」「同化」「ら行化」「脱落」「弱形」の5つ。それぞれどのような条件で起こりやすくなるのか、順番に見ていきましょう。

音声変化1:連結

連結は単語どうしがつながって発音される音声変化です。

【条件】単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音が連続するとき。

英語の「母音」は、日本語の「アイウエオ」に近い音、「子音」はそれ以外の音を指します。

以下の「I have a pen.」の例を見てください。「 “have” は母音 “e” で終わっているのに、子音?」と考えた人もいるかもしれませんね。注意すべき点は、単語の最後の子音というのは「発音上」の話であること。スペル上の見た目を指すのではありません。

英語はスペルと発音が完全に一致するとは限らない言語です。「have」は発音記号で表すと/hæv/。子音/v/で終わっていますね。したがって、語末の子音と次の語頭の母音がつながって発音される連結のルールが適用されるのです。

連結の例。単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音が連続しているときに起こりやすい。

【例】
I have a pen.: アイ ハヴ ア ペン → アイ ハヴァ ペン
this afternoon:ズィス アフタヌーン → ズィフタヌーン
keep in touch:キープ イン タッチ → キーン タッチ

音声変化2:同化

同化は隣り合う音に影響を受けて、違う音に変わる音声変化。音声学的に厳密に分類すると、同化には細かく複数のパターンが存在します。

【条件】/t/, /d/, /s/, /z/の音が後続の「y」(発音記号の表記は/j/)と混合するとき。

「y」の音と混ざり合うと、/t/, /d/, /s/, /z/はそれぞれ、/tʃ/「チュ」、/dʒ/「ヂュ」、/ʃ/「シュ」、/ʒ/「ジュ」のような発音に変わります。

同化の例。/d/の音が後続の「y」(発音記号の表記は/j/)と混合するときに起こりやすい。

【例】
I found you.:アイ ファゥンド ユー→アイ ファゥンヂュ
That’s not your phone.:ザッツ ノット ユア フォゥン→ザッツ ノッチュア フォゥン
Bless you.:ブレス ユー→ブレシュ

音声変化3:ら行化

ら行化は、/t/や/d/の音が日本語の「ら行」のような音になる音声変化。アメリカ英語で起こりやすい傾向があります。日本語の「ら行」のような音を、音声学では「弾き音」と呼びます。アメリカ英語の話者とコミュニケーションをするときは、ら行化の音を習得しておくと、聞き取りやすくなりますよ。

【条件1】/t/や/d/が母音に挟まれるとき。

ら行化の1つめの例。/t/や/d/が母音に挟まれるときに起こりやすい。

【例】
Saturday:サデイ→サデイ
pudding:プディン→プ

【条件2】/t/や/d/が母音と/l/に挟まれるとき。

ら行化の2つめの例。/t/が母音と/l/に挟まれるときに起こりやすい。

【例】
battle:バゥ→バ
noodle:ヌゥゥ→ヌゥ

音声変化4:脱落

あるべき音が発音されない、あるいは聞こえにくくなる音声変化です。

【条件1】破裂音が語末に来るとき。破裂音とは、/p/, /t/, /k/, /b/, /d/, /g/の音で、口のどこかで空気を完全にせきとめて、それを解放することで出す音のことです。

語の最後に破裂音が来ると、その音が聞こえなくなることがあります。ただしこれは、完全になくなってしまうわけではなく、実際には口の形はそれぞれの子音をつくろうとしているのです。ただ、その状態から空気を解放しないために、聞こえにくくなります。

以下の図に注目してください。「Stop!」の/p/の音では、/p/を発音するときのように唇を閉じます。そのまま空気を解放せずに終えれば、/p/は聞こえず、日本語で言えば小さな「ッ」が入ったような感じに聞こえるのです。

脱落の1つめの例。破裂音/p/が語末に来るときに起こりやすい。

【例】
Stop!:ストップ→ スト(発音しないが、口は/p/の形)
every night:エヴリ ナイ→エヴリ ナイ(発音しないが、口は/t/の形)
a name card:ア ネイム カア→ア ネイム カア (発音しないが、口は/d/の形)

【条件2】[子音+子音]のとき。前に来る子音が脱落します。

以下の図を見てみましょう。「Good bye.」をスペル通りに発音すれば、/d/、/b/という破裂音を2回続けて出す必要がありますが、発音上面倒なため、1回の破裂で済ませます。

あくまで破裂を起こしていないというだけなので、「グバイ」ではなく「グッバイ」というふうに息を止めた感じの音になるのです。

脱落の2つめの例。子音/d/と子音/b/が連続するとき、前に来る子音が脱落しやすい。。

【例】
Good bye.:グッド バイ→グバイ
orange juice:オゥリン ジュース→オゥリンジュース

【条件3】/t/, /k/, /d/が、子音と子音のあいだに来るとき。アメリカ英語のカジュアルな話し言葉で起こりうる音声変化です。

子音が3つ連続する場合も、真ん中に来る/t/, /k/, /d/といった子音が破裂なしで発音され、聞こえなくなることがあります。以下の図の「landmark」は、/ndm/というふうに子音が3つ連続しているので、真ん中の/d/の音はしばしば脱落します。

脱落の3つめの例。/d/が子音/n/と子音/m/のあいだに来るときに脱落しやすい。

【例】
landmark:ランマーク→ランマーク、ランマーク
mostly:モゥスリー→モゥスリー 、モゥスリー

【条件4】/nt/の連続で、/t/が脱落。アメリカ英語のカジュアルな話し言葉で起こりうる音声変化です。

以下の図を見てみましょう。「winter」の/t/の音が、前に来る/n/の音に引っ張られて、同じような音になり、「ウィンナー」のような発音に。また、完全に脱落してしまい「ウィナー」のような発音になることもあります。

脱落の4つめの例。/nt/の連続で、/t/が脱落しやすい。

【例】
winter:ウィンター→ ウィンナー、ウィ
interview:インタヴュー → インナヴュー、イヴュー

音声変化5:弱形

弱形は弱く短く発音される音声変化。人称代名詞、前置詞、be動詞、助動詞などが代表的。これらは「機能語」と呼ばれ、単語自体ではキーワードになりにくいものの、文法の機能として必要な語です。

機能語には、「強形」と「弱形」の2種類の発音があります。強形の発音をすでに学校で習った方も多いでしょう。しかしネイティブは、文で特に強調される場合を除き、「弱形」で読むのがほとんど。2種類の発音の存在は学校で習う機会がほぼないため、知っておくと便利です。

対して、名詞や動詞、形容詞など、意味内容が多く含まれる語のことを「内容語」といいます。キーワードになれる言葉は、キーワードになりにくい言葉よりも、はっきりと伝えたいもの。「内容語」は強く、「機能語」は弱く発音されるという傾向を知っておくと、聞き取りやすくなりますよ。

【条件1】人称代名詞

弱形の1つめの例。人称代名詞は弱形になりやすい。

【条件2】前置詞

弱形の2つめの例。前置詞は弱形になりやすい。

【条件3】be動詞

弱形の3つめの例。be動詞は弱形になりやすい。

【条件4】助動詞

弱形の4つめの例。助動詞は弱形になりやすい。

【例】
Our work begins at nine.
John can help you.
This salad is easy to make.

*太字の単語が強く長く発音され、それ以外の部分は短く発音されることが多い。

弱形でよく出てくる発音が「曖昧母音」と呼ばれる/ə/。口をほとんど開けずに発音する「ア」をイメージすると、出しやすい音です。

「曖昧母音」をマスターして、強弱のリズムをつけて読めるようになると、英語らしい発音にさらに近づきますよ。

音声変化のルールは、以上の5つ。まずは音声変化のルールと発生しやすい条件をしっかり覚えましょう。

音声変化04

音声変化 応用編

次の1〜3の例には、音声変化が起こる可能性のある箇所が複数あります。変化するとしたら、どのように変化するでしょうか。

  1. Let’s book our seats.(座席を予約しましょう)
  2. I had a great time.(楽しかったです)
  3. When did you arrive in Tokyo?(いつ東京に到着しましたか)

解答例は以下のとおり。

音声変化応用編の解答例。1番は連結・弱形、2番は連結・ら行化・脱落、3番は同化・弱形・連結が起こりやすい箇所をそれぞれ示す。

1番で注目すべきは「book our」。「book」の子音/k/と「our」の語頭の母音が連結して発音されやすくなります。この人称代名詞「our」は、通常弱く短く発音される弱形で読まれます。よってその連結と「our」の弱形が合わさって、弱く短い「カ」のような発音に聞こえることがあるのです。よって、「(ッ)カ(太字は強勢)」のように発音されやすくなります。

2番では、まず「had a」に注目。「had」の語末の子音/d/は、母音「a」と連結しやすく、さらに/d/の前後が「ア」に似た母音に挟まれているため、「ハラ」のようにら行化して読まれることがあります。次に「great time」を見てください。「great」の語末の子音/t/と、「time」の語頭の子音/t/が連続し、前の子音が脱落しやすくなります。よって「グイ(ッ)イム (太字は強勢)」のように聞こえることがあるのです。

3番は、まず「did you」に注目してください。「did」と「you」が同化して、「ディヂュ」という発音に変化しやすくなります。助動詞「did」と人称代名詞「you」は通常の場合、弱く短い弱形の発音。今度は「arrive in」に注目しましょう。「arrive」の語末の子音/v/と、「in」の語頭の「イ」に近い母音が連結しやすくなるのです。さらに前置詞「in」が弱く読まれ、「アイヴィン(太字は強勢)」のように聞こえることがあります。

これからリスニングをするときは、英文を見てどんな音声変化が起きているかを意識しながら聞いてみてください。

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音声変化をマスターするための学習法

音声変化は、3つのトレーニングの段階を踏むことで、ものにすることができます。「ディクテーション」→「リピーティング」→「オーバーラッピング」の順番で行ないましょう。

ディクテーション

ディクテーションは、聞き取った言葉を紙に書き取るトレーニング。ディクテーションで、まず自分の聞き取れない箇所を明らかにしましょう。文章の内容を把握するよりむしろ、すべての単語を聞き取れるか確認するのがねらいです。

【ディクテーションのやり方】

  1. 英語の音声を用意、再生する。
  2. 聞き取れた英語の音声を紙に書き取る。何度繰り返して聞いてもOK。
  3. 聞き取れた英語はすべて文字で再現してみる。スペルが不明な箇所や、単語として聞き取れない箇所は、カタカナで書き取ってもよい。
  4. 音声のスクリプトを見て、答えを確認。聞き取れなかった箇所を明確にする。
  5. スクリプトを見ながら、再度英語を聞いて、正しい発音や音声変化の箇所を確認する。

ディクテーションをすれば、自分が聞き取れていない箇所の課題発見につながります。聞き取れない原因は、音声変化が起きているからであることが大半です。5つのルールのうち、どのルールと条件が当てはまっているかを確認しましょう。

重要なポイントは、次の2点。

  • 長文ではなく、短文が羅列されているような英文とその音声を用意する。
  • 答え合わせをして終わりにしない。

使う音声は、いくつもの文から構成されている長文よりも短い文が羅列しているものが適しています。短期記憶に留められる程度の分量でないと、書き取りが間に合わないためです。TOEICテストのPart2のような、1文1文がひとつずつ読み上げられるような英文を使うのがおすすめ。

また、答え合わせをしただけでディクテーションを終わりにするのは無意味。聞き取れなかった箇所を発音練習して、自分でも発音が再現できるようになって、ようやく効果が表れます。

リピーティング

音声変化を克服する発音練習には、2段階あります。まずは「リピーティング」。音声を聞いて、ところどころで音声を止めて発音しましょう。聞いたとおりに音声変化を再現できるようになるのが狙いです。音声をよく聞くのがポイントですよ。

オーバーラッピング

スムーズにリピートができるようになったら、今度は「オーバーラッピング」。英語の音声に合わせて、まったく同時に自分も重ねて発音するトレーニングです。音声変化が無意識に再現できるまで、繰り返して練習しましょう。

【オーバーラッピングのやり方】

  1. 英語を目で追いながら、最初から最後まで、音声にぴったり合わせて発音する。
  2. 何度も繰り返しても、音声とずれるようであれば、再度リスニング。自分の発音とモデル音声を比較してみる。
  3. 音声とそろわない箇所が特定できたら、その箇所について重点的にリピーティングを行なう。
  4. リピーティングをしてうまくまねできるようになったら、再度始めからオーバーラッピング。音声変化が忠実に再現できるまで練習する。

ネイティブの音声と同時に重ねて発音できることは、音声変化が再現できているということ。百発百中でオーバーラッピングができれば、無意識に音声変化が再現でき、ネイティブの実際の発音と、これまで想起していた自身の発音のギャップが埋まります。よって、音声変化が起きている箇所も含めて、細部まで聞き取れるようになるのです。

オーバーラッピングのポイントは以下の4点。

  • ディクテーションで使用したスクリプトを用いる。
  • スクリプトは必ず見ながら行なう。
  • 音声を忠実にまねる。
  • 何度繰り返してもついていけない場合は、再生速度を一時的にやや落とす。

ディクテーションからオーバラッピングまで、一貫して同じスクリプトを用いるのが前提。ディクテーションで使用した短い文が羅列しているスクリプトのほうが、長文に比べて自分の発音と音源とのズレを特定しやすいためです。

オーバーラッピングで特に重要なのが、「スクリプトを見ながら行なうこと」。オーバーラッピングは、英文を目で見た瞬間に音声変化が再現できるようにするのが目的。また、スクリプトがないと、言い始めをうまくそろえることが難しくなります。

また、「カタカナ発音」でのオーバーラッピングは効果が薄いので注意しましょう。英語の正確な発音、アクセント、抑揚、音声変化を意識して聞いて、忠実にまねしましょう。

どうしても音声についていけない場合は、再生スピードを0.8倍速くらいに落としてオーバーラッピングしてみてください。うまくできるようになったら、等倍速に戻しましょう。

以上のやり方とポイントに沿って、音声変化の練習を積み重ねることで、聞き取れる音がみるみる増えていきますよ。

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英語の音声変化を学ぶための本やアプリなど

音声変化を学ぶトレーニングの手順とポイントがわかったら、今度は教材選び。リスニング教材はたくさんあるので、どれが音声変化を学ぶのに効果的か迷いますよね。

そこで、スキマ時間を使って音声変化の練習ができるおすすめの教材を、本・アプリ・ウェブサイトに分けて厳選しました。1日5〜15分のスキマ時間で、さっと学習できるものばかりなので、ぜひ活用してみてくださいね。

音声変化がわかるオススメの本

『5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる』

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音声変化のトレーニングに、ぜひ手元に取っておきたい一冊が『5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる』

Day1からDay10までの10日間構成で、音声変化のルールとトレーニング方法の詳細な解説が載っています。1日1時間で集中トレーニングできる構成になっているため、独学でも音声変化を定着させることができますよ。

リスニング用の音声データは、ダウンロードも可能です。さらに、多忙なビジネスパーソンや学生のための、効率的な英語学習のヒントも掲載。短期集中で、リスニング力を向上させるのに欠かせない一冊です。

音声変化がわかるオススメのアプリ

「Listening Hacker」

アプリを使って音声変化を短期集中で学びたい人におすすめなのが「Listening Hacker」(iOSAndroid。聞き取りに苦戦する主要な原因、音声変化のルールと条件を重点的に練習でき、効率よくリスニング力を上げられますよ。音声変化のルールを学べるだけでなく、聞き取りをチェックする「確認テスト」もついています。また、音声を読み上げる再生速度を変えられるのも特徴。しかも、無料です。

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「Listening Hacker Pro」

「Listening Hacker」からさらにパワーアップしているアプリが、「Listening Hacker Pro」(iOSAndroid。出題数が210問追加され、すべてのフレーズに日本語訳がついています。意味を理解しながら、リスニング練習ができるため、聞き取った英語が定着しやすいですよ。また、5段階のレベル別確認テストも追加され、現段階の課題と成長が、ひとめでわかるように。 

上のいずれのアプリも、TOEICや英検、大学受験におけるリスニングテストの対策、ネイティブとの英語のコミュニケーションなどで大活躍間違いなしです。

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音声変化がわかるオススメのサイト

ウェブサイトを使って、無料で音声変化を学ぶこともできます。ここからは、特におすすめする5つのサイトをご紹介しましょう。

「DigitalCast」

専門知識を学びたい人や洋楽好きな人には、DigitalCastが最適。著名人などのプレゼンテーションが見られるTEDの動画だけでなく、ミュージックビデオも通して音声変化を学べます。さらに優れているのは、字幕の色分け表示。「A」ボタンを押すと品詞ごとに色分けして表示されるため、より見やすくなります。

使い方のポイントは、字幕表示を英語のみにすること。まずは0.5倍速や0.75倍速など速度を遅めにして、音声を聞きながら英語字幕を目で追ってみてください。習った音声変化のルールの実例がたくさん見つかりますよ。

「Voicetube」

Voicetubeはジャンルを問わず、多彩な動画から音声変化を学びたい人にイチオシのウェブサイトです。レベルが表示されているため、自身の理解度にあった動画で練習できるのが特徴。動画の長さも絞って検索できます。アメリカ英語とイギリス英語、オーストラリア英語のなかから自分が学びたいアクセントを選べるのも便利ですね。

「DigitalCast」と同様に、字幕は英語字幕のみにすること。まずは速度を「遅め」に設定し、音声を聞きながら英語字幕を目で追ってみてください。音声変化のルールの実例がより多く見つかります。

「One Minute English!」

短時間で完結する動画で練習したい人は、One Minute English!がベスト。アメリカ、イギリス、オーストラリアだけでなく幅広い国の人の英語の発音に慣れることができます。すべての動画が1分以内で完結するため、繰り返し練習したいときや、スキマ時間での練習にも便利ですね。

英語のスクリプトを目で追いながら動画を再生してみてください。音声変化が起きている箇所に意識を置くのがポイント。その後、1文ごとに止めながら、リピート練習をしてみてください。リピートがスムーズにできるようになったら、オーバーラッピングで、音声変化を再現できるようにしましょう。

「Tim’s Pronunciation Workshop」

英語の発音をしっかり学びつつ、ネイティブの自然な会話で音声変化を学びたい人は、Tim’s Pronunciation Workshopを活用しましょう。イギリスの公共放送BBCが英語学習者向けに提供している、BBC Learning Englishから配信された番組のひとつです。イギリス英語で、音声変化の解説を聞きたいという人にはオススメです。ゆっくり丁寧な解説と、自然に近いスピードの会話の組み合わせで、音声変化が学べますよ。

また、それぞれの発音記号に対応した発音の仕方のビデオもあります。自分の苦手な発音記号に絞って見てみるのもよいですね。

「ESL-BITS」

物語や小説を通して音声変化を学びたい人はESL-BITSがオススメ。質の高いオーディオブックで音声変化が学べますよ。再生速度は0.65〜1.25倍速まで13段階の調節が可能。「シャーロックホームズ」の作品や、チャールズ・ディケンズの「クリスマスキャロル」など有名な古典小説の原本が聞けます。

まずは遅めの0.8倍速で聞いて、英文を目で追ってみてください。その後、音声変化が起きている箇所を重点的に発音練習して、オーバーラッピングしてみましょう。うまく音声と重ならなかった箇所を重点的に発音練習です。うまく重なるようになったら、徐々に速度を上げて、等倍速のオーバーラッピングを目指しましょう。

これまでの教材ではレベルが物足りないという人、過去に洋書の翻訳本を読んだことがある人は、「ESL-BITS」を活用してみるのはいかがでしょうか。

以上の教材やアプリを活用したり、ウェブサイトの「お気に入り登録」をしたりして、ネイティブの音声変化を身につけていきましょう。

***
ネイティブの英語が「速い」というのは、じつは「錯覚」。「音声変化の5つのルールと条件を覚える」「覚えた音声変化のルールを使い、無意識に発音できるようになる」たったこれだけで、もうネイティブの英語が「速い」と感じなくなるのです。

今回の音声変化の記事を参考に、細部まで聞き取れるリスニング力を身につけて、円滑なコミュニケーションへの土台をつくりましょう!

監修:StudyHacker ENGLISH COMPANY

(参考)
StudyHacker ENGLISH COMPANY(2020),『5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる』, マイナビ出版.
STUDY HACKER|【英語聞き取りコツまとめ】リスニング力が確実にアップする超効率的な学習法
STUDY HACKER|「とっさに英語が出てこない……」本当の原因と解決方法
English Hub|英語リスニング学習の必読書『5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる』
YouTube|ネイティブの英語が聞き取れるようになるたった5つのルール
STUDY HACKER|「とにかく英語を聞き流す」のはなぜ非効率なのか? “科学的な英語学習” 4つのポイント
ビジネス英語習得の本質|【著者インタビュー】「英語の5つの音声変化」を知るだけでは意味がない理由とは?
StudyHacker ENGLISH COMPANY著, ナナトエリ作画(2018),『マンガでわかる 最速最短! 英語学習マップ』, セブン&アイ出版.

【ライタープロフィール】
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