2018年に新しく立ち上げた、オフラインのセミナーやワークショップを提供するStudyHacker発のプラットフォーム『StudyHacker Square』。その記念すべき第1弾セミナーが2月に開催されました。

題して『資格勉強こそ最強の業界研究だ! 就活に役立つ「シカク」のおはなし』。現在560個を超える資格を保有し、StudyHackerでも勉強法に関する連載記事「シカクロード for StudyHacker」をご寄稿いただいていた “資格コンサルタント” 鈴木秀明さんを講師としてお招きし、まさにこれから就職活動を迎える大学生のために、資格勉強がなぜ就活に役立つのかについて詳しく解説いただきました。

会場は、東京・綾瀬の「合説どっとこむプラザ」。普段は、就活生向けの合同説明会のほか、面接力養成講座やエントリーシート作成講座などの会場としても使われています。室内には観葉植物があふれ、一角にはバーカウンターも……? そんな “おしゃれな” 空間で行なわれたセミナーの内容を “ほんの少しだけ” 編集部がリポートいたします。

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資格が就活に役立つ “本当のワケ”

鈴木さんが挙げる「資格勉強が就活に役立つ理由」は、以下の4つです。

1. 実際の業務内容も含めて “深い業界研究” ができる
2. 自分の適性や志向を把握できるなど “自己分析” につながる
3. “自己アピール” ができる
4. 資格を持っていること自体に “精神衛生” の効果がある

詳しく見てみましょう。

業界研究&自己分析

どんな業界でも「入社したら取らされる資格」は存在します。また、選考段階では「取っておくべき資格は特にない」と聞かされていたのに、いざ内定が出た途端に「入社までにこの資格を取っておいて」と言われることもしばしば。先んじて勉強を進め、求められる知識やスキルをあらかじめ身につけておくことは、絶対に損ではありませんよね。

そしてもうひとつ重要なのは、資格勉強を通して、その業界の実際の業務内容を垣間見れるということ。資格勉強そのものが、その業界に対する業界研究になるのです。

鈴木さんは新卒で人材業界に入りましたが、そこで多くの同期たちが早々と辞めていく姿を目にしたのだそう。「人の役に⽴ちたい」「人と深く接する仕事がしたい」という理想を抱いて業界に⾶び込んだ彼らでしたが、そこで待ち受けていたのは、⼈を “商品” としてドライに扱わざるをえない場面もあるという現実でした。「人と接するのが好き」という彼らにとって、かつて抱いていた理想と現実のギャップに悩まないはずがなく……。でも、こういった理想と現実のギャップも、少し業界研究をしていたら把握できたことかもしれないのです。

資格勉強を通して業界の実態を知ることができれば、「その業界ではどんな仕事をすることになるのか?」という業界研究にもなりますし、「その業界ははたして自分に合っているのか?」という自己分析にもつながっていきます。逆にいえば、資格勉強を通して、本当に興味を持てる業界や分野に出会えるかもしれませんよ。

自己アピール&精神衛生

そしてもちろん、資格を持っていることそれ自体が立派な自己アピールになります。「〇〇が得意です」と言うよりも「〇〇検定1級を持っています」と言えたほうが、自分の能力やスキルを客観的に証明することができますし、自信も持てますよね。そして同時に、面接官が食いつきそうな資格を履歴書などに書いておくことで、面接の対策もしやすくなるのだと、鈴木さんはいいます。

鈴木さんは大学時代からすでに多数の資格を保有していましたが、就職活動の面接時には、やはり「どうしてこんなに資格を取っているの?」「〇〇ってどういう資格?」などと聞かれることが多かったのだそう。質問の芽をあらかじめ履歴書やエントリーシートに蒔いておくことで、「きっと面接官はこれについて聞いてくるに違いない」と質問内容を想定できるのです。

もちろん、その業界にまったく関係のない資格を書くのはおすすめできませんが、ひとつの “戦略” として、資格欄に資格を忍ばせておくのはアリかもしれませんね。

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各業界におすすめの資格とは?

そして鈴木さんは、それぞれの業界を志望するにあたって勉強・取得しておくべき資格をいくつか挙げてくれました。抜粋して、いくつかご紹介しましょう。なお、★印の数は、難易度や威力の総合的な目安を表しています。

商社・貿易業界編

・貿易実務検定【★★★】
・通関士【★★★★】
・ビジネス実務法務検定【★★★】
・日商簿記検定【★★★】
・中小企業診断士【★★★★】

金融業界編

・銀行業務検定【★★★】
・証券アナリスト【★★★★】
・アクチュアリー【★★★★★】
・FP技能検定【★★★】
・税理士【★★★★】
・BATIC(国際会計検定)【★★★】
・賃金業務取扱主任者【★★】
・事業継承・M&Aエキスパート【★★】

マスコミ業界

・日本語検定【★★】
・ビジネス著作権検定【★★】
・映像音響処理技術者【★★】
・校正技能検定【★★】
・DTPエキスパート【★★】

そのほか、食品業界や旅行業界などについても詳しく解説してくださいました。

思い立ったらすぐに試験スケジュールを確認せよ!

鈴木さんは、「興味がある資格が見つかったら、すぐに試験スケジュールを調べるべきだ」と言います。

たとえばTOEICなどは年10回実施されますが、その他ほとんどの資格試験は、年に1~2回しか実施されません。そして出願締め切りも、試験日の1~2ヶ月に設定されていることがほとんど。いま申し込みしそびれたら、次に受験できるのは1年後、といった事態もありえます。就職活動までの時間が限られている(あるいはすでに就職活動を始めている)大学生にとって、これは非常に大きな痛手です。

もし受験を検討している資格試験があれば、ぜひ今すぐにスケジュールを調べ、出願してみてはいかがでしょうか? 「〇月〇日に試験が迫っている!」という締め切り効果も、あなたの勉強を後押ししてくれることでしょう。

***
資格は、単に履歴書に書くためのものではありません。業界研究や自己分析のための立派な材料になるのです。

就職活動を始めている人も、来年以降に就職活動を控えている人も、まずは自分が志望する業界に関連する資格について調べてみるのはいかがでしょうか? 進路を決めるためのヒントが見つかるかもしれませんよ。

そしてStudyHacker Squareでは、今後もセミナーや講演会を積極的に開催していきます。詳しい情報は、Facebookグループ『StudyHacker Square』にて随時配信していきますので、ぜひグループに参加しておきましょう!

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