「私はいつも失敗してばかりだ」とか「僕はみんなに嫌われている」などと、何かあるとついネガティブな思考になってしまっていませんか?

自分のことを否定する思考を続けることは苦しいものです。また、そのような思考を続けていると自己肯定感は低くなり、下手をすると、精神を病んでしまうかもしれませんよ。

自分を肯定できないことは、自分を嫌ってしまうことに容易に繋がります。一生付いて回る“自分”という存在を肯定できない人生は、非常に生きづらいものではないでしょうか?

そこで、ネガティブ思考の真実とそれにより低くなってしまった自己肯定感を高める簡単な方法をお伝えしたいと思います。

その思考は「過度の一般化」では?

ネガティブな思考は、「過度の一般化」をしていると言えます。

「過度の一般化」は、非合理的な思考パターンの一種。この思考では「いつも」、「絶対」、「みんな」などといった言葉が使われます。一つの良くない出来事を、すぐに一般化して当てはめようとしてしまうのです。自ら型にはまろうと一般的な基準と比べて、それよりも劣っていると感じてしまい、ネガティブ思考になってしまいます。

また、感情を増幅させてしまう効果があり、ネガティブな感情も増幅させてしまうため、うつ病の患者さんにこの思考パターンが多く見られるそう。「過度の一般化」は、非合理的で正しい思考とは言えません。

あなたが思うほど、あなたはダメではない。
これが真実なのです。

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自分を褒めろ

さて、自分は思ったよりダメではないことがわかったところで、今までの思考により、低くなってしまった自己肯定感を高める方法を実行しましょう。

その方法とは、“自分を褒めること”です。

例えば、朝、時間通りに起きられた自分を「さすが私! ちゃんと起きられた」と褒めてみましょう。あるいは、1日の仕事を終えた自分を「やればできるじゃん!」と言ってあげるのです。

もっと言えば、時間通りに起きられなくとも褒めてしまいましょう。「ちゃんと目を覚ました自分は偉い!」といったように、ひたすら褒めちぎるのです。ここで大切なのが、しっかりと口に出して褒めること。

褒められると思ったことは、どんなに簡単なことであっても褒めましょう。周りの人全員に賞賛されることでなければ、褒めてはいけないなどという法律はないのですから、何でも構いません。

医学博士であり、作家でもある渡辺淳一さんの『鈍感力』という本にはこんな文章があります。

才能のある人のまわりには、必ず褒める人がいて、次にその本人が、その褒め言葉に簡単にのる、この「図にのる、調子の良さ」は いわゆる、はしたないことではなく、その人を大きく、未来に向かって羽ばたかせる原動力となるのです。

(引用元:渡辺淳一(2007),「鈍感力」, 集英社)

簡単なことでも自分を褒めることは、日々の活力に繋がり、結果としてより良い未来をもたらすでしょう。

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さらなる効果

ほとんどの人は褒められることが大好きです。それなのに、周りをみても、他人を日常的に褒める人って少ないと思いませんか?

もし、そういう人がいたとしたらその人は多くの人に好かれているのではないでしょうか?

他人を褒めることは、人に好かれるための簡単な方法でもあります。それなのに、他人を褒める人が少ないのは、褒めることに慣れていないからです。単純に、褒めるポイントを見つける習慣がない上に、それを口に出す習慣もありません。

しかし、自分を褒める習慣を身につけたあなたにとって、他人を褒めることは苦ではないはず。自分を褒めることは、自己肯定感を高めるだけでなく、人から好かれることにも繋がるのです。

***
褒めることは、褒めた人も褒められた人もうれしくなる魔法のような行動です。褒めてくれる人がいないのなら、まずは自分で自分を褒めてあげましょう。すぐにできる上に、お金もかかりません。

そして、自分を褒めることに慣れたら、周りの人も褒めてあげるのです。そうすれば、格段に人生は生きやすくなると思いますよ。私もこの記事を書き上げた自分を褒めてあげます。「ちゃんと記事を書いた自分、とっても偉い!」

(参考)
東洋経済ONLINE|「心の免疫力」が高い人が実践する地道な習慣
ゆうメンタルクリニック 渋谷院|マンガで分かる心療内科・精神科in渋谷 第69回「うつになる3つの思考~過度の一般化」
渡辺淳一(2007),『鈍感力』,集英社
築山節(2006),『脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める』,NHK出版