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「英語の聞き流しでリスニング力が上達する」は本当? リスニングはこう伸ばすと効果的!

英語の聞き流しよりもリスニングスキルを高める方法01

「英語の聞き流しだけで、リスニング力が伸びる!」

みなさんは、こんなキャッチフレーズを聞いたことはないでしょうか? 自然と英語が聞き取れるようになるなら、今日から聞き流しを始めてみようと思うかもしれません。

はたして、英語の聞き流しで本当にリスニング力は上がるのでしょうか? 今回は、聞き流しの効果を見ていくとともに、英語パーソナルジム「ENGLISH COMPANY」が英語リスニングに役立つアプリ・Webサービスをご紹介しましょう。



英語の聞き流しでリスニングが上達するのか

「聞き流し」とは

英語リスニングの「聞き流し」とは、そもそもどのような意味でしょうか? 「聞き流し」は辞書で見つかりませんでしたが、「聞き流す」を調べると、「話を聞いても内容を心に覚えないこと」とあります。

つまり、英語を音として聞いても、内容をイメージせずにひたすら耳に入れるのが、英語リスニングにおける「聞き流し」なのです。

聞き流しは効果的?

では、英語の聞き流しは効果的と言えるのでしょうか?

結論を述べると、英語の「聞き流し」が効果的だという科学的根拠はありません。主な理由は以下のふたつ。

  1. 内容を理解していないから
  2. 「気づき」が生まれないから

順番に見ていきましょう。

【根拠がない理由1】内容を理解していないから

英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を運営する株式会社スタディーハッカー常務取締役で、言語教育情報学修士・TOEIC990点・TESOL(英語教育の国際資格)をもつ田畑翔子氏は、内容を理解していないまま英語を聞き流していても、学習効果は期待できないと語ります。

田畑氏いわく、リスニングには耳から入った音声を聞き分ける「音声知覚」と、聞き取った英語の内容の「理解」の2段階のプロセスがあるとのこと。音声を認識できなかったり、聞き取った英語の意味がわからなかったりする状態で英語を聞き流しても、「雑音を聞いているのと同じ状態」なのだそうです。

英語リスニングに詳しい東洋大学の喜田慶文教授も、ある一定以上の聞き取り能力の養成ができていない時点では、「聞き流し」はほとんど効果がないと語ります。

内容がわかっていない状態でただ聞くだけなら、英語を聞いて理解できるようにならないのは当然ですよね。

【根拠がない理由2】「気づき」が生まれないから

聞き流しのもうひとつの欠点は、「気づき」が生まれないこと。第二言語習得を専門にする天理大学の吉田智佳准教授は、聞き流しの効果に関する理論的根拠が存在しないと述べています。吉田准教授いわく、聞き流しでは、言語習得に必要な「気づき」が生まれないのだそう。

この考え方は、ドイツの言語学者シュミットが提唱した「気づき仮説」によるもの。「気づき仮説」とは、言語習得には、特定の学習項目に注意を払い、意識すること、つまり、「気づき」が必要であるという仮説です。文法や意味に注意を払って意識的に学習しなければ、外国語の能力は伸ばしにくいと、吉田准教授は語ります。

英語の聞き流しは、ただ音を耳に入れるだけで、内容に注意が向くわけではありません意識的な学習ではないので、「気づき」が発生しないのです。

聞き流しが効果的でない理由は以上のとおり。では、聞き流しに代わる効果的な英語のリスニングの学習法とは、なんでしょうか?

英語の聞き流しよりもリスニングスキルを高める方法02

聞き流しに代わる英語リスニング学習法

英語リスニングスキルを効率よく鍛えるには、聞き流しよりも次の3つの要素がクリアできているかを意識するほうが効果的です。

  1. 基礎的な語彙や文法は身についているか
  2. 音声知覚ができているか
  3. 英文を文頭からすばやく理解できているか

上記3つのなかに弱点が残っている場合、それぞれどんなやり方で学習を進めればよいか、詳しく見ていきましょう。

【学習法1】基礎的な単語や文法を習得する

リスニングだけでなく、簡単なリーディングも苦手だという方は、英語を聞き流すより、中学・高校レベルの語彙と文法を習得しましょう。単語や文法の知識が不足していると、読んでも聞いても理解することは不可能です。

単語や文法の習得には、効率的なやり方があります。どのような方法でしょうか。

聞き流しよりも役立つ単語の学習法

単語は、中学卒業〜高校中級レベルの単語帳を使って一気に覚えましょう。次のようなやり方で進めると、効率よく単語が定着します。

  1. 50語程度の多めの単語を1セットとする。セット内の単語の音声を聞き、発音して、英単語と日本語訳を見て覚える。
  2. 日本語訳を隠し、英単語を見て発音。その際に意味を瞬時にイメージできるかチェックする。その後、日本語訳を見て、イメージした訳と一致しているか答え合わせをする。
  3. セット内のすべての単語の意味がすぐに思い浮かぶようになるまで、2.を繰り返す。「覚えられた」と思う単語を飛ばしたりせず、すべての単語を含めて5回ほど行なうとよい。
  4. 翌日、前日に学習した単語を2.の手順でさっと復習。新たな単語の学習を1.〜3.の手順で進める。

1セットで覚える単語数を多めに設定すると、1番目の単語を初めて目にしたあと、それを再度目にするまでに、50語を覚えるぶんの時間が空きます。このあいだに記憶が薄れていき、「忘れそう」というタイミングで再度記憶から取り出すことで、より長期間覚えていられるようになるのです。こうした働きを、「遅延効果」と言います。

また、正しい発音を理解していないと、リスニングやスピーキングに支障が出る恐れがあるため、必ず音声を聞きながら、自分でも発音して覚えるようにしましょう。

聞き流しよりも役立つ文法の学習法

「英文法の学習は難しいからやりたくない、リスニングで聞き流しをして英語を勉強しよう」という方はいるかもしれません。じつは、正しい方法で学べば、聞き流しよりも効率的に英文法を学べますよ。その方法とは、「認知文法」→「パターンプラクティス」です。

「認知文法」では、「ネイティブが世界をどういうふうに認知し、どう言語に反映させているか」というアプローチで文法をとらえようとする考え方のこと。ネイティブが感覚的にもつ文法の「コア(核となるイメージ)」で理解するため、なるべく訳に頼らず英文法を理解できるようになります。 

たとえば、「will」と「be going to」の違い。次の2文では、どのような意味の違いがあるでしょうか。

  • I will do it tomorrow.
  • I am going to do it tomorrow.

日本語に訳すと「明日やります」だから、同じ意味ではないのか、と思うかもしれません。じつは、前者は話し手の気持ちの動き、「意思」がより強調された意味合い、後者は「(すでに予定として)明日やることになっています」という意味合いが強いのです。

ここで重要なのは、「will」と「-ing」のコアです。「認知文法」では、「will」はコアに話し手や主語の強い「意思」というイメージがあると考えます。たとえば誰かが「これ誰かやってくれない?」などと頼み事をしてきた際に、「あ、私が明日やりますよ」なら、 “I will do it tomorrow.”がより自然です。

そして「-ing」という形は常に「途中」というイメージをもちます。そのため「be going to」は、「toの方向へgoしている途中」というイメージになり、「すでに決まっていて進み出しているよ」というふうな、決まっている予定を表す際に使われる、ということなのです。

認知文法でとらえることで、日本語に訳すことでかえって生じるわかりにくさが減り、適切に使い分けられるようになります。

文法を「イメージ」で理解したあとに行なうのが、「パターンプラクティス」。 “I play tennis on Sunday.” → “She plays tennis on Sunday.” のように、身につけたい文法を含んだ例文の主語や動詞などを部分的に変化させながら、繰り返し発音するトレーニングです。慣れていけば、英文の意味を瞬時につかめるようになりますよ。

「認知文法」の詳細は、コラム「英文法は難しい? 簡単に感じるとっておきのアプローチを伝授!」をチェックしてみてください。 

【学習法2】音声知覚をできるようにする

文字で読めば英文の意味が理解できるものの、音声になると聞き取れないという方は、聞き流しよりも音声知覚を意識的かつ重点的に鍛えましょう。

聞き取れない原因として「ネイティブの話す英語が速い」と思う人は多いでしょう。ですが、それよりもっと大きな原因は、ネイティブが実際に発音している音と、自分の想定している音に差があること。自然に話される英語では、必ずしも私たちが単語帳で覚えたスペルどおりの発音がされるわけではなく、単語同士の音がつながったり、一部の音が抜け落ちたりといった音の変化が起こります。この「音声変化」が、学習者がネイティブの話す英語の聞き取りに苦戦する大きな原因になっていると言われます。

知っておくとよい基本的な音声変化は、連結、同化、脱落、ら行化、弱形の5つだけ。音声変化のルールと、それが起こりやすい条件を学び、無意識に音声変化を再現できるようになることで、細部の発音も聞き取りやすくなっていきます。

音声変化についてもっと知りたい方は、コラム「英語の『音声変化』の特徴と効果的な学習方法」をぜひご覧ください。

音声変化のルールと条件を学んだら、以下の2種類のトレーニングを行なうと音声知覚を鍛えやすくなります。

  1. ディクテーション
  2. プロソディー・シャドーイング

1. ディクテーション

ディクテーション」とは、聞き取った英語を紙に書き取るトレーニングのこと。聞こえてきた内容を文法知識や文脈・背景知識まで総動員して行なう方法と、聞こえてきた音だけに集中するやり方があります。自分が聞き取れない箇所がどこなのか特定する目的の場合は、文法や文脈からの推測に頼らず、「音」に意識を集中させましょう音声により集中して聞き取る必要がある点も、聞き流しと大きく異なる点です。

まずは、聞こえてきた音声を紙に書き取りましょう。書き取りが間に合わなかったり、聞き逃したりした箇所があれば、繰り返し聞いても構いません。スペルがわからなかったり、どんな単語なのか判然としなかったりする箇所は、聞こえた音をカタカナで表して書いてもOK。そして、5回ほど繰り返し聞いても書き取れない箇所は、すぐに答えを確認したほうが効率的です。

ひととおり書き出したら、スクリプトと書き取った英文を照合しましょう。文字で見ればわかる知っている単語なのに書けなかった箇所が、音声知覚ができていない箇所ということです。該当する単語の発音は正しく覚えているか、音声変化が起きていないかなどを、音声を聞きなおしながら分析しましょう。そのうえで、聞き取れなかった箇所を重点的にリピート練習します。

そして次に行なうのが、流れてくる英語の音声に最初から最後までピッタリかぶせて英文を読み上げる「オーバーラッピング」。音声変化まで忠実に再現して発音しないと、ネイティブと同じタイミングで発音し終えることができません。スクリプト内で起きている音声変化を意識して、最初から最後まできちんとそろうまで、繰り返しオーバーラッピングをしましょう。

言い始めや言い終わりがきちんとそろうように、スクリプトを必ず見ながら行なうこともポイントです。

ただ答え合わせして終わるだけでは、自分の弱点が明らかになるだけで、あまり意味がありません。リスニング力を高めるためには、自分でも正しい発音で再現できるようになるまで発音練習するのが効果的です。

ディクテーションは、TOEIC Part 2に出てくるような短めの英文が羅列しているもので取り組むのが有効。短期記憶に留める程度の⻑さの英文でないと、書き取りが間に合わないためです。

また、答え合わせの際に文字で見ても理解できない単語があるなら、単語の知識が不足しているということ。該当する単語の意味や発音をこの場で確認しましょう。仮にこうした単語があまりに多いなら、ディクテーションの教材として難しすぎる可能性があるため、より簡単な教材を選ぶ必要があります。

2. プロソディー・シャドーイング

音声知覚をできるようにするためのもうひとつ有効なトレーニングが「プロソディー・シャドーイング」。

シャドーイング」では、流れてきた音声に続いて、1、2語遅れでまねして発音していきます。発音と同時に先の音声も聞き取らなければならないため、負荷が高いリスニングのトレーニングです。最初はスクリプトを補助的に見ながら行なうと、シャドーイングがしやすくなります。文字を見ながら行なう際は、文字を読み上げている状態にならないように、音声を聞いてから発音することを意識しましょう。慣れてからは、スクリプトを見ずに、音声だけを頼りに発音していきます

「プロソディー・シャドーイング」では、特に「音声」のみを意識して行ないます。音声変化やアクセント、抑揚、イントネーション、スピードなど、モデル音声を忠実に再現できるまで、繰り返しトレーニングしましょう。自分のシャドーイングの声を録音して聞いてみると、モデル音声の再現ができているかの確認がしやすくなります。

何度も詰まったり、音声についていけなかったりする部分は、スクリプトを見ながらモデル音声をよく聞いて、音声変化が起こっているかどうかや、正しい発音ができているかを確認して、発音練習を行ないましょう。うまく発音できるようになったら、再度シャドーイングに取り組みます。

【学習法3】英文を文頭からすばやく理解できるようにする

短めの英文なら聞き取れても、まとまった長さの英語をリスニングする際に、理解が追いつかないという経験はありませんか? リスニングでは、聞こえたそばから内容を把握していく必要がありますから、当然、頭のなかで日本語に訳しながら理解しようとすると、追いつかなくなってしまいます。「リーディングのスピードも遅い」と感じている人は、このせいでリスニングがうまくできていない可能性があるのです。

そんな方は、まずは英文を文頭から順番に理解するコツをつかみましょう。そのために効果的なトレーニングが、「チャンクリーディング」と「コンテンツ・シャドーイング」です。

1. チャンクリーディング

「チャンクリーディング」は、英文を意味のかたまり(チャンク)ごとに読んでいく読み方です。チャンクですでに分けられている教材を使ったり、意味の切れ目でスラッシュを入れたりして読んでいきます。以下の例文を読んでみましょう。

“Whenever you feel like criticizing anyone,” he told me, “just remember that all the people in this world haven’t had the advantages that you’ve had.”

(小説『偉大なるギャツビー(The Great Gatsby)』の冒頭文より抜粋)


チャンクで区切ると、次のようになります。

“Whenever you feel like criticizing anyone,” /
誰かを非難したいときはいつでも

he told me, /
彼は私に言った

“just remember /
ただ思い出しなさい

that all the people /
すべての人が

in this world /
この世界の

haven’t had the advantages /
恵まれた条件をもっているわけではない

that you’ve had.” //
あなたがもっているような


チャンクごとに順番に理解することで、無理に訳さなくても、英語の語順で理解できるようになっていきます。

ポイントは、チャンクごとに内容をイメージしつつ、次のチャンクとのつながりを意識して読むこと。「こんな情報が来そうだ」と予測しながら読むことができ、訳すために返り読みをしなくても、英語の語順のまま理解できますよ。

2. コンテンツ・シャドーイング

文の先頭から順番に理解するコツをつかめ、かつスクリプトを見ずに「プロソディー・シャドーイング」ができたら、次は「コンテンツ・シャドーイング」。音に加え、意味内容も意識するシャドーイングです。

「コンテンツ・シャドーイング」を繰り返せば、聞き流しと比べて、聞き取った英語の意味がすばやく理解できるようになりますよ。

以上のようなトレーニングを続けていけば、単なる英語の聞き流しよりも効率的にリスニング力が鍛えられるはずです。

英語の聞き流しよりもリスニングスキルを高める方法03

英語の聞き流しよりもリスニングが鍛えられるアプリ・Webサービス

単なる聞き流しよりも、自分の苦手な発音について体系的に学んだり英語の内容を理解しながらリスニングのトレーニングを行なったりするほうが、効率よくリスニング力を向上させられます。特にスキマ時間を有効活用してリスニングをトレーニングするのにおすすめのアプリやWebサービスを5つ、ピックアップしました。

1.「Listening Hacker」

無料の「Listening HackeriOSAndroid)」は、ネイティブの話す英語の聞き取りに苦戦する大きな要因となる「音声変化」を効率よく学べるアプリ。音声変化と起こりやすい条件を例を通して学習できるだけでなく、音声変化を再現して発音し、英語の細部まで聞き取れるようにするためのトレーニングも充実しています。

音声変化の聞き取りの上達具合を確認できるテスト機能つき。再生スピードもあなたのレベルに合わせて調整することが可能です。

2.「Listening Hacker Pro」

有料版「Listening Hacker Pro」(iOSAndroid)」は、無料版「Listening Hacker」より機能が充実しているアプリ。出題数が無料版と比べ210問多く、例文すべてに日本語訳がついています

英語リスニングの伸び具合がわかる5段階のレベル別確認テストもあり、細部まで聞き取れるリスニングスキルを鍛えられるアプリです。

3.「ENGLISH COMPANY MOBILE」

ENGLISH COMPANY MOBILE」は、リスニングを始め、単語学習やリーディングスキルをお手持ちのスマートフォンでいつでもトレーニングできるWebサービス。英字新聞Nikkei AsiaとThe Japan Times Alphaの記事やオリジナル教材で、「チャンクリーディング」や「単語学習」「シャドーイング」など、第二言語習得研究の知見に基づいた高密度なトレーニングが可能です。

トレーニングの効果や正しいやり方がわかるトレーニングガイドもついているため、ガイダンスに従ってトレーニングすれば、自力で効率よく学習することができるでしょう。手順を踏んで、聞き流しでは得られないリスニング力を効率よく身につけていきましょう。

また、あなたのシャドーイング音声を専任トレーナーからフィードバックしてもらえるプランもあります。英語のプロからのアドバイスが欲しい方や、初めてシャドーイングを行なう方、発音をチェックしてほしいという方には特におすすめです。

4.「News in Levels」

News in Levels」(iOSAndroid)は、世界のニュースをレベル別に学べる英語学習者用アプリ。公式ウェブサイトもあります。

同じ内容のニュースが語彙の難易度別に3つ用意されており、初級レベルにも対応。単なる聞き流しに終わらず、自分に合ったレベルの英文を使って、リスニングのトレーニングをすると、より効果的です。

5.「BBC Learning English」

BBC Learning English」(iOSAndroid)は、イギリスの公共放送局である「BBC」(British Broadcasting Corporation)が運営する英語学習者向けアプリ。「ビジネス英語」「ニュース」「ドラマ」「日常英語」など豊富なカテゴリー別に配信されている音源や映像でリスニング力を伸ばすことができます。

リスニングに役立つ「文法」「発音」「語彙」の学習素材も配信。スクリプトや単語の意味も確認可能です。内容の聞き取り具合をチェックするリスニングクイズもついています。

漫然と聞き流しをするのではなく、以上のようなアプリでトレーニングを進めると、英語リスニングに効果的です。

「聞き流し」に代わる最も効率的な英語リスニングの伸ばし方

「聞き流し」だけでは、英語リスニング上達に非効率的。代わりに自分の弱点に応じて、適切な学習法で取り組むことが、今回のポイントです。

ただ、リスニングにおける問題点や弱点は自力では気づきにくいもの。「音が聞き取れても内容が頭に残らないのか」「読めるけど英語の音が聞き取れないのか」「そもそも単語や文法がわからないのか」など、リスニングにおける弱点を早く把握するためには、どのようにするとよいのでしょうか。

一番効率的な方法は、「英語学習のプロ」から課題を診断してもらうこと。そして、課題解決に直結するトレーニングに取り組むことです。この両方を実現できるのが、英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」。これまで累計約23,000名の英語力アップの最短ルートをご提案してきました。

公式サイトをぜひチェックしてみてください。聞き流しだけでは得られない英語リスニングの効率的な上達方法が見えてくるはずです。

***
「英語の聞き流しだけで、リスニング力は伸びる」という科学的根拠に欠ける言葉をうのみにしていると、むしろ非効率的になります。リスニングの弱点を客観的に把握して、根拠に基づいた正しい学習法で、リスニング上達への最短ルートをたどっていきましょう。



参考資料
国語辞典ONLINE|聞き流す・聞流すとは
成田一(2013),『日本人に相応しい英語教育』, 松柏社.
喜田慶文(2018), 「日本人学生のための外国語としての英語教授法―これまでの研究とこれからの展望―」, 観光学研究, 17巻, pp.1-13.
吉田智佳(2015),「外国語習得のウソ・ホント!?――第二言語習得研究の成果から――」, 外国語教育:理論と実践, 41号, pp.11-24.
時吉秀弥(2019),『英文法の鬼100則』, 明日香出版.
StudyHacker ENGLISH COMPANY(2020),『5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる』, マイナビ出版.
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