みなさんはプレゼンを行うとき、何を意識していますか? 構成、資料、アイコンタクト。意識する点は数多く存在していますが、「姿勢」について考えている方はあまり多くないのではないでしょうか。ですが、背筋を伸ばし、胸を張ってプレゼンすると様々なメリットが得られるんです。 今回は姿勢良くプレゼンをすることについて紹介したいと思います。
メリットその1 声がよく届く
プレゼンにおける良い姿勢のメリット、その1つ目は通る声で話せるということです。 プレゼンは自分の考え・提案を人に伝え、納得してもらうために行いますよね。つまり、自分の声が相手に届かなければ、何も始まらないということです。 声優の平野文さんによれば、良い声は良い姿勢からでるとのこと。姿勢をよくするとお腹から声が出るようになるので、通るいい声が出るんですね。 プレゼンではその場にいるすべての人に、声が届いていなければなりません。姿勢よくお腹から声をだす意識を持てば、内容がよく伝わるのではないでしょうか。
メリットその2 説得力が増す
姿勢をよくする2つ目のメリット、それは自分が自信を持っているようにふるまえるということです。 「胸を張る」という言葉の意味が「自信を持つ」ことであるように、自身の有無と姿勢は関係しています。確かに、姿勢のいい人はどことなく自信があるように見えますよね。 でもどうして自信があるように見えることがプレゼンにとって大事なのでしょう? 実は、自信をもって話すことで説得力が上がるという研究結果があるんです。カーネギーメロン大学のドン・ムーアさんが発表した研究結果によると、人は他人を信じるとき、正確性より自信を重要視するのだそう。 プレゼンでは考えを伝え、納得してもらわなくてはなりません。自信があるといった風に胸を張ってプレゼンすると、理解を得やすいかもしれませんよ。
メリットその3 自信が持てる
胸を張るという行動には、相手を説得しやすくなること以外のメリットもあるんです。 仁王立ちなどのポーズ(ハイパワーポーズと呼ばれています)をとることでストレスが軽減され、自信を持ちやすくなり、逆に猫背などの姿勢(ローパワーポーズ)では、内気になり、ストレスを感じやすくなるのだそう。
ハーバード大学ビジネススクールのエイミー・カディ氏が他の研究者と共に行った実験では、個室で2分間「ハイパワーポーズ」を行った被験者は、テストステロンが20%増加、コルチゾールは25%減少しました。逆に「ローパワーポーズ」を行った被験者は、テストステロンが10%減少し、コルチゾールは15%も増加したとのことです。
引用元(ヘルスケア大学|面接・プレゼン前に緊張したら?ハーバードビジネス流「デキる人」になる方法http://www.skincare-univ.com/article/010089/) テストステロンは不安を軽減し、やる気を引き出してくれるホルモンで、コルチゾールはストレスの指標になるホルモンです。 背筋を伸ばして胸を張れば、堂々とプレゼンしやすくなるのではないでしょうか。
姿勢とプレゼン。あまり関わりのなさそうな2つですが、姿勢を正せばもっと説得力のあるプレゼンができるかもしれません。ちょっとした意識で変わるものなので、姿勢が悪いなあと感じた方は、意識してみてはいかがでしょうか。
(参考) アニメ暮らし|趣味どきっ!アニメ声優塾6話感想!姿勢を良くしてモテ声に? SEO Japan|疑う人を説得させる17通りの心理操作術 OG english|一瞬で自信がつく方法:ハーバード大学エイミー・カディの「力のポーズ」 ヘルスケア大学|面接・プレゼン前に緊張したら?ハーバードビジネス流「デキる人」になる方法