なぜ先延ばし、先送りをしてしまうのでしょう。どうして、締め切りギリギリになってから、私たちは焦り始めるのでしょう。あの時やっておけばよかったのに。すぐに始めればよかったのに。そんなことを考えても、もう後の祭り。結局深夜遅くまで作業して、仕事の質が下がってしまう……。

ここまでお読みになられて、耳の痛い方も多いのでは?

社会人だけでなく、専業主婦だって、学生だって、すべきことを先延ばしにしがちです。それも、すぐ終わるようなタスクに限って、先延ばしにしてしまうのです。銀行への振込、レポートの提出、私たちは日々様々なタスクに追われて暮らしています。先延ばしにせず、秒速でスタートを切るためのマインドを、今日はご紹介しましょう。

始めれば、やる気は絶対湧いてくる。

「案ずるより生むが易し」ということわざは皆さんご存知でしょう。やってみたら思いの外はかどった!意外と簡単にできた!まずはくよくよ悩むより始めてみよう!という意味です。

根性論や精神論とともに語られそうな単語ではありますが、実は科学的に正しいことが明らかになっています。それが「作業興奮」という考え方です。テスト勉強の時、始めてしまえばスイスイはかどったことはありませんか?面倒だった掃除も、一度やり出したら止まらなくなった、なんて経験もあるでしょう。私たちの脳には「側坐核」という部分があり、普段私たちの「やる気」や「モチベーション」を支配しています。

なんでも、この側坐核は行動を開始してからしばらく経たないと動き出さないそう。ならば、まず行動するしかありません。やる気もモチベーションも、行動の前にあるのではなく、後ろにあるのですから。

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タスクの所用時間を思い浮かべる

とはいえ、今自分の抱えるタスクが凄まじく大きいものなら、すぐに動き出そうとする気力が湧かないかもしれません。今すぐ大掃除しろ!と言われてもなかなか思い腰が上がりません。なんでもかんでもすぐやれ、と言われても難しいのが人間というものです。それに、もしあまりに大きいタスクから取り組み始めてしまった場合、側坐核が活動をスタートさせる前にリタイアしてしまう……なんてことも考えられます。

そこで皆さんに実践してほしいのが「タスクの所用時間を見積もること」です。今自分の抱えているタスクは、どのくらい時間がかかるものなのでしょう。できるだけ正確にイメージしてみましょう。この時気をつけたいのが、自分のタスクを過大評価してしまうこと。あれもこれも、とやることがたくさんある時は、なんだか自分がとんでもなく忙しいような気がするものです。

そんな時は、小さな仕事も大きく見えてしまいます。ですから、見積もりを他人に手伝ってもらうのも有効でしょう。上司に「この案件、どのくらいかかるでしょうか」と聞いたり、同僚に「いや、そんなにかからないだろ」とツッコミをもらったり。そうすることで、かなり正確な見積もりができるはずです。

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「2分ルール」でスタートを切れ!

そして、自分のタスクの見積もりが終えたら、いよいよ実践するフェーズに入ります。その時に参考にしたいのが「2分ルール」です。これは「Getting Things Done(=GTD)」という個人用ワークフローの管理手法のうちの一つで、生産向上コンサルタントであるデビット・アレンが提唱したものです。GTDのメソッド自体は非常に多岐にわたり、中には複雑なものもありますが、「2分ルール」自体は非常にシンプルです。それは「2分以内にできることは、今すぐ始める」というもの。

上司にメールを送る、回覧板を隣家のポストに投函する、もらったプリントをファイリングする。自分の抱えるタスクの中で一つくらい、2分で終わるものがあるはずです。まずはそれをやってみましょう。

先ほども述べた通り、何か簡単なことでも、やり始めることで脳は活性化します。まず、タスクの見積もりをして簡単なものを選び出す。それを今すぐ始める。簡単ですが、非常に有効な方法ではないでしょうか。

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誰しも大変なことは後回しにしたいものです。しかし、それは本当に大変ですか?実は簡単なのに、面倒臭がってはいませんか?まずはやってみること。それを大事にしてくださいね。

参考
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日経ビジネスオンライン|「今すぐやる人」の3条件