会社で昇進したり起業したりと、多くの人がビジネスで成功を掴みたいと考えているでしょう。

しかしどういったことから取り組めばいいのか分からないという人は少なくないと思います。気軽に実践できて、少しでも成功へと近づけるような方法があればいいのに……。

今回はそんな人におすすめしたい成功者の習慣、「メモ」をご紹介します。

成功者には「メモ魔」が多い

「天才は1%のひらめきと、99%の努力である」という言葉で有名な発明家のエジソンは、その生涯で大学ノート3500冊分のメモを残したそう。また、モナリザなど数々の名画を残し、万能の天才と呼ばれるレオナルド・ダヴィンチもメモ魔の一人。

その他にも相対性理論を提唱したアインシュタインや、近代物理学の祖と呼ばれるニュートン、「種の起源」で進化論を提唱したダーウィン、近代看護教育の母であるナイチンゲールといったあらゆる分野の偉人たちがメモ魔であったと言われているのです。

現代でも一流の経営者や各界のリーダーたちにはメモ魔が多いです。「必ずメモをとれ」が口癖だったという日本マクドナルドの創業者・藤田田氏や、LIXILの創業者である潮田健次郎氏もメモ魔として知られています。

住生活グループの潮田健次郎会長は現役の経営者のなかでも高齢ですが、本で読んだこと、人から聞いて学んだことをどんどんメモしています。メモの量は半端な量ではありません。

(引用元:藤野英人著(2004),『スリッパの法則』,PHP研究所.)

yoko815
苦手の文法を克服! TOEIC815点を獲得し、国際会議でスピーチ。英語力を大きく変えた3ヶ月の科学的トレーニング。
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メモすることの効果

このようにメモ魔に成功者が多い理由は、メモがもたらす効果にありました。メモをとるという行為には成功へと導く鍵がたくさんあったのです。

1.忘却を防ぐ
重要な事柄をうっかり忘れてしまうのを防ぐ効果があります。たとえその事柄を忘れてしまったとしても、メモを振り返ればきちんとその事柄が記録されているからです。また、メモをとる作業によって記憶に残りやすくなるというメリットもあります。手を動かすことが脳の働きを助けてくれるのです。

2.考えがまとまる
書き出すことで自分の頭の中でもまとまっていなかった考えがまとまりやすくなります。

「メモをする」とは、曖昧模糊とした「もや」に形を与えることにほかなりません。「もや」に形を与えることによって、はじめて情報として認識することができ、また、他人との共有が可能になるのです。

(引用元:リクナビNEXTジャーナル|デキる人は、やっぱり「メモ魔」だった――メモのもたらす5つの効果

何か考えがあってもまとまっていない場合、実現することはできません。考えを明確にすることは仕事において重要なことなのです。

3.アイディアが浮かぶ
考えをまとめたり、メモを眺めているうちにアイディアが閃くことがあります。アイディアは1から作り上げるのではなく、既存のものを組み合わせて新たなものを生み出すことです。その時は関係ないものとしてメモしていても、しばらく経ってから見直すと点と点がつながり、新たな視点が開けることがあります。

メモ魔になるための方法

メモすることの効果が理解できたところで、次はメモ魔になるための下準備を紹介します。

1.専用のノートを用意する
手帳と兼用する人がいますが、どこに何が書いてあるのかわからなくなってしまいがちです。メモ専用のノートを用意しましょう。また、ルーズリーフにメモを書くこともあまりおすすめできません。なぜなら、せっかくメモした紙を紛失しまう恐れがあるからです。ルーズリーフを使用するのならば、ファイルを準備してまとめて保管しておくといいでしょう。

2.ノートとペンを常に携帯する
せっかくメモ専用のノートを準備してもそれを使わなければまったく意味がありませんよね。メモ魔になるためには常に書くものとノートを携帯するようにしましょう。またペンを筆箱に入れて持ち運んでいる人がいますが、すぐに手に取れる場所にないとメモするのが億劫になってしまいます。ポケットなどに入れていつでもすぐに取り出せる状態にしておくことがメモ魔になるコツです。

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メモの取り方のコツ

メモする準備が整ったところで、具体的にどんなことをどんなふうにメモしていけばいいのか考えてみましょう。基本的には先に述べた通り、将来的にいつどこで何が重要になってくるのかはわかりませんので、とにかく何でもメモしていくべきです。ただしメモが膨大になりすぎて自分で把握できなくなっては意味がありません。一目見てどんな情報がどこにあるかがわかること、後から見ても理解できるように記録することが重要です。

1.1ページ1テーマ
いろいろなメモが散らかっていては自分の考えを整理することはできませんので、アイディアも浮かびません。その意味でも1ページ1テーマに絞りましょう。そしてそのページにふさわしい見出しをつけるのです。見出しをつけるにはメモの内容がまとまっていて、自分の頭の中も整理されている必要があります。わかりやすい見出しをつけることができるときはいいメモができた証拠。振り返る際の指標にしてみてください。

2.引用欄と感想欄を
聞いた話と自分の意見が一緒になったメモは、あとで見返したときに誰が考えたことなのかあやふやになってしまいます。引用欄と感想欄を分けておくことでそういった混乱は防ぐことができます。また引用欄は話を書き出すことで内容をわかりやすくしてくれますし、感想欄は話を聞いただけで終わってしまったという状況をなくしてくれます。

3.余白を残しておく
メモは取っているときよりも後から振り返って活用できるかが重要です。見直している時に思いついたことを、そのメモ近くに記録できるよう十分な余白を残しておきましょう。

また、ビッシリと小さな文字で書かれたメモは見づらいので見返しにくくなってしまいます。ページが増えてしまうことをいとわず、大きな文字と必要ならば図やイラストを駆使してわかりやすいメモづくりを心がけましょう。

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成功をつかみとるため、メモ魔への道のりを紹介しました。名だたる偉人たちもメモ魔であったからこそ数々の栄光を成し遂げられたのかもしれません。メモをとる習慣を身につけてビジネスに活用していきましょう。

(参考)
リクナビNEXTジャーナル|デキる人は、やっぱり「メモ魔」だった――メモのもたらす5つの効果
長谷川和廣著(2014),『あなたの会社は大丈夫? 赤字も黒字も社長が9割!』,PHP研究所.
浜口直太著(2010),『「あの人はできる」と思われる人の91のルール』,PHP研究所.
藤野英人著(2004),『スリッパの法則』,PHP研究所.
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