オンライン英会話のデメリットは?メリットや選び方
2024年9月19日
「オンライン英会話を始めたものの、講師との相性が合わない」
「対面式のレッスンと比べて、本当に上達するのだろうか?」
このような疑問を感じていませんか? オンライン英会話にはメリットがある一方で、見逃してはいけないデメリットや問題点も存在するのです。
今回は、オンライン英会話のメリット・デメリットを深掘りし、あなたに合った最適な学習方法を見つけるポイントをENGLISH COMPANYが詳しく解説します。
オンライン英会話のメリット
オンライン英会話には多くのメリットとデメリットがあります。まず、どのようなメリットがあるか、見ていきましょう。
時間と場所を選ばない柔軟性
オンライン英会話は、インターネット環境さえあれば、どこからでも受講できます。自宅やカフェ、会社の会議室など、通学の必要がないため、忙しい日常にも取り入れやすい学習方法です。
たとえば、30分早く出勤して会社の会議室で受講する、もしくは就業後に短時間で受講して帰宅することも可能です。
コストパフォーマンスのよさ
従来の英会話スクールに比べて、オンライン英会話は費用を抑えられます。交通費や教材費が不要で、多くのプラットフォームが月額料金や回数制のプランを提供しているため、予算に合わせた選び方が可能です。
手頃な料金で効率的に学習を続けられる点も、オンライン英会話の大きなメリットといえるでしょう。
豊富な講師陣と多様なレッスン内容
オンライン英会話では、世界中の講師とつながれます。さまざま国や地域の英語に触れることができ、思わぬ文化的な共通点や違いを発見する機会があるのも魅力です。
また、自分のレベルや目的に応じて、ビジネス英語、日常会話、試験対策など目的別にレッスンを受けられるのもメリットです。
豊富な学習リソースとツール
オンライン英会話プラットフォームの多くは、独自の教材や学習ツールを提供しています。
なかには、録画機能や発音チェック機能、インタラクティブなクイズなど、学習をサポートする機能が利用できるものも。楽しみながら継続できるのもオンライン英会話ならではのメリットです。
オンライン英会話を活用すれば、柔軟に学習できる一方、次から説明するデメリットも考慮しながら進めることが重要です。
オンライン英会話のデメリット
メリットも多いオンライン英会話ですが、以下のようなデメリットも存在します。
通信環境によるトラブル
オンライン英会話はインターネットを介して行なわれるため、通信環境によるトラブルが発生することがあります。
ユーザー側だけではなく、講師の通信環境にも依存するため、スムーズにレッスンができないリスクもあるのです。
対面コミュニケーションの不足
オンライン英会話では、対面の英会話スクールに比べて非言語コミュニケーションの情報が伝わりにくいデメリットがあります。
非言語コミュニケーションとは、言葉を使わずに人間の感情や意図を伝えるための手段のこと。たとえば、身体の動き、顔の表情、声のトーン、姿勢、ジェスチャー、視線、空間の使い方などが含まれます。
また、画質や音質によって非言語情報が大幅に制限され、感情や意図が正確に伝わらないデメリットもあります。
もし、オンライン英会話が英語の言語スキルを向上させる場と割り切るなら、この問題は大きな障害にはならないでしょう。ただし、対面でのコミュニケーションと比較して伝えられる情報量が落ちることは留意する必要があります。
自己管理の難しさ
オンライン英会話は自宅などで手軽に受講できる反面、より求められるのが自己管理。レッスンの予約や学習の進捗管理は自ら行なう必要があり、目的が不明確だと継続が難しくなります。
学習の習慣化を目指すために、スケジュール管理や明確な学習目標を立てることが重要です。
関連記事:英語学習の習慣化
こうしたデメリットを把握したうえで、オンライン英会話を効果的に活用しましょう。
オンライン英会話を他の学習形態と比較すると?
次に、オンライン英会話と他の学習形態のメリットとデメリットを比較してみましょう。
対面式英会話スクールとの比較
オンライン英会話は、対面式の英会話スクールと比較して、通学時間や場所の制約がない点が大きな特徴。忙しいビジネスパーソンや学生でも、スキマ時間を利用して柔軟にレッスンの時間を設定できます。
対面式の英会話スクールではその場でのリアルなコミュニケーションをとることが可能ですが、オンライン英会話でもコミュニケーションの練習が十分行なえます。
また、対面式英会話の場合、限られた講師のなかでレッスンを受けるのに対し、オンライン英会話では在籍している講師の人数が多いです。相性がよい講師を見つけやすいメリットもあります。
独学との比較
独学と比較すると、オンライン英会話では講師から直接指導を受けられるため、正確な発音や表現方法を身につけやすいのもメリット。自分では気づけない文法や発音の間違いをすぐにフィードバックをもらえることは独学では得られない点です。
また、学習者の目標を叶えるためのさまざまなサポートが受けられる点も、独学にはない大きな利点です。独学では自分で教材を選び、計画を立てる必要があります。対してオンライン英会話では、目的や目標に合わせた教材やカリキュラムが提供されることが多いため、迷わず英語学習に取り組むことができます。
グループレッスンとの比較
グループレッスンと比較して、オンライン英会話の個別レッスンは、自分のペースで進められる点が特徴です。
グループレッスンでは他の受講生のレベルや進行に合わせる必要が出てくる場面もあります。一方オンライン英会話では、自分のレベルや目標に合わせた学習が可能です。また、個別レッスンのため、すぐに疑問点を解消できるのもひとつの強みでしょう。
英語コーチングサービスとの比較
英語コーチングサービスとは、パーソナルトレーニングジムのようにひとりひとりの目標に合わせて、個別最適化された学習プログラムを作成し、英語力を上げるサービスです。
オンライン英会話ではスピーキングを中心としたレッスンに特化しています。対して英語コーチングサービスではスピーキングはもちろんのこと、リスニング・リーディング・ライティングも合わせて英語力を伸ばすことが可能です。
また、英語コーチングサービスでは対面やオンラインを使い分け、レッスン以外の自主学習の計画立案や進捗管理のサポートもあり、学習習慣が身につきやすいメリットもあります。
たとえば、STUDY HACKERが運営するENGLISH COMPANYなら、一日1.5時間の学習で自分に合った効率的な学習が可能です。短い学習時間でも英語力を上げられるのは、第二言語習得研究に基づいて受講生の課題に合わせた最適な学習カリキュラムを提案する”課題発見型”の英語コーチングだからです。
リスニング・リーディングのインプット面だけではなく、”課題発見型”英会話レッスンを受けることでスピーキング力も効率的に伸ばすことが可能です。
オンライン英会話と他の学習形態のメリット、デメリットを理解したうえで、自分に最適な学習スタイルを見つけましょう。
自分にあったオンライン英会話を選ぶポイント
オンライン英会話を選ぶ際には、自分の学習スタイルや目的に合ったサービスを見つけることが重要です。漫然と英会話レッスンを受けただけでは、英語を習得することはできません。
講師の質とプロフィール
講師の質は、オンライン英会話の効果に大きく影響するため、選ぶ際の重要なポイントのひとつです。講師の経歴や資格、教え方のスタイルを確認し、自分に合った講師を選びましょう。
ビジネスで英語が使えるようにしたいのであれば、ビジネスで英語を使用したことがあるバックグラウンドを持っている講師に教わると実際のビジネスで有効なフレーズを教えてもらうことができます。
オンライン英会話を選ぶ際は、講師のプロフィールやレビューを参考にすることで、実際のレッスンのクオリティを掴むことができます。
関連記事:「英語を教わるならネイティブから」はキケン!? 彼らには説明できないこともある
料金プランとコストパフォーマンス
オンライン英会話の料金プランは各社さまざまなプランを用意しています。自分の予算に合わせて、月額制や回数制など、利用頻度に応じたプランを選びましょう。
多くのオンライン英会話では無料体験レッスンを用意しているので、料金に見合った価値があるかどうか、自分の目的に沿ったレッスンが受けられるかを比較するとよいでしょう。
比較する際は、さまざまな会社の無料体験を受けてしまうとかえって迷ってしまいます。
前項の「講師の質とプロフィール」をサービスサイトで確認してから、3社程度に絞って無料体験を受けるのがおすすめです。
レッスン内容とカリキュラム
講師の質や料金面とのバランスのほかに、自分の学習目的に合ったレッスン内容とカリキュラムを提供しているかどうかも重要なポイントです。オンライン英会話はただ講師と英語を話しても意味がありません。ビジネス英語、日常会話、試験対策など、目的に応じたカリキュラムが充実しているかを確認しましょう。
オンライン英会話の効果を最大化する受講方法
オンライン英会話のデメリットを最小限に抑え、最大限に活用するために、いくつかのポイントを押さえましょう。
目標設定と進捗管理
オンライン英会話を始める前に、具体的な目標設定が大切です。短期目標と長期目標を明確にし、定期的に進捗を自分でチェックすることで、学習を継続しやすくなります。
たとえば、「6か月で趣味について5分以上会話が続くようにする」や「3か月でTOEICのスコアを200点アップさせる」といった具体的な目標を設定しましょう。
スピーキング力をスコアで可視化したい場合は、VERSANT(ヴァーサント)の定期的な受験がおすすめです。
VERSANTはリスニングとスピーキング力を測ることができ、CEFR(セファール)と呼ばれる外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠に準拠したスコアで評価されます。
スピーキング力はこれまでスコアで可視化しにくい面がありましたが、VERSANTの定期的な受験によって英会話レッスンの真の成果を確認できます。
関連記事:VERSANT®︎ Speaking Testとは? TOEICとの比較とおすすめの教材
定期的な受講と復習
オンライン英会話の効果を最大化するためには、定期的なレッスンが重要。週に数回といった頻度で受講し、レッスン内容を復習することで効果を高めることができます。
レッスン後の復習では録画を見返せる機能が搭載されていれば必ず見返していきましょう。自分のスピーキングの様子を客観視することでレッスンでは気付けなかった文法的な間違いに気づくことができます。
また、講師からのフィードバックの再確認も大切です。復習では、レッスンでは「本当はあのときこう言いたかったのに......」というところに着目し、話したかった内容に関する単語や表現について調べるとよいでしょう。
レッスンは自分自身の英会話で不足しているスキルに「気づく」場でもあります。自分が不足しているところをインプットし、次回のレッスンに活かすことが重要です。
そのため、受講頻度に関しては必ず復習とセットで考えていきましょう。復習せずに毎日レッスンを受けるよりも、復習もセットでできる範囲で週数回受講するほうが効果的です。
第二言語習得研究では、言語習得はインプット時に起きることが定説となっています。インプットとは、具体的に「読む」「聞く」の学習を指します。
オンライン英会話では、自分の不足に気づき、それをもとにインプット学習につなげていくのが最も効率的。インプットなしに英会話だけ行なっていても日本に住んでいる限り英語の習得は難しいのです。
積極的なコミュニケーションとフィードバックの活用
レッスン中は積極的に質問しましょう。わからない点や疑問に思ったことはその場で解決することが大切です。講師からのフィードバックは簡単にメモをとり、改善点を意識したインプット学習をおこなってから次のレッスンに取り組むことでスキルアップすることができます。
また、質問することは疑問点の解消だけではなく、英語でコミュニケーションをとる練習になります。
会話は相手とのラリー。相手が質問されたことに返答することももちろん、自分からも質問することでコミュニケーションは深まっていきます。
以上のポイントを把握すれば、オンライン英会話のデメリットを避けられるはずです。
自分にあった英語学習なら「英語コーチングサービス」もおすすめ
オンライン英会話のデメリットが気になる方には、英語コーチングサービスも効果的な選択肢です。
なかでも、STUDY HACKERが運営するENGLISH COMPANYは、外国人講師と”課題発見型”英会話レッスンを受けながら、1日1.5時間の学習で英語力を上げることが可能です。
”課題発見型”英会話レッスンでは、外国人講師とのレッスン内容が6つの観点で評価され、その評価をもとに日本人講師が総合的に課題点を洗い出して学習メニューを提示してくれます。英会話とコーチングのサイクルを適切にまわすことで効率よく英語力をあげることが可能です。
一日1.5時間の学習習慣が身についた
3か月のトレーニングで、英語力を大幅に向上した過去の受講生の例を一部紹介しましょう。
まずは、基礎から学び直すためにENGLISH COMPANYの初級セミパーソナルコースに参加した江藤さん。短期間で中学・高校6年間分の英文法を習得。その後、中級セミパーソナルコースや英語コーチングに特化したSTRAIL(ストレイル)での学習を通じて、ビジネスに必要な英語力を着実に向上させました。
TOEICスコアも初受験で845点、さらに880点に伸ばし、英語の会議やメールのやり取りで実感する効果を得ています。
以下の記事では江藤さんの学習の詳細と、トレーナーやコンサルタントのサポートが彼の学習をどのように後押ししたかを伝えています。
関連記事:中学文法から始めた「1日1.5時間」の英語学習習慣。着実な実力アップでTOEIC®は880点に!
第二言語習得研究に基づいたメソッドで短期間で英語力を向上
次の例は、ENGLISH COMPANYでの90日間のトレーニングを経て、TOEIC930点を達成した寺島さん。仕事での英語の必要性を感じ、スキルアップを目指して英語学習を開始しました。
ENGLISH COMPANYでは、リーディングスピードやリスニング力の課題に対して、認知文法を用いた文法トレーニングや音読、シャドーイングなどの科学的かつ実践的なトレーニングを受けました。
寺島さんの課題は、日本語訳に頼る「訳読」や「返り読み」、リスニングの正確性を左右する「機能語」の聞き取りでした。トレーナーの提案のもと、英語の語順で理解する訓練や音声変化を意識したリスニングのトレーニングを行ない、リーディングスピードとリスニング力を向上させました。
関連記事:英語をイメージでとらえ、英語の語順で読む。速読力が身に付き、90日でTOEIC®も930点に!
オンライン英会話のデメリットに不安を感じる方は、コーチングを通じて英語力を総合的に伸ばすのも有効です。
【Q&A】オンライン英会話についてのよくある質問
オンライン英会話のメリットとデメリットを考えるうえで、よくある質問をまとめました。
オンライン英会話の始め方は?
オンライン英会話を始めるには、まず自分に合ったプラットフォームを選定することからはじめましょう。
自分の目的に合ったサービスを3社ほどに絞ったあと、無料体験レッスンを受けて講師やレッスンの質を確認し、納得したうえで料金プランを選択。クレジットカードや銀行振込などの支払い方法を設定し、レッスンの予約を行なうことで受講を開始できます。
レッスン中に必要な機器や環境は?
オンライン英会話を受講するには、安定したインターネット環境が必要です。また、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイス、ウェブカメラ、マイクつきのヘッドセットを用意しましょう。
初級者でも大丈夫ですか?
オンライン英会話は、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しています。自分のレベルに合わせた講師やカリキュラムを選べると、効果的に学習を進められます。
初級者であれば、初級レベルの文法レッスンが充実しているサービスを選択するとよいでしょう。
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オンライン英会話は、場所や時間を選ばずに学習できる柔軟性やコストパフォーマンスのよさ、多様な講師陣とカスタマイズされたレッスン内容など、多くのメリットがあります。
ただし、オンライン英会話だけで英語力を上げることはできません。また、学習習慣が身につくかどうかは自己管理次第というリスクもあります。
英語ができるようになるためにまずは英会話と考えている方は、他の学習方法も含めて、自分に合った英語スクールを検討しましょう。