「やらなければいけないことがあるのに時間が足りない」と、感じる人は多いでしょう。また、「時間があれば……」と思う人もいるのではないでしょうか?

これまでにStudy Hackerでもタイムマネジメントについてはよく紹介してきました。
・Study Hacker|タイムマネジメント

「時間は見つけるのではなく、自分で作るもの」と、よく言われていますが、実践しようと思ってもなかなか難しいですよね。そこで、今回は、4つのチェックポイントごとに、なぜあなたの時間が足りなくなってしまうのかを考えてみましょう。

ただ闇雲に時間を作ろうとするのではなく、まずは時間が足りない原因を知ることが大切です。

1.無謀なスケジューリング

よく、自分ができる分量目一杯、もしくはそれ以上のスケジュールを立ててしまう人がいます。

自分ができる量よりも多めの量を設定して、その焦りからモチベーションを生み出そうというのが目的だったり、やることがたくさんあるのでそうしなければならなかったり、理由はさまざまだと思いますが、結果的にこれがうまくいくことなんてそうそうありませんよね。

最初はやる気十分で予定よりも早いペースでできていたとしても、だんだん疲れや飽きにより集中力が低下し、ペースが落ちて、結局できるはずだった分量すらできないこともあるでしょう

また、このタイプの人は達成できないことが続くとそれに慣れてしまい、ついには自分は何をやってもうまくいかないと思い込むようになってチャレンジする前から諦めてしまったり、どうすれば次はうまくいくかという改善策を考えなくなることもしばしば。

そうすると、それから目標設定を達成できるレベルに引き下げたとしても自分はできないと思い込んでいるために、時間が足りなくなってしまうわけですね。

こういう人は、思い切って自分ができる量より少ない量に目標を設定するところから始めて、自尊感情を高めたのちに最終的には8割くらいの量を目標に達成するのがいいでしょう。

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2.タスク後にフィードバックをしていない

フィードバックをしない人も時間が足りなくなることが多いものです。

例えば、数学の問題を1日に10題解いているとします。当然、解ける問題ばかりではないでしょうから、間違えたり、わからなかったりする問題も出てきますよね。ここでポイントなのが、解けなかった問題を見直すかどうか。ここで、フィードバックをする人としない人で大きな差が出てきます。

なぜなら、記憶を定着させる1番の近道は、とにかく反復することだからです。何度も何度も間違えた問題に直面しては「あれ、なんだっけ?」と考えることは時間の浪費にしかなりません。間違えたそのタイミングでもう一度見直して、次回かかる時間を短縮することが時間節約の第一歩です。

このようなタイプの人は、時間を他にも不必要に無駄遣いしていないか見直してみると時間不足から解消されるでしょう。

3.効率が悪い要因がある

寝不足だったり、不規則な生活からくる慢性的な疲労を感じていませんか? こういったことは効率が悪い要因のひとつです。

やることが多くて時間が足りないときほど、多少睡眠不足だったり疲れが溜まっていても「しょうがない」と、私たちはその不調を見過ごしがちです。

しかし、日本大学医学部の調査によると、睡眠不足は思ったより私たちの作業能率を下げてしまっています。眠気のあるときは、作業効率にして約40%、年間給与にして13~25万円ほど低下しているというのです。

これを国全体で見れば、睡眠不足に関連した経済損失額は3兆5000億円にも上り、睡眠不足や疲労は侮れないものだということがわかります。作業効率が40パーセントも落ちてしまえば時間が足りなくなるのは当然ですよね。

1つ1つのタスクに関して少しずつ時間が余計にかかるのは看過したとしても、長期的に見たときにきっちり睡眠をとった方が多くのことをこなせたのに、とあとで後悔しても遅いのです。

疲労や睡眠不足を感じたらできる限り早期に回復に努めることが、時間不足を解消する第一歩になります。

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4.アポイントとタスクの区別ができていない

アポイントとは時間が決まっている仕事、タスクとは時間が決まっていない仕事のことです。

社会人だったらアポイントが会議や打ち合わせ、タスクが主にデスクでこなす仕事になりますね。学生であれば、アポイントがテストや授業、タスクが自習ということになるでしょう。この2つの特徴を理解してタイムマネジメントをするようにすれば時間が足りない、なんてこともぐっと減るようになります。

アポイントは自分では動かしようもないことなのでそれを軸に管理するようにするのです。
例えば、学生であれば「この問題集をやりたいからこの1週間はページを日割りにして勉強しよう」とするのではなく、「○日にテストがあるから、それまでにこの分野を固めるために問題集をやろう」と決めるのです。

この2つの性質を理解したうえで取り組むようにすれば「急に暇な時間ができたけど何をしていいかわからず時間を浪費してしまった」、「テストがあったせいで問題集が予定していたところまで終わらなかった」と、物事が上手く進まなかったときにアポイントのせいにすることがなくなるでしょう。

(参考)
HITACHI|時間管理術とは何か
DIAMOND online|時間貧乏からの脱出法
Dreamer|大人になっても低い「自己肯定感」を飛躍的に高める7つの方法
NAVERまとめ|【勉強】やっぱり本当だった!記憶を定着させるためには「繰り返すこと」が重要らしい
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