TOEICのリスニング対策アプリおすすめ9選! 選び方や活用するコツも紹介
2024年9月3日
TOEICのリスニングで苦戦していませんか? リスニングでスコアアップを目指すには、アプリを賢く活用するのもひとつの方法です。とはいえ、数多くのアプリがあるなかで、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、スマートフォンひとつで、通勤中や休憩時間にも手軽にTOEICリスニング対策ができるアプリをENGLISH COMPANYが9種類ご紹介します。アプリを活用すれば、あなたのリスニングスコアが飛躍的に伸びやすくなるでしょう。
アプリの選び方や効果的な活用方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
TOEICリスニング対策におすすめアプリ
TOEICのリスニング対策に適したアプリを効果的に活用するためには、自分に合ったアプリを選ぶことが重要です。ここでは、特におすすめのアプリを9種類紹介しましょう(*)。
*料金はすべて税込価格です。
【アプリ1】Listening Hacker:リスニングスコアアップの壁を克服
リスニング力を飛躍的に向上させたい方には、「Listening Hacker」がおすすめです。
Listening Hackerは、英語特有の音声変化をドリル形式で学べるアプリ。音声変化とは、ネイティブが自然に話す際に起こる音の変化のこと。英語の聞き取りを難しくしている一因です。
たとえば、"get it on" が「ゲ・リ・ロン」のように発音されることがあります。ネイティブが実際に発音する音と、自分が予測している音のあいだにギャップが生じるため、聞き取れないことが多いのです。
Listening Hackerを使うことで、リスニングの最初のプロセスである音声知覚(*)を重点的に鍛え、ネイティブの発音を聞き取る力を飛躍的に向上させることができます。
*音声知覚:聞き取った音声を英語の音として認識するプロセス
【アプリ2】Listening Hacker Pro:無料版よりも出題数が豊富
有料版の「Listening Hacker Pro」は、無料版「Listening Hacker」より機能が充実しているアプリです。
出題数が無料版と比べ210問多く、例文すべてに日本語訳がついています。また、英語リスニングの伸び具合を確認できる5段階のレベル別テストも搭載されており、細部まで聞き取れるスキルを徹底的に鍛えることが可能です。
わからなければ「ひたすら聞き流す」という従来の勉強法とは異なり、理論的にアプローチするため、リスニングに自信がなかった方も、細部に至るまで聞き取れるスキルが身につくようになります。
以下の記事にあるようなノウハウが活かされた、リスニングスキルを効率よく伸ばすためのアプリです。
関連記事:1日1時間しか勉強できない超多忙な私が、90日でTOEIC800越え。「私に合った勉強法」のほんとうの意味。
【アプリ3】ENGLISH COMPANY MOBILE:気軽に高密度トレーニング
「ENGLISH COMPANY MOBILE」は、累計28,000名が受講した英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」が開発したWebアプリです。効率的にリスニング力を向上させるための多彩な機能を備えています。
- 料金:有料(バリュープラン 月額4,378円、フィードバックプラン 月額21,780円)
- 対策内容:リスニング、リーディング、英単語、英文法
- 対応端末:PC(Windows、Mac)、スマートフォン(Android、iOS)
*公式サイトにてお申し込み
「ENGLISH COMPANY MOBILE」は、シャドーイングやサイトトランスレーションなど、TOEIC対策をはじめとする総合的な英語力向上に必要なトレーニングを幅広く提供しています。また、『Nikkei Asia』や『The Japan Times Alpha』の最新記事も配信されるため、ビジネスシーンで役立つ語彙や表現を自然に身につけることも可能です。TOEIC IPテストがオンラインで申し込めるオプションもあります。
一日わずか15分からのトレーニングで、忙しい方でも効果的にTOEICに必要なリスニング力を向上させることが可能です。
関連記事:「ENGLISH COMPANY MOBILE」で高密度な英語トレーニング! その絶大な効果とは。
【アプリ4】abceed:オールインワンのTOEIC対策アプリ
「abceed」は、豊富な教材にアクセスできるアプリです。
リスニングはもちろん、リーディングや単語学習にも対応し、単語対策アプリの「金のフレーズ」と連携した機能もあります。
音声の再生スピードを自由に調整できるため、ゆっくりとしたスピードに調整して音読やシャドーイング練習することも可能です。
有料プランでは、TOEICのオンライン模試も利用可能。スコアアップを目指す方におすすめです。
【アプリ5】Santaアルク:AIがあなたの弱点を分析
「Santaアルク」は、AIがスコアを予測し、弱点を分析するTOEIC対策アプリです。
問題を10問程度解くだけで、AIがスコアを予測し、弱点を分析する機能があります。リスニングだけでなく、単語・文法などにも対応しており、総合的な対策が可能です。
【アプリ6】トレーニング TOEIC® test:日本人のためのTOEIC対策アプリ
日本語話者向けのTOEIC対策アプリを探している方には、「トレーニング TOEIC® test」が最適です。
TOEICリスニング問題500問を含む豊富な問題数が特徴。解答には日本語の解説もあり、無料でしっかり学習できるのが魅力です。問題量が多いので、集中して対策したい方におすすめです。
【アプリ7】TOEIC公式コンテンツ by IIBC:TOEICテスト運営企業が開発した公式アプリ
公式の教材でしっかり学習したい方には、「TOEIC公式コンテンツ by IIBC」が安心です。
TOEICの公式アプリで、リスニング対策には「English Upgrader」などの無料コンテンツが充実しています。70本以上の音声とテキストで会話表現を学べ、アメリカ英語とイギリス英語のどちらのアクセントにも対応しているのが特徴。フレーズ解説や理解度チェックなども含まれています。
公式コンテンツを活用して、本番に備えましょう。
【アプリ8】LissN ビジネスニュースを英語でリスニング:ビジネス英語を強化したい方へ
ビジネスパーソンにぴったりなリスニング対策アプリをお探しなら、「LissN ビジネスニュースを英語でリスニング」がおすすめです。
- 料金:無料(有料プランあり。月額1,100円 など)
- 対策内容:リスニング・リーディング・英単語
- 対応端末:iOS
日経新聞の記事を英訳した音声を使って、ビジネスパーソンに最適なリスニングのトレーニングが可能です。日経新聞の記事を英訳した音声・テキストが毎日5本配信されます。理解度テストもあり、学習効果を高める機能もあります。
TOEICに必要なビジネス英語の習得を進めたい方に最適です。
【アプリ9】英語勉強アプリmikan:語彙力強化の決定版
語彙力を強化したい方には、「英語勉強アプリmikan」が効果的です。
「英語勉強アプリmikan」は、TOEICに必要な語彙力を効率的に強化できるアプリです。15,000語を収録しており、オーディオ機能を活用すればリスニング対策にも役立ちます。語彙力の底上げを目指す方におすすめです。
これらのアプリを活用すれば、TOEICリスニングスコアは確実に上がるはずです。
アプリを活用して効率よくリスニング対策を行なうコツ
TOEIC対策アプリを使いこなせば、短期間で驚くほどリスニング力が向上します。ここでは、効果を最大限に引き出すための3つのコツをお教えします。
シャドーイングを取り入れる
まず、シャドーイングを取り入れることが重要です。シャドーイングとは、聞こえた音声を1、2語遅れてそのまま発話するトレーニング。リスニング力だけでなく、発音や英語らしいイントネーションの強化にも役立ちます。
まずは、音声のみに集中するプロソディ・シャドーイングを実践しましょう。発音やリズム、抑揚まで忠実に再現します。最終的には英文を見ずにプロソディ・シャドーイングができることを目指します。
プロソディ・シャドーイングができるようになったら、次は音声と内容をともに意識するコンテンツ・シャドーイングに取り組みましょう。流れてくる英文の内容を思い浮かべつつ、シャドーイングをおこなうことでリスニング力をさらに強化することができます。
シャドーイングを行なうことで、TOEICリスニングセクションでのスコアアップが期待できます。
無料版から有料版に切り替える
リスニング対策アプリの多くには無料版と有料版があります。まずは無料版を試してみるとよいでしょう。
無料版では限られた機能や問題数しか利用できないことが多いですが、有料版に切り替えることで、より多くの機能や問題が利用できるようになります。まずは無料版を試してみて、効果を感じたら有料版に切り替えるのがおすすめです。
実際にアプリを使ってみて、自分に合ったものが見つかったら有料版への切り替えを検討しましょう。
参考書や問題集を使った勉強も行なう
最後に、アプリ学習と併用して参考書や問題集を活用することも忘れてはいけません。アプリはスキマ時間に学習できる利便性がありますが、試験本番に向けた総合的な対策には、紙の参考書や問題集での学習が必要です。
紙のテキストとの併用によって、TOEICリスニングの全体像を把握し、アプリだけでは補えない部分をカバーできます。
以上のコツを念頭に置いて、TOEICリスニング対策アプリを上手に活用し、効果的にスコアアップを目指しましょう。
関連記事:英語のリスニングが上達する勉強法とコツ! 初心者が聞き取れない理由やアプリも紹介
TOEICリスニング対策にアプリがおすすめの理由
TOEICリスニング対策になぜアプリが最適なのでしょうか? 主な理由は以下の2つ。
- 音声を手軽に再生できる
- スキマ時間に学習できる
順番に説明します。
1. 音声を手軽に再生できる
アプリを利用する最大のメリットは、音声を手軽に再生できる点。CDつきの参考書もありますが、アプリを使えば、聞きたい音声をすぐに再生できます。
再生速度の調整や巻き戻し機能もあり、自分に合ったスピードで学習できる点がアプリの強みです。これにより、リスニングの効率が大幅に向上し、TOEICリスニングセクションでのスコアアップが期待できるでしょう。
2. スキマ時間に学習できる
忙しい日々のなかでも、スキマ時間を有効活用して学習できるのがアプリの強み。スマートフォンさえあれば、通勤中や昼休みなどの短い時間を利用してリスニング対策が可能です。
3〜5分で取り組める短い問題演習にも対応しているアプリが多く、時間が限られているビジネスパーソンにも最適です。
以上の理由から、TOEICリスニング対策アプリは、効率的かつ継続的なリスニング力向上に非常に有用です。アプリを活用して、日々の学習をスムーズに進め、TOEICリスニングのスコアをさらに上げていきましょう。
TOEICリスニング対策アプリを選ぶ際の着眼点
TOEICリスニング対策に最適なアプリを見つけるための3つの重要ポイントを紹介します。
1. 料金設定
まずはアプリの料金設定を確認しましょう。
アプリには無料から有料プランまでさまざまな料金設定があります。自分のレベルに合ったアプリを選ぶことで、無駄な出費を避けつつ学習を効果的に進められます。
無料プランでも十分な学習ができるアプリも多いので、あなたのニーズに合わせて選びましょう。
2. レビューの評価
実際に使ってみたユーザーのレビューは、アプリ選びの参考になります。
アプリストアに掲載されているユーザーの口コミは、実際にそのアプリを使用した人の生の声を知るための貴重な情報源です。特に、どの程度スコアアップに貢献したかを記載しているレビューがあれば、自分が目指すスコア帯に適したアプリかどうかの判断材料になります。
信頼できるレビューを参考に、効果的なアプリを選びましょう。
3. アプリの操作性
最後に、アプリの操作性も重要な要素です。問題の質がよくても、アプリが使いにくければ学習のモチベーションが下がり、継続しにくくなります。
音声の再生速度を変えたり、一度解いた問題がわかるようになっていたり、音声のバックグラウンド再生ができたりといった利便性の高い機能があれば、よりスムーズに学習を進められます。使いやすさも考慮して、あなたに合ったアプリを選んでみてください。
以上のポイントを押さえて、TOEICリスニング対策アプリを賢く選び、効率的にスコアアップを目指しましょう。
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TOEICリスニング対策アプリは、あなたのスコアアップの強力な味方。スキマ時間を活用し、効率的に学習を進められるこれらのアプリを使いこなせば、短期間でリスニング力を飛躍的に向上させることができます。
いますぐスマートフォンを手に取り、理想のTOEICスコアへの第一歩を踏み出しましょう。