勉強するとき、目標を決めた直後は頑張れても、最後までやる気が続かないという人はいませんか?

やる気が持続できない理由はいくつか考えられますが、なかでも多くの人にあてはまるのは「なかなか結果が出なくて挫折してしまうから」というものではないでしょうか。

モチベーションを持続させるためには、「目標を見失わないこと」「着実に目標に近付いていることを実感できること」「結果に結びつかなくても、自分の頑張りが目に見えて分かること」が重要です。この3点を満たした、とっておきの勉強法を紹介します。

「目標を明記し、目標までの経過を記録し続ける」勉強法

挫折することなくやる気を持ち続ける勉強法。それは、目標に向けて勉強した内容を「記録」していくことです。では、記録の付け方について、順を追って説明していきます。記録をつけたグラフの例も画像で紹介しますので参考にしてください。

まずは、記録をつけるための用紙づくりから始めます。

1. 目標を明確にする。

最初に、目標を明確にしましょう。目標があいまいなままでは、途中で目標自体を見失ってしまったり、どの時点が目標達成となるのかが分かりにくかったりします。ですので、数値や量で見える目標を立てることを意識してみてください。

例えば、「TOEICで860点取る」「今年中に○○検定××級に合格する」といったように、誰が見てもわかるレベルの具体的な目標を立てましょう。

この最終目標がぶれないことが大切。目標次第で何をするべきなのかが決まってきますし、勉強経過を記録する上でも、最終地点が明確であることが重要になってきます。

2. 紙に横一本の線を引く。

そして、目標設定ができたら、紙の上に横向きに一本の矢印を引いてみましょう。矢印の先端に、さきほど決めた目標を書いておきます。これからこの紙に勉強記録をするとき、毎回目標を確認することになります。目標を見失うことはもうありません。

大きな目標ほど、続けていくのは大変なもの。現在位置と、目標との間には、通過点の目安となる小目標をたくさん設け、刻んでおきましょう。また、「760点到達でハーゲンダッツを食べる」「800点到達で遊園地に行く」というように、達成した時のご褒美を設けておけばモチベーションも上がります。

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記録のつけ方

記録用の用紙が作れたら、早速、勉強記録を始めましょう。

3. 勉強の経過、到達レベルを記録する。

勉強を開始したら、レベルに到達するごとに印をつけます。実際にそのレベルに達した時はもちろんですが、努力が結果に結びつかなかったときでも、勉強したという事実は記録に残しましょう。例えば、2時間勉強したら印を1つつける、といった具合です。

記録の付け方は、このような感じです。

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この例では、TOEICの現状点数700点の人が、860点を目標に勉強しています。勉強時間をニコニコマーク、到達回数をハートマークで記録し、2時間勉強するごとに1つニコニコマークをつけます。

問題集の模試を解いてみたら730点しか取れなかったような場合でも、「730点レベルには到達した」という意味で、730点のところに印をつけます。そして、次の模試でもやっぱり730点しか取れなかった、もしくは点数が下がってしまったなら、同じく730点のところで、縦方向に、勉強したという印だけは加えておくのです。こうするとX軸Y軸のようなグラフになりますね。

そして、勉強を重ねて760点レベルに到達したら、グラフのX軸を右に移動して760点のところに印をつけます。到達回数をカウントする際は、本番試験、自学での模擬試験の両方を記録していきましょう。本番と模擬で印を変えてみてもいいかもしれません。

このように印をつけていくと、目標に近づくにつれ、印の数が増えていきます。小学生の時のラジオ体操カードやなわとびカードを思い出してみてください。頑張れば頑張るほどシールなどが増えていって、もっと頑張ろうと思えましたよね。勉強記録もこれと同じです。印が増えるほど頑張っている実感がわきますし、横方向を見れば目標に近づいていることがわかり、やる気につながります。モチベーションを維持するために、目に見える形で記録するというのは有効なのです。

また、成長が伸び悩んでいるときでも、勉強したという事実は印として残していますから、頑張った時間量が目に見えて分かります。成績の停滞期に多くの人がつまづいてしまうのは、頑張っても頑張っても成果が出ず、むなしい気持ちに襲われてしまうから。勉強時間や勉強回数といった努力量も、忘れずに記録してください。これだけ頑張っているという自信が生まれますよ。

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目標達成まで頑張りが持続する、そんな記録のつけ方を紹介しました。

私は、センター試験の英語の点数が思うように伸びず、勉強する気さえ失せていたとき、この方法を使ってとりあえず勉強するようにしました。すると、自然と勉強時間が増えていったのです。上のグラフの例の記録はシンプルにしてありますが、どんどん自分流にアレンジして、モチベーションアップと勉強の継続に役立ててみてください。

(参考)
永谷研一著(2016),『1日5分 「よい習慣」を無理なく身につける できたことノート』,クロスメディア・パブリッシング.
HappyLifeStyle|結果を目に見える形にすると、やる気が出る。
日経Bizアカデミー|【日経文庫ビジュアル】部下のやる気を引き出すコーチング 第3回 目標の設定と現状の確認