Elevator

どれだけ努力しても、いまいち自分に自信が持てない、と感じている人はいませんか。実は私は以前、全く自分に自信が持てないタイプでした。しかし、その性格が災いしてか現役の時の受験に失敗してしまい、今思うと本当に損な性格だったなと思います。今回は、そうならないために、自己肯定感を上げるお話です。

badge_columns_1001711「エレベーターホール問題」

以下の文章を読んでみてください。

あるビルの利用者から、「エレベーターの待ち時間が長すぎる」というクレームが多発し、「改善されないようであれば、引っ越しもやむを得ない」とまで言われています。困ったビルのオーナーは、エレベーターのメーカーを呼んで相談しました。するとメーカーの提案は

・エレベーターを増築する
・エレベーターを最新式のものに入れ替える
・隣のビルと渡り廊下でつないで、どちらのエレベーターも利用できるようにする

など、どれもを時間や予算を要するものばかり。困ったオーナーは従業員に、「何かいいアイデアはないだろうか。このままではテナントが出て行ってしまう。」と相談します。

さて、あなたならどうしますか。

この問題の解決方法として、有名な答えは「エレベーターホールに大きな鏡をつける」というもの。これは、この問題がそもそも「エレベーターの待ち時間」を「長いと感じる」ことが問題であるのに起因しています。つまり、鏡を設置して待ち時間を有意義に使うことで「待ち時間が長い」と感じなくなれば問題は解決する、と考えたのです。結果、数週間以内にクレームは無くなったそうです。

これは「待ち時間を短縮する」という目標だけからは決して出てこない解決方法です。

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badge_columns_1001711問題を見極める

このエレベーターホール問題で学べることは、問題を解決するためには、その問題の本質を見極めることと、多角的な視点を持つことが重要であるということです。同じことが、自己評価に対しても言えるのではないでしょうか。

何かで結果がでなかった時、そこだけ見てどっぷりと落ち込んではいませんか。「結果がでなかった」というのは、「エレベーターの待ち時間が長い、とクレームを受けた」のと同じ状況です。しかし視点を変えてみると、今までできていなかった部分ができるようになっていたり、失敗はしてしまったけれど、注力した点については向上がみられたり、という喜ぶべきことがあるかもしれません。

視野が狭くなりすぎると最初に述べた「自己肯定感の否定」につながりやすくなります。そうなると当然自分に自信がなくなり、「失敗が怖い」とどんどん臆病になって悪循環に。逆に自己肯定感が高ければ、「私なら大丈夫!」という強い思いで切り抜けていくことができるのです。

自分が何かに真剣に取り組んでいる時こそ、違う視点で考えることを心がけてください。「目先の目標としては大学合格だったり昇格かもしれないが、それはそもそも自分が楽しく生きるため一つの手段にすぎない」などと気づくことがあるかもしれません。さらに、「ここは頑張ったな」と自信を持つべきところに気づくかもしれませんよ。

(参考)
「頭の回転を上げる45の方法」 久保憂希也・芝本秀徳著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
問題解決にとって重要なこと
ANGIE【自信がない、失敗が怖い…】「自己肯定感」が低くなる根本原因とは?
Hatena keyword 自己肯定感
DAIAMOND online 自己肯定感があれば、どんな困難にも負けない自立した子に変わる!


京都大学法学部所属。京都教育大学附属高校卒業。高校の頃は生徒会をやりながら模擬裁判選手権で関西大会三連覇を果たす。大学ではよさこい踊りを踊るサークルに所属し、1年中お祭りに参加するために全国を駆け回っている。