みなさんは、何を基準に読む本を選んでいますか?
ベストセラーの本はもちろん、自身の勉強に繋がる本、好きな作家の本、好きなジャンルの本など、いろいろあると思います。書店へ行っても莫大な量の中から好みの本を選び出すのは大変ですよね。また、たまに本が読みたくなっても、どの本を選べばいいのかわからないこともあるでしょう。
実は、書店へ行かなくても手軽に面白そうな本を選べる方法があるのです。今回は、本を選ぶときに使いたい、ちょっと面白いサービスを探してみました。
書き出しの一行目で決めたいあなたへ
本の一行目を読んで、グッとその世界に引き込まれた、という経験がある方はいませんか? そんな風に一気に引き込まれる一行目を探せるサービスが「kakidashi」です。
このサイトには、本の一行目がたくさん羅列してあります。その中から気になるものをクリックすると、それが何の本なのかがわかります。
たかが一行、されど一行。「春が二階から落ちてきた。」「死体の数をいくつにするか。まず、それから考え始める。」のような「え、いったいどうゆうこと!?」と、ついつい興味を惹かれる一行目も多く、読んでみたい本が見つかること間違いなしです。
書店で同じことをしようとしても、いちいち本を開いて回らないといけないうえに、お目当ての心を惹かれる一行目に出会えるとは限りません。
このサイトであれば一行目だけが羅列してあるので簡単に面白そうな本を探せそうですね。個人的にはこのサイトを見ているだけでもすごく楽しいのでオススメです。
表紙で決めたいあなたへ
書店に足を運んだとき、本を手に取る基準は何ですか? タイトルや話題書の棚にある本など、理由は多々あると思いますが、地味に多いのが表紙に一目惚れしたから、という理由もあるのではないでしょうか?
書店には何千何万冊という本があり、その1つ1つを吟味して購入することは不可能です。そんな中でパッと目に入る「お気に入り」の表紙を見つける作業は、書店でもインターネットサイトでも同じでしょう。
「Bookface.jp」は、本のジャケ買いが楽しめるサイトです。小説から暮らしの本、ビジネス書、写真集など約2,000冊の本の表紙をジャンル別に見ることができるのです。
自宅で閲覧できるので、表紙をじっくり見比べて吟味することも容易にできます。書店のように、中身を読むことはできませんが、クリックすればアマゾンでのレビューや詳細情報を見ることが可能です。
このサイトで何冊か気になる本を見つけておいて、実際に書店を訪れてみるのもいいかもしれません。
気になるあの人で選びたい人へ
本の貸し借りという行為はなんだか淡い恋心を連想させますよね。人から借りた本というのは、なんだかその人の思考をなぞっているような気がして、ドキドキしながらの格別の読書体験が味わえます。
それを手軽に体験できるのが「Honcierge」です。このサイトでは有名なミュージシャンや俳優の方がそれぞれテーマにしたがって本を紹介したり、それにまつわるインタビュー記事が掲載されています。
それだけでなく、「希望が見える」、「考える時間ときっかけをくれる」など、今のあなたにぴったりなジャンルの本を見つけることも容易にできるので、好きなミュージシャンや役者さんがいない場合も一度覗いてみる価値のあるサイトです。
また、好きな本の好みが似ているミュージシャンの音楽を聞いてみたり、俳優さんの作品を見てみると、あなたの世界がより一層も広がるかもしれませんよ。
(参考) HUBLIMINAL|本の1行目だけで作られたWebサイト。「書き出し」からイメージを。 Kakidashi Bookface.jp Honcierge