毎日が似たような仕事の繰り返し。業務に慣れてきて成長の実感が得られない。入社・異動・転職などの環境変化があったとしても、1年や2年も経過してしまえば、このような感覚に悩まされることも決して少なくはないはずです。
この状態を “安住” ととらえて守ろうとするのか、“次へのステップ” ととらえて自ら行動を起こすのか。ちょっと迷っているのならば、リクルートの創業者がつくった「元社訓」に触れてみませんか?
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元社訓 自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
1960年、江副浩正が「大学新聞広告社」として創業した、人材派遣、販促メディア、人材メディアなどのサービスを手掛ける大企業。「元社訓」は1968年に江副によってつくられました。東大受験時に英語より受験生が少なく問題も易しかったドイツ語を選択したり、大学卒業間もない23歳にして起業したりするなど、常に周囲とは異なる道を歩んできた江副浩正らしいこの言葉は、いまでも多くのリクルート社員のアイデンティティとして息づいています。
*** “安住” も “挑戦” も人次第。でも私たちは、現状よりも高いレベルに果敢に挑み、それを乗り越えたときにこそ、成長できるはずです。
まずは、自らが創り出せそうな「機会」を探してみることから始めてみませんか?
※この連載コラムは、2016年に刊行された『今日から実践! できる企業に学ぶ仕事のオキテ』(セブン&アイ出版)を、当サイト向けに加筆修正したものです。
