やりがいに内容は関係なし?! 脳にやりがいを感じさせる『ピークエンドの法則』

Using laptop

仕事にやりがいを感じているだろうか。

YESと即答できる人は、少ないはずだ。 自分で選んだ仕事とはいえ、毎日のルーティンワークにうんざりしている人も多いはず。

仕事の中身は変えられない。 でも、「仕事の組み立て方」にほんの少し工夫をするだけで、あなたの仕事のやりがいはグンとアップする。

ルーティンワークを淡々とこなすだけでは、効率もパフォーマンスも低下する。 楽しみながら、やりがいを感じながらやれば、生産性だって向上するはずだ。

今日は、科学的知見に基づいた「仕事を楽しむコツ」をご紹介しよう。

badge_columns_1001711人間の脳は、都合がいい。ピーク・エンドの法則とは

やりがい、というのは、実は仕事をしている最中にはあまり感じない。 評価はその最中ではなく、終了した後に行われるのだ。

つまり、仕事のやりがいをUPするには、終わった後に「やりがいがあった」と感じられるようとよい。

ピーク・エンドの法則をご存知だろうか。

これは心理学者ダニエル・カーネマンによって唱えられたもので、「人間は、経験の評価をその絶頂(ピーク)と終わり(エンド)がどうであったかによって行う」という法則だ。

こんな実験が知られている。 まず、2グループに分けた被験者に、同じ時間だけものすごい音量の騒音を聞かせる。その後、一方のグループは実験を終了。もう一方のグループにはすこしマシな騒音を一定時間聞かせ、実験を終了。両方の被験者に不快度の評価を行ってもらう。

するとなんと、最後にマシな騒音を聞かせたグループの方が、「不快でなかった」と答えたそうだ。

不快な音を聞かされた時間でいえば、より長いはずなのに。人間は、振り返ったとき、「最後がどうだったか」で判断してしまうのだ。

Pretty attractive female entrepreneur

badge_columns_1001711楽しめる作業は、最後に持ってくるべし。

ピーク・エンドの法則を仕事に応用しよう。

まずはエンド。同じ仕事をするのでも、比較的楽しかったり、ラクだったり、やりがいを感じられる作業は、1日の終わりに持ってこよう。

最後の最後に怖い上司への報告だったり、厄介な案件を残しておくと、それだけでその1日の評価はダウンしてしまう。データ入力などの単純作業、企画のアイデア出しなどの楽しい作業で1日を終える。後で振り返ったとき「いい1日だった」と感じられるのだ。

たとえ時間を多少オーバーしてしまっても、イヤな作業で終えるよりはマシ。1日の最後は、何がなんでも良い印象で終わるようにするべし。

badge_columns_10017111日のピークを意識して作るべし。

次はピーク。全体で見てイマイチな旅行でも、1日だけ飛び抜けて楽しいと思う出来事が起きれば、人間は「楽しかった」と感じてしまうのだ。

だから、1日の仕事には意識してピークを作ろう。

とくにやりがいを感じられるような作業、楽しいと感じられる作業を組み込むのだ。 そうすることで、たとえ1日のうち他の作業が気の滅入るものだとしても、後から振り返れば「楽しい」と思える。

仕事にアップダウンをつけることで、やりがいなんて簡単に捏造できるのだ。

***

いかがだろうか。

仕事の順番を変えたり、意識してアップダウンをつくるだけ。

それだけであなたの脳は「楽しかった!」「やりがいに溢れてる!」と勘違いしてくれるのだ。

参考 weblio辞書|ピーク・エンドの法則 


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。

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